車種紹介 2025年3月19日

RAV4の燃費はどれくらい?ガソリン車、ハイブリッド車、PHEVを徹底比較

大きな車は空気抵抗があり、燃費は悪そうなイメージを抱いている方も多いのではないでしょうか。RAV4はグレードによって、プラグインハイブリッド車もある環境に優しい燃費性能に優れたモデルです。

この記事では、RAV4の燃費性能にフォーカスをあてて詳しく紹介します。また、RAV4のライバル車との燃費比較や、RAV4をお得に手に入れる方法についても解説します。RAV4の購入をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

RAV4の燃費は悪い?グレード・パワートレイン別比較

RAV4

RAV4の燃費は、選択するパワートレインやグレードによって異なります。ここでは、市街地モード、郊外モード、高速道路モードでの燃費をカタログ値ベースで比較し、それぞれの特徴を解説します。

低燃費×高性能な2.5L ハイブリッド車

RAV4の2.5Lハイブリッド車は、ガソリンエンジンとモーターを組み合わせたパワートレインが特徴です。このシステムにより、高い燃費性能を実現しながら十分なパワーも確保しています。

 

WLTCモード
(km/L)

市街地モード
(km/L)

郊外モード
(km/L)

高速道路モード
(km/L)

Adventure

20.3

17.9

22.4

20.1

G

20.6

18.1

20.7

X

ハイブリッド車は、とくに市街地での燃費が良好です。信号待ちや低速走行時にはエンジンを停止し、モーターのみで走行できます。また、高速道路モードでもガソリン車と比較して、優れた燃費を発揮することが特徴です。

車両価格はガソリンモデルよりも高額ですが、維持費を加味すると長距離移動の多い方にはハイブリッド車の方がお得だと言えるでしょう。

コスパ◎2.0L ガソリン車

RAV4の2.0Lガソリン車は、購入価格を抑えたい方におすすめです。排気量2,000㏄のエンジンは、必要十分なパワーを持ちながら、燃費性能も一定の水準を満たします。

 

WLTCモード
(km/L)

市街地モード
(km/L)

郊外モード
(km/L)

高速道路モード
(km/L)

Adventure

15.2

11.5

15.3

17.5

G”Z package”

G

15.5

17.4

Z

ガソリン車は、ハイブリッド車に比べて初期コストが低い点が魅力です。また、駆動方式やグレードによる差も大きく、ニーズに応じて選択肢が広がります。ただし、市街地での燃費性能はハイブリッド車に劣る場合が多いです。

普段あまり車を使用しない方にとっては、ハイブリッド車のお得感を感じにくく、維持費による安さで購入時の差額を超えるまでも時間がかかることが予想されます。

パワフルで環境に優しい2.5L プラグインハイブリッド車(PHEV)

RAV4のPHEVは、エンジンとモーターの両方を搭載し、充電による電力走行も可能な点が特徴です。とくに短距離の通勤や買い物が多い方には大きなメリットがあります。

ハイブリッド燃料消費率(km/L)

グレード:Z

WLTCモード

22.2

市街地モード

20.5

郊外モード

23.0

高速道路モード

22.5

電力消費率(Wh/km)

グレード:Z

WLTCモード

155

市街地モード

125

郊外モード

133

高速道路モード

171

PHEVは、電力のみでの走行が可能なため、短距離移動では圧倒的な燃費性能を誇ります。充電設備が自宅や近隣にある場合、そのメリットを最大限に活かすことができます。ただし、価格帯が高めである点がデメリットです。

EV車は2025年現在だと購入時に補助金が受けられます。補助金は予算に達した時点で終了すると言われているため、EV車の購入を検討中の方は要チェックです。

人気グレードのRAV4 Adventure

Adventureグレードは、アウトドア志向の方に特に人気です。悪路走行を想定した装備が充実しており、タフな使い方にも対応しています。燃費性能は、ハイブリッドやPHEVに劣るものの、全体的なバランスの良さが魅力です。

 

WLTCモード
(km/L)

市街地モード
(km/L)

郊外モード
(km/L)

高速道路モード
(km/L)

2.0Lガソリン車

15.2

11.5

15.3

17.5

2.5Lハイブリッド車

20.3

17.9

22.4

20.1

Adventureはガソリンモデルもハイブリッドモデルもありますが、PHEVモデルはないため注意が必要です。

Adventureだからといって、ほかのグレードよりも極端に燃費が悪いわけではありません。燃費は気にせずに、自分の好きなグレードを選ぶことをおすすめします。

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RAV4の実燃費とカタログ燃費の違い

RAV4

RAV4のカタログ燃費は、理想的な条件下でのテスト結果に基づいています。一方、実燃費はドライバーの習慣や道路状況、天候、荷物の量など、さまざまな要因によって影響を受けます。

一般的には実燃費の方が、カタログ燃費よりも数値が悪くなってしまいます。同じドライバーでも、運転する道や運転しているときの気持ち(のんびりとした気持ちや焦っている気持ち)によっても実燃費は違ってくることがポイントです。

カタログ燃費

15.2km/L

実燃費

11.75km/L

上記の表は、2.0Lガソリン車の数値で比較しています。この程度の数値の誤差であれば、許容範囲内と考える方が多いでしょう。

 

RAV4が多才なSUVと呼ばれる理由

RAV4

RAV4は、その多用途性と優れた性能から「多才なSUV」として広く知られています。

ここからは、RAV4が「多才なSUV」と呼ばれる理由について、いくつかの観点から解説します。

街乗りでもアウトドアでも活躍

RAV4は、日常の街乗りから週末のアウトドアアクティビティまで幅広く対応できる性能を備えています。

都市部では取り回しの良さと燃費性能が魅力であり、とくにハイブリッドモデルは低燃費と静粛性を兼ね備えています。

一方で、オフロード性能にも優れ、本格的な四輪駆動システムと高い最低地上高から、未舗装路や山道でも安定した走行が可能です。

さらに走行モードの切り替え機能があり、路面状況に応じて最適なトラクションを確保できます。

都市部の快適なドライブから、キャンプやスキーなどのアウトドアシーンまで幅広く対応できるため、多用途なSUVとしての評価が高いです。

広々とした室内空間

RAV4は、クラスを超えた広々とした室内空間を持つことも大きな魅力のひとつです。前席はゆとりのあるレイアウトが施され、ドライバーの視界が広く確保されていることから長距離運転でも快適に過ごせます。

後席も足元スペースが十分に確保されており、大人が座っても窮屈さを感じません。また、リクライニング機能が備わっているため後席に座る人も快適な姿勢で移動できます。

さらにラゲージスペースも広く、通常時でも約580Lの容量を確保。後席を倒せば、荷物の多いキャンプやアウトドアアクティビティでも十分な収納力を発揮します。

多くの荷物を積んでも車内空間が狭くならない点も、RAV4が実用的なSUVとして人気を集める理由のひとつです。

乗り心地も抜群

SUVはほかのタイプの車よりも乗り心地が硬めになってしまいがちですが、RAV4は快適性にも優れていることがポイントです。

サスペンションの設計が工夫されており、路面の凸凹をしっかり吸収することで振動を最小限に抑えています。

とくにハイブリッドモデルはエンジン音が静かで、低速時にはモーター走行が可能です。市街地でも滑らかな乗り心地を感じられるでしょう。

また、シートのクッション性も高く、長距離ドライブでも疲れにくい設計が施されています。さらに、ステアリングの操作性もスムーズで、高速道路でも安定したハンドリングを実現します。

どのようなシーンでも快適な乗り心地を維持できることが、多くのドライバーに支持される理由にひとつです。

先進の安全機能を搭載

RAV4は、安全性能においても優れた技術を採用しています。トヨタの先進安全技術「Toyota Safety Sense」が全車に標準装備されており、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、レーダークルーズコントロールなど、多様な安全機能を搭載しています。

これによって、万が一の事故リスクを低減し、ドライバーの負担を軽減します。また、ブラインドスポットモニターやリヤクロストラフィックアラートなどの機能も備わっており、駐車時や車線変更時の安全性も向上しています。

とくに最新モデルでは360度カメラシステムも搭載されており、狭い道や駐車場でも安心して運転が可能です。これらの先進技術によって、RAV4は家族連れや長距離ドライバーにも適した車だと言えるでしょう。

 

RAV4とライバル車との燃費比較

RAV4のライバル車には、日産が生産・販売するエクストレイルや、ホンダが生産・販売するZR-Vがあげられます。
どれもボディタイプはSUVで、走行性能を重視したい方から支持を集めていることがポイントです。
 

RAV4

エクストレイル

ZR-V

WLTCモード

20.6

19.7

22.1

市街地モード

18.1

17.3

19.7

郊外モード

22.4

21.7

24.7

高速道路モード

20.7

19.7

21.7

上記の表は、それぞれハイブリッド車で比較しています。数字で見るとこの中で最も燃費性能に優れているのは、ZR-Vです。

これは、3車種のなかで一番車両重量が軽く、空気抵抗が少ないことが要因ではないかと考えられます。

どれもにしては良い数値であることから、燃費性能以外のポイントで比較・検討することがおすすめです。

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RAV4の燃費向上テクニック

RAV4

RAV4の燃費を最大限に引き出すには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。

少しいつもよりゆっくりアクセルを踏んだり、早い段階からブレーキを踏むことを意識するだけでも、燃費の結果は変わってくるでしょう。

ここからは、RAV4の燃費を向上させるコツについて詳しく紹介します。

エコドライブを心がける

RAV4の燃費を向上させるためには、エコドライブの実践が不可欠です。急発進や急加速を避け、できるだけ穏やかなアクセルワークを意識することで、エンジンの無駄な負担を減らし燃費を改善できる。

とくにハイブリッドモデルでは、低速域でモーター走行を活用し、できるだけエンジンの稼働を抑えることが重要です。

また、一定速度を保つことも燃費向上に貢献するため、高速道路ではレーダークルーズコントロールを活用し、無駄な加減速を減らすことが効果的です。

さらに燃費の向上に良いとされているアイドリングストップも、使用環境によっては返って燃費を悪くしてしまいます。信号が多く、頻繁に止まったり走ったりを繰り返している場合は、エンジンを始動させる頻度が多くなり、より多くのエネルギーを消耗します。

機能を上手く利用しながら、エコな運転を意識することでRAV4の燃費性能を最大限に引き出すことが可能です。

定期的にメンテナンスをする

燃費を維持して向上させるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。とくにエンジンオイルの交換は重要で、適切な粘度のオイルを使用することでエンジンの摩擦抵抗を抑え、スムーズな燃焼をサポートします。

また、エアフィルターの清掃や交換も必要で、詰まりが発生するとエンジンの空気供給が妨げられてしまい、結果的に燃費の悪化につながります。

さらに低燃費を意識するのであれば、タイヤの状態も重要です。タイヤの空気圧が不足すると、転がり抵抗が増え、エネルギー消費が大きくなることから月に一度はチェックしておくことを推奨します。

加えてブレーキの点検も重要で、引きずりが発生していると燃費が低下する原因となります。これらの基本的なメンテナンスを徹底することで、RAV4の燃費を長期間良好な状態に保つことができる。

使用用途にあったグレードを選ぶ

RAV4にはさまざまなグレードが用意されており、用途に適したモデルを選ぶことも燃費向上につながります。例えば、市街地走行が中心のユーザーには、ハイブリッドモデルがおすすめです。

とくに信号待ちや渋滞の多い環境では、EVモードの活用によって燃料の消費を抑えられます。

一方で、アウトドアや悪路走行を頻繁に行う場合には、四輪駆動モデルが適しているが、必要がなければFFモデルを選択することで燃費を向上させることが可能です。

また、オールテレーンタイヤやルーフキャリアなどの装備は、空気抵抗や重量増加を招き、燃費に影響を与えるため、不要なアクセサリーを減らすことも燃費をよくするためのひとつの手段です。

自信のライフスタイルに適したグレードを選ぶことで、燃費の良さを活かすことができるでしょう。

 

RAV4の燃費に関するQ&A

RAV4

RAV4の購入を検討していても、疑問に思っていることがあるとなかなか購入には踏み切れませんよね。後悔しないためにも、分からないことはすべてクリアにしておくことが重要です。

ここからは、RAV4の燃費に関するよくある質問を、回答と併せて紹介します。

RAV4 PHEVの特徴は?

RAV4のPHEVは、トヨタのハイブリッド技術をさらに進化させたプラグインハイブリッドモデルです。エンジンと、モーターを組み合わせることで、圧倒的な加速性能と高い燃費効率を実現しています。とくに、バッテリーの容量が大きく、EV走行でも長距離をカバーできる点が魅力です。
日常的な通勤や普段の買い物程度であれば、ほぼ電気の力だけで走行ができます。これによって、ガソリン消費を大幅に抑えることが可能です。また、ハイブリッド走行時の燃費性能にも優れており、長距離ドライブでも安心して利用できることがポイントです。

燃費性能の高さを重視するなら?

燃費性能を重視するのであれば、RAV4のPHEVが最適です。とくに電力のみでの走行が可能なEVモードを多用することで、ガソリン消費を抑えつつ経済的に利用できます。
また、充電設備の有無によって燃費効率が大きく変わるため、自宅や職場での充電環境を整えておくことが重要です。
さらに、エコな運転を意識することでハイブリッド走行時の燃費も向上させられます。例えば、急加速を避けて安定したスピードで走行することや、ブレーキを穏やかに使うことで回生ブレーキの効率を高められます。
燃費を意識した運転を心がけることで、RAV4 PHEVのポテンシャルを最大限に引き出すことができるでしょう。

 

RAV4の購入は新車?それとも中古車?

RAV4

RAV4に限らず、車の購入を考え始めたら、まず悩むポイントが「新車にするか、中古車にするか」といったところではないでしょうか。中古車と新車それぞれに異なるメリット・デメリットがあり、どちらが良いかは個人によってさまざまです。

以下に新車と中古車の特徴をまとめました。

新車

・新車ならではの満足感
・メーカーオプションが自由に付けられる
・在庫販売ではないため自分のタイミングで契約できる

中古車

・新車よりも安く購入できる
・既に生産終了してしまった過去の車も選択肢に入る
・納車が早い

それぞれの特徴を理解して、自分に合った車を見つけましょう。

 

RAV4がお得に手に入る登録済未使用車とは?

登録済未使用車とは、生産されて既に車検証の発行など、登録業務が行われた車で、まだ誰も使用していない未使用の状態であることが特徴です。新車のキャンセルがあったり、ディーラーが販売ノルマ達成のために購入者が架空のまま注文したりすることで登録済未使用車が生まれます。

誰も使用していないことから車内にはまだ新車の香りが残っていて、なかには座席シートにビニールがかけられた状態のものもあります。

とてもキレイな状態ですが、書類上は中古車扱いになってしまうため、新車よりも数十万円安い金額での購入が可能です。

登録済未使用車は人気が高く、市場に出回る数は少ないことから、自分が探している車種・グレード・ボディカラーの条件が合う車を見つけるのはなかなか困難です。

もし、偶然希望条件に当てはまる登録済未使用車を見つけられたら、ラッキーとも言えるでしょう。

  

RAV4をお探しの方は車の森へご相談ください!

RAV4は、ガソリン車とハイブリッド車、さらにPHEV車とタイプが豊富にあり自分の希望条件に合わせたモデルが選べます。燃費性能を重視するのであれば、ハイブリッド車やPHEV車がおすすめです。

車の森では、国内オールメーカー全ての自動車を取り扱っており、メーカーの異なる車を1店舗で比較ができることが魅力です。また、車の森のスタッフは、どちらかのメーカーに偏らず、中立的な立場で車に違いを説明できます。

新車も取り扱っているので、中古車と悩んだ末に「やっぱり新車にしたい」という時にも対応可能です。豊富な在庫と専門的な知識を持つスタッフが揃っているため、安心して相談することができるでしょう。

皆さまからのお問い合わせ・ご予約を心よりお待ちしております。

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画像引用・出典

トヨタ(RAV4

 

この記事を書いた人
営業
森田龍太朗
Ryutaro Morita
ヨシダオートサービスに入社して7年目。整備士を経て現在は営業や仕入れの業務をしています。 ブログ記事を通して自動車販売店独自の目線でお客様にお得でタメになる情報をお届けしていきます。 資格としては自動車整備学校にて二級自動車整備士を取得しております。