車中泊をする際に重要となるのが、後部座席がフルフラットになるかどうかです。
フルフラットな床を作り出せる車種を選べば、車中泊がとても快適になります。
この記事では、車中泊に適した車種の選び方や、タイプ別のおすすめ車種、また車中泊時の注意点や便利アイテムなどをご紹介します。
後部座席がフルフラットになる車の魅力とは?
後部座席がフルフラットになる車の魅力についてご紹介します。
フルフラットになる車とは?
フルフラットになる車とは、後部座席を倒して座席とトランク部分を水平にし、一枚のフラットな空間を作り出せる車を指します。
この機能により、車内での就寝や荷物の収納が快適に行えます。アウトドア愛好者や長距離ドライバー、さらには緊急時の避難場所としても活用できるため、幅広い場面で役立ちます。
主な特徴と魅力
フルフラット車が支持される理由には以下の特徴があります。
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▶車中泊が快適
段差が少ないフラットな空間は、車内での就寝を快適にします。布団やマットを用意すれば、家と同じような快適さを体感できます。 -
▶スペースのアレンジが自由自在
リアシートを倒すだけで広い空間が確保できるため、用途に応じたアレンジが可能です。 -
▶アウトドアシーンでの活躍
キャンプや釣りなど、アウトドアを楽しむ際に荷物の収納や休憩スペースとして大いに役立ちます。
車中泊に最適!フルフラットになる車の選び方
フルフラット車を選ぶ際は、目的や利用シーンに合ったモデルを選ぶことが重要です。以下のポイントを基準にすると、選びやすくなります。
車内スペースの広さで選ぶ
広い車内スペースは車中泊を快適にする重要な要素です。
特に、シートをフルフラットにした際の段差が少なく、2人分の就寝スペースを確保できる車種が理想的です。リアスペースのサイズを確認し、自分の利用シーンに合ったモデルを選びましょう。
乗車人数で選ぶ
家族旅行やアウトドアでは乗車人数が重要です。
4〜5人乗りのミニバンやSUVは、多人数での移動と荷物の積載を両立できます。一方、軽自動車やコンパクトカーは2人での利用に適しており、効率的な活用が可能です。
燃費性能で選ぶ
長距離移動を伴う車中泊では燃費性能も重要です。特にハイブリッドモデルや軽自動車は、燃料代を抑えつつ快適なドライブが可能です。
機能性の高さで選ぶ
AC電源や収納スペースなどの便利な装備が充実している車種を選ぶことで、アウトドアや車中泊の利便性が向上します。専用グッズや車中泊向けのアクセサリーが多い車種もおすすめです。
【ミニバン・ワンボックス】フルフラットになる車おすすめ4選
ファミリーに人気の高いミニバン・ワンボックスカーでフルフラットになる車をご紹介します。
トヨタ/アルファード
画像引用▶トヨタ/アルファード
基本スペック | |
全長×全幅×全高㎜ | 4,995×1,850×1,935 |
室内(長×幅×高)㎜ | 3,005×1,660×1,360 |
車両重量㎏ | 2,060~2,230 |
乗車定員 | 7名 |
アルファードは高級感と快適性を兼ね備えた人気車種で、シートアレンジにより広いフルフラットスペースを実現。アウトドアでもラグジュアリーな車中泊が楽しめます。
おすすめポイント
o 高品質なシートやトリムを使用した内装o シートを倒して広大なスペースを確保できる
o リセールバリューが高い
ホンダ/ステップワゴン
画像引用▶ホンダ/ステップワゴン
基本スペック | |
全長×全幅×全高㎜ | 4,800~4,830×1,750×1,840~1,855 |
室内(長×幅×高)㎜ | 3,005×1,660×1,360 |
車両重量㎏ | 2,060~2,230 |
乗車定員 | 7名 |
ステップワゴンはコンパクトながら広い車内を持ち、就寝や収納スペースを十分に確保できます。シートの段差が少なく、快適な車中泊を提供します。
おすすめポイント
o 大きな窓と低床設計による解放感のある室内空間o ミニバンながらシャープで洗練されたデザイン
o ハイブリッドモデルでは経済性とパワフルな走行性能を両立
トヨタ/ハイエース バン
基本スペック | |
全長×全幅×全高㎜ | 4,695~5,380×1,695~1,880×1,980~2,285 |
室内(長×幅×高)㎜ | 3,000~3,540×1,520~1,730×1,980~2,285 |
車両重量㎏ | 1,910~2,130 |
乗車定員 | 2~6名 |
商用車としても人気のハイエースは、広大な車内スペースが最大の特徴です。
シートをフルフラットにしマットなどを敷くと、簡易的なベッドルームに早変わり。
4人家族での車中泊でも余裕があります。
おすすめポイント
o 長さ2.5m以上のフラットスペースを確保o カスタムパーツが豊富で車内アレンジが自在
o 荷物を積んでも快適な就寝空間を維持
日産/NV200 バネット
▲2人乗り仕様
画像引用▶日産/NV200 バネット
基本スペック | |
全長×全幅×全高㎜ | 4,400~4,410×1,695×1,850~1,855 |
室内(長×幅×高)㎜ | 1,900×1,500×1,315~1,365 |
車両重量㎏ | 1,270~1,430 |
乗車定員 | 2~7名 |
コンパクトサイズのワンボックスカーで、都市部の駐車場にも適した車種です。
2人乗り仕様ではフラットな荷室が、荷物を積むのにも車中泊するのにもぴったりな空間です。
おすすめポイント
o 街乗りとアウトドアの両方に対応可能o 荷室の高さがあり、キャンプギアも余裕で収納
o 燃費性能が高く、経済的なドライブを実現
【コンパクトミニバン】フルフラットになる車おすすめ3選
小回りが利く、コンパクトミニバンのフルフラットになる車を3車種ご紹介します。
トヨタ/シエンタ
画像引用▶トヨタ/シエンタ
基本スペック | |
全長×全幅×全高㎜ | 4,260×1,695×1,695~1,715 |
室内(長×幅×高)㎜ | 2,030~2,545×1,530×1,300 |
車両重量㎏ | 1,270~1,370 |
乗車定員 | 5~7名 |
トヨタの人気コンパクトミニバンで、使い勝手の良いシートアレンジが魅力です。
リニューアルモデルでは燃費性能も向上し、日常使いにも最適。
おすすめポイント
o シートを倒せば平坦なスペースが作れ、2人での車中泊に十分な広さo スライドドアで乗り降りがしやすく、荷物の積み下ろしもスムーズ
o コンパクトサイズなので、狭い道や駐車場でも扱いやすい
ホンダ/フリード
画像引用▶ホンダ/フリード
基本スペック | |
全長×全幅×全高㎜ | 4,310×1,695~1,720×1,755~1,780 |
室内(長×幅×高)㎜ | 1,935~2,645×1,470×1,270~1,280 |
車両重量㎏ | 1,370~1,580 |
乗車定員 | 5~7名 |
ファミリー向けのコンパクトミニバンで、最大7人乗り仕様も選択可能。
シートアレンジの自由度が高く、フルフラットにすることで快適な車中泊が楽しめます。
おすすめポイント
o 後部座席を倒すだけで、フラットスペースが簡単に確保できるo 燃費性能に優れ、長距離ドライブにも最適
o 車内が広く、ファミリーでの利用にぴったり
スズキ/ソリオ
画像引用▶スズキ/ソリオ
基本スペック | |
全長×全幅×全高㎜ | 3,790×1,645×1,755~1,745 |
室内(長×幅×高)㎜ | 2,500×1,420×1,365 |
車両重量㎏ | 960~1,050 |
乗車定員 | 5名 |
スズキの軽量コンパクトミニバン。軽やかな走行性能と広い車内が特徴です。
小型ながらフルフラット機能で車中泊にも対応できます。
おすすめポイント
o 小回りが利くため、使途部や山道でも運転しやすいo 室内高があるため、荷物の積載に便利
o アウトドア初心者にも扱いやすい車種
【SUV】フルフラットになる車おすすめ3選
世界的に人気の高いSUVの、フルフラットになるおすすめ車種はこちらです。
マツダ/CX-80
画像引用▶マツダ/CX80
基本スペック | |
全長×全幅×全高㎜ | 4,990×1,890×1,705~1,710 |
室内(長×幅×高)㎜ | 2,650×1,550×1,211~1,233 |
車両重量㎏ | 1,990~2,210 |
乗車定員 | 6~7名 |
マツダの6~7人乗りSUVで、シートをフルフラットにすると大人2人が快適に寝られるスペースを確保できます。
都会的なデザインと高い機能性が魅力。
おすすめポイント
o 2列目、3列目を格納でき、広大なスペースを確保可能o 荷室の使い勝手が良く、キャンプ道具も簡単に収納
o ディーゼルエンジン仕様で燃費が良い
トヨタ/ランドクルーザー 250
画像引用▶トヨタ/ランドクルーザー250
基本スペック | |
全長×全幅×全高㎜ | 4,925×1,940~1,980×1,925~1,935 |
室内(長×幅×高)㎜ | 2,685×1,600×1,190 |
車両重量㎏ | 2,240~2,410 |
乗車定員 | 5~7名 |
ランドクルーザー250はランドクルーザープラドの後継として高い走破性を誇り、アウトドア愛好者に支持される一台です。
フルフラットシートで大人2人がゆったり眠れる広さを提供。
おすすめポイント
o 高さと幅のある車内空間o 悪路での安定感が抜群で、キャンプ場までのアクセスも安心
o 無駄を削ぎ落としたエクステリアデザインと機能的なインテリア
日産/エクストレイル
▲オプション:ラゲッジフルカバー装着時
画像引用▶日産/エクストレイル
基本スペック | |
全長×全幅×全高㎜ | 4,660~4665×1,840×1,720 |
室内(長×幅×高)㎜ | 1,980~2,530×1,540×1,255 |
車両重量㎏ | 1,740~1,890 |
乗車定員 | 5~7名 |
日産の中型SUVで、車内アレンジが豊富。リアシートを倒し、写真のようにラゲッジフルカバー(ディーラーオプション)を装着するとフラットスペースが確保でき、段差が無く車中泊も快適に過ごせます。
おすすめポイント
o e-POWERシステムでパワフルかつ効率的な走行o アウトドアから街乗りまで幅広く活躍
o 最新の運転支援システム「プロパイロット」の搭載で長距離移動も楽々
【軽自動車】フルフラットになる車おすすめ4選
日常使いに便利な軽自動車の、フルフラットになる車をご紹介します。
ホンダ/N-BOX
画像引用▶ホンダ/N-BOX
基本スペック | |
全長×全幅×全高㎜ | 3,395×1,475×1,790~1,815 |
室内(長×幅×高)㎜ | 1,830~2,125×1,350×1,400 |
車両重量㎏ | 910~1,030 |
乗車定員 | 4名 |
軽自動車の中で最大級の室内空間を誇るモデル。
シートアレンジの自由度が高く、フルフラットにも簡単に対応。
おすすめポイント
o 軽自動車でありながら家族での短期車中泊も可能o 小型なので維持費が安く、初心者にもおすすめ
o 後部座席の広さが抜群
スズキ/ハスラー
基本スペック | |
全長×全幅×全高㎜ | 3,395×1,475×1,680 |
室内(長×幅×高)㎜ | 2,215×1,330×1,270 |
車両重量㎏ | 820~890 |
乗車定員 | 4名 |
アウトドアに特化したデザインと機能性を兼ね備えた軽自動車。リアシートを倒し、運転席・助手席も倒せば簡単にフラットなスペースを作れます。
おすすめポイント
o デザインがおしゃれで、若年層に人気o 小型ながら荷物収納力も高い
o 燃費が良く、長距離移動にも適している
スズキ/エブリイ
基本スペック | |
全長×全幅×全高㎜ | 3,395×1,475×1,895 |
荷室(長×幅×高)㎜ | 1,820~1,910×1,280~1,320×1,240 |
車両重量㎏ | 870~990 |
乗車定員 | 4名 |
商用車軽バンとして人気の高いエブリイ。その広大な積載空間を車中泊に利用できるので、キャンパーたちにも人気の軽自動車です。
おすすめポイント
o 長さ約2mのフラットスペースを確保o カスタムパーツが豊富で車内アレンジが自在
o 荷物を積んでも快適な就寝空間を維持
ホンダ/N-VAN
基本スペック | |
全長×全幅×全高㎜ | 3,395×1,475×1,945~1,960 |
荷室(長×幅×高)㎜ | 1,330~1,510×1,235~1,390×1,370 |
車両重量㎏ | 930~1,020 |
乗車定員 | 4名 |
軽自動車ながら、ワンボックスの利便性を兼ね備えたモデル。助手席まで完全に倒せる構造で、フルフラット時にはゆったりと横になれます。
おすすめポイント
o 軽自動車でありながら最大限のフラットスペースを提供o 荷物を載せる際にも邪魔にならないシートアレンジ
o ソロキャンプや少人数のアウトドアに最適
フルフラットになる車での車中泊を快適にするための必需品と便利アイテム
フルフラットになる車を最大限活用して快適な車中泊を楽しむには、適切なアイテムを揃えることが重要です。
ここでは、快適さを向上させるための必需品と便利アイテムを詳しく解説します。
車中泊を快適にする必需品
車中泊時に必須となるアイテムです。
必需品1:寝具類
車内での就寝には、身体への負担を軽減する寝具が不可欠です。
中でも車中泊用マットは揃えておきたいアイテムです。シートをフルフラットにしても多少の段差が残る場合があります。そのため、段差を埋める専用マットやエアマットを使用することで快適さが向上します。
また、寝具類は季節に応じたものを用意すると安心です。
冬は極寒地に対応した保温性の高い寝袋(封筒型がおすすめ)を、夏は通気性に優れた軽量のブランケットがあると便利です。
必需品2:照明器具
車内を照らすための照明器具は安全性と快適さのために重要です。
LEDランタン |
明るさ調整機能があるタイプが便利。電池式や充電式を選ぶと使い勝手が良いです。
ヘッドライトや小型ライト |
手を使わずに作業ができるヘッドライトは、夜間の作業や移動に便利。
必需品3:プライバシー保護と防犯アイテム
画像引用▶ハスラー
野外で行う車中泊ではプライバシー保護と、万一に備えた防犯アイテムが必須です。
カーテン・サンシェード |
車内のプライバシーを保ち、外からの視線や光を遮るための必需品です。吸盤式やマグネット式で簡単に装着できるものがおすすめ。
専用ロック・防犯アラーム等 |
外部からの侵入を防ぐためのアラームや、ドアロック強化アイテムを導入しましょう。
必需品4:電源関連
車内で電化製品を使用する場合、電源確保が必要です。
ポータブル電源 |
車内でスマートフォンや調理器具を使用する際に便利です。ソーラー充電機能付きのものはアウトドアにも最適です。
インバーター |
車のバッテリーを家庭用電源(AC電源)に変換する装置です。消費電力が大きい家電を使う場合に必須のアイテムです。
必需品5:調理アイテム
アウトドア時には、自身でご飯を作るための調理アイテムが必要です。
ポータブルガスコンロ |
車外で調理をする際に便利です。小型で持ち運びしやすいタイプを選びましょう。
食器セット・カトラリー |
折りたたみ式や軽量な素材のものがおすすめです。
車中泊をさらに快適にする便利アイテム
必ず必要というわけではないけれど、あれば車中泊をさらに快適に過ごすことができるアイテムです。
便利アイテム1:温度管理アイテム
車中泊時はエンジンを切って寝るので、夏は暑く冬は寒くなります。そのため温度管理できるアイテムがあれば便利です。
ポータブルファン |
夏場の車中泊で車内の空気を循環させ、快適な環境を保ちます。
ヒーター |
冬場は小型のセラミックヒーターが効果的です。ただし、電力消費に注意が必要です。
便利アイテム2:収納関連
車中泊する際には荷物が多くなりがちです。その荷物を上手く収納できれば活用できるスペースも広くなります。
収納ボックス |
車内の荷物を整理整頓するために必須。スタッキング可能なボックスが便利。
吊り下げ収納 |
車内のスペースを有効活用するためのネットやフック付き収納。
便利アイテム3:リラックスアイテム
車外で食事やリラックスしたいときに便利なのがチェアやテーブルです。
折りたたみ式チェア |
車内にずっといるのはやはり窮屈なものです。車外でくつろぐために便利なのが、収納するのも簡単な折りたたみ式チェアです。
ポータブルテーブル |
食器類を置くのに便利なポータブルテーブルは、軽量で組み立て簡単なタイプがおすすめです。
これらの必需品・便利アイテムを把握し、事前準備を万全にすることで、車中泊の快適さと安全性が大幅に向上します。
計画的に準備を進めて、最高の車中泊体験を楽しみましょう。
車中泊の注意点やマナー
車中泊を快適かつ安全に楽しむためには、いくつかの注意点や守るべきマナーがあります。
これらを事前に把握し、トラブルを防ぎましょう。
車中泊の注意点
1.健康面の注意
【適切な睡眠環境を整える】
車中泊では通常のベッドと違い、シートの硬さや段差が睡眠の妨げになることがあります。
専用のマットや枕を用意して快適な環境を整えましょう。
【体温調節を意識する】
冬場は暖房器具だけに頼らず、寝袋や防寒着を活用しましょう。夏場は十分な換気と扇風機を使い、熱中症を防ぐよう心がけましょう。
2.安全対策
【防犯対策を徹底】
車内の貴重品を見えない場所に収納し、施錠を徹底しましょう。
車用の防犯アラームやドライブレコーダーも有効です。
【エンジンのかけっぱなしは控える】
一酸化炭素中毒や燃料消費を防ぐため、アイドリング状態での睡眠は避けましょう。
3.環境への配慮
【ゴミの処理を適切に行う】
自然環境を守るため、ゴミは必ず持ち帰るか、指定の場所に廃棄しましょう。
【車中泊を行う場所】
車中泊はどこで行っても良いわけではありません。自然保護地域やスーパーやコンビニの駐車場では車中泊は禁止されています。
車中泊しても良いキャンプ場や道の駅など、公式に許可された場所を利用するようにしましょう。
車中泊のマナー
1.騒音を出さない
車中泊をする際は、周囲の人々への配慮が必要です。大音量の音楽や会話は控え、静かに過ごしましょう。
2.スペースの占有を避ける
駐車スペースを広く使いすぎることや、荷物を車外に広げることは避けましょう。周囲の車両の利用者に迷惑をかけないことが大切です。
3.公共の設備を清潔に使う
車中泊の際に利用するトイレや水場は、他の人が気持ちよく使えるよう、清潔を保つよう努めてください。
4.緊急時の対応を心得る
夜間の異音や不審な人影を感じたら、すぐに車内に戻り、周囲の安全を確保しましょう。
また、何かあった際にすぐ出発できるよう、車のエンジンを始動しやすい状態にしておくと安心です。
フルフラットになる車がお得に手に入る届出済(登録済)未使用車とは?
届出済(登録済)未使用車とは、すでに届出(登録)済みでありながら誰も使用したことのない未使用の車を指します。
新車に近い状態でありながら価格が抑えられているため、フルフラット機能を備えた車を経済的に購入することが可能です。
しかし届出済(登録済)未使用車にはメリットとデメリットもありますので、慎重に判断してから購入するようにしましょう。
未使用車のメリット
・価格が安い
・納車までの日数が早い
・新車のメーカー保証を継承できる
価格が安い
届出済(登録済)未使用車は、新車に比べ価格が安いのが最大のメリットです。新車よりもおよそ20万円~40万円ほど安く購入することができます。
一度届出(登録)された時点で自動車は中古車となり、初回車検までの日にちが短くなっていきます。ですから未使用でピカピカだったとしても車の価値は下がり、価格も安くなるというわけです。
納車までの日数が早い
注文が入ってから製造にとりかかる新車は、納車まで早くても1~2カ月かかるのが普通です。
ですが届出済(登録済)未使用車はすでに現車(在庫)があるクルマなので、書類上の手続きなどが済めば納車可能となり、早くて3日~1週間で手に入れることが出来ます。
新車のメーカー保証を継承できる
新車購入時には多くの場合、メーカー保証が付帯されています。メーカーにより異なりますが、だいたい保証内容の期間は『3年または走行距離6,000キロ』のどちらか早く達した方を条件として定められています。
届出済(登録済)未使用車でも条件にあてはまっていれば、新車同様に保証を受けることが可能です。
ただし、すべての届出済(登録済)未使用車が新車保証を継承できるわけではありません。継承できる条件はまず、『保証書』があること。そして車検証の名義人と同一の氏名・住所が保証書に記載されていることです。これらの条件にあてはまっていれば、新車同様の保証を継承することができます。
未使用車のデメリット
・流通台数が少ない
・メーカーオプションが付けられない
・新車ほど車検までの日数が残っていない
流通台数が少ない
お目当ての車がある場合、新車だと注文すれば手に入れることができます。
ですが届出済(登録済)未使用車はすでに現車がある車のみ購入可能なので、お目当ての車が必ずしも届出済(登録済)未使用車としてあるとは限りません。
人気のある車種・カラーの車は、比較的届出済(登録済)未使用車として市場に出回っている可能性が高いですが、珍しいタイプの車だと巡り合える可能性は低くなります。
メーカーオプションが付けられない
メーカーオプションとは、車の製造時にのみ取り付けることができる部品やシステムのことで、サンルーフや本革シート、先進安全技術などがこれにあたります。
すでに出来上がっている届出済(登録済)未使用車にメーカーオプションを取りつけることはできません。
取り付けたいメーカーオプションが決まっている場合はデメリットとなりますが、すでにメーカーオプションが取り付けられた展示車やキャンセルされた新車などが未使用車として出回っている可能性もありますので、必ずしもデメリットとは言えません。
新車ほど車検までの日数が残っていない
新車の初回車検は登録してから3年です。すでに登録がされている届出済(登録済)未使用車は丸々3年残っていることはなく、新車より短くなります。
車検まで残っている日数により車両価格も変動しますが、できるだけ残り日数の長い車を選びたいですよね。購入時には初回車検までどのくらいの日数が残っているのが確認するようにしましょう。
フルフラットになる車をお探しの方は車の森へご相談ください!
車中泊に最適なフルフラットになる車をお探しの方は、車の森へご相談ください!
「車の森」では、フルフラットになる車を多数取り扱っています。詳しい在庫情報や店舗案内については、以下のリンクをご覧ください。