おすすめ車種 2024年9月26日

中古普通車の価格はいくら?値段ごとの特徴や選ぶ際のポイントを解説

この記事のポイント

◆中古車市場の価格帯は需要と供給で変動する
◆「価格」と「質」のバランスがとれた中古車がおすすめ
◆どんな車であってもメンテナンスは必要

予算にあう自動車を購入するときには、中古を検討する人も多いはず。
しかし、ひとことで「中古車」と言っても多くのラインナップがあります。
中古車は、10万円の車から200万円以上する車まで、幅広く混在しています。

この記事では「中古普通車の価格」に注目し、値段ごとの特徴や、中古車を選ぶ際のポイントを解説します。

中古車の価格相場はいくら?

自動車市場では、新車よりも中古車の方が流通台数は多くなります。
今乗っている私たちの車も、いずれは中古車として市場に出回る可能性もあります。
新車より中古車の方が流通台数が多くなるということは、当然と言えば当然ですね。

数多くの種類がある中古車の価格帯は、年式や走行距離によっても左右されますが、ボディタイプによって違いがあります。

車両価格の相場

ここでは、車のボディタイプ別に中古普通車の相場がいくらなのか、一覧にしてみました。

ボディタイプ

価格相場

コンパクトカー

約60万円~約170万円

SUV

約180万円~約500万円

ワゴン

約110万円~約250万円

ミニバン

約170万円~約500万円

セダン

約160万円~約700万円

タイプ別に一覧にしてみると、サイズが小さなコンパクトカーの価格帯が比較的安く購入できる事がわかります。
反対に、SUVやミニバンの大型モデルになると新車より低価格で購入できたとしても、500万円近くするモデルもあります。
また、セダンのラインナップは高級モデルが揃うため、どのタイプよりも価格帯の幅は大きくなります。

購入時に必要な諸費用の相場

中古車の販売価格は、2023年10月より「支払総額」の表示が義務付けられています。
この支払総額の中に、車体本体価格と諸費用が含まれる表記となっています。

そのため、今までは車体本体価格の1割から2割程度が諸費用の目安となっていましたが、現在は車体価格が200万円の車でも諸費用は数万円ということもあります。
支払総額に含まれる諸費用は3つの項目からなり、「1.自賠責保険料」「2.税金に準じて発生する費用」「3.登録代行手数料」と決まっています。
税金が高い車であればどこのお店で中古車を購入したとしても、必然的に諸費用は高くなります。

また、登録代行手数料の一般的な相場は「1万円~3万円程度」と考えておきましょう。
諸費用を節約するポイントは、代行ではなく自分で登録の手続きをおこなうことです。
しかし、支払総額表示が義務付けられたことにより、登録代行手数料込みの総額となっているため、登録関係はお店側で一貫して行うケースもあります。
税金や自賠責保険料はどのお店でも同一であるため、代行手数料にいくら費用が必要なのか。
諸費用を抑えたい場合は、内訳を把握しておくことが重要です。

参考:自動車公正取引協議会

中古車の価格帯別の特徴

ここからは、価格帯別に中古車の特徴を解説し、おすすめ車種を合わせてご紹介します。
予算が決まっている人はその価格帯の特徴を、まだ検討中の人はどのような価格帯にどんな特徴があるのか把握し、購入材料の一つにしてみてください。

10万円~

「10万円で車が買えるの?!」と思う人がいるかもしれませんが、中古車市場には10万円で購入できる車はあります。

しかし実際に「10万円の普通車」を探してみると、台数は限りなく少ないです。
車種も限定され、自分好みの車を選べることはほぼ無いと考えましょう。
また、10万円~20万円前後の予算であっても、普通車より軽自動車の中古車の流通台数は増加します。

さらに、車両の状態は良好とは言い難いケースもあります。
過去に何らかの事故を起こした車や、水没した車等、人気モデルが破格の値段で販売している時には注意しましょう。

トヨタ:パッソ(初代)

生産時期

2004年~2010年

当時の新車価格

約95万円~約130万円

中古車相場

20万円代半ば

トヨタ:パッソ(初代)

画像引用:パッソ

パッソは2004年にトヨタのコンパクトカーとして誕生し、2023年に約20年もの歴史に幕を閉じました。

初代パッソの中古車相場は20万円代となっており、価格を重視する人や練習用など初心者にもオススメできるモデルです。
生産時期は約20年前であっても、パッソにはABSの標準装備や衝突安全ボディが採用されていることが特徴です。

■基本情報

 

駆動方式

FF/フルタイム4WD

寸法(全長/全高/全幅)

3,595/1,665/1,535 mm

総排気量

996 cc / 1.297cc

燃費消費率:JC08モード

18.0~21.0 km/L

乗車定員

5名

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30万円~

購入費用が30万円~50万円以内の普通車は、10年前後の型落ちモデルが比較的多くなります。
30万円以下の車よりも、流通している車の年式の相場は新しくなります。
とはいうものの、10年以上前に作られたモデルも多くあり、低年式の車によくみられる故障などのリスクは高まります。

この価格帯の車を購入する人は、車にお金をかけたくない人や、一時的に車を必要とし手放す予定のある人に向いていると言えるでしょう。

ホンダ:フィット(2代目)

生産時期

2007年~2013年

当時の新車価格

約95万円~約130万円

中古車相場

30万円代半ば

ホンダ:フィット(2代目)

画像引用:フィット

ホンダのフィットと言えば、低燃費な印象がある人も多いのではないでしょうか。
フィットのハイブリッドモデルが誕生したのは、この2代目からです。
2010年にマイナーチェンジされ、ハイブリッド車のラインナップが加わります。
そのため、マイナーチェンジ前と後では相場は異なります。

しかし、マイナーチェンジ前のモデルであっても、上級モデルにはシートヒーターやクルーズコントロール等、現代とさほど変わらない快適装備が充実しています。
また、カラーバリエーションが豊富なため、パールやブラック以外の車に乗りたい人にもおすすめです。

■基本情報

 

駆動方式

FF/4WD

寸法(全長/全高/全幅)

3,900/1,695/1,525 mm

総排気量

1.339 cc / 1.496cc

燃費消費率:10・15モード

16.2~24.0 km/L

乗車定員

5名

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50万円~

50万円程度の中古車になると選べる車の幅も増え、思っていたよりも良い状態の車と出会えることもあるでしょう。
予算50万円で考えると、新車登録からの経過年数が7年~10年程度の流通台数が多い傾向にあります。

自動車の平均車齢は令和5年現在、<乗用車は9.22年><貨物車は11.84年>と算出されています。
それでは10年落ちの車は、すぐ潰れてしまうのか?!と思ってしまいますが、そうではありません。
その証に、令和5年3月末の平均使用年数は<乗用車は13.42年><貨物車は15.96年>と、平均車齢よりもはるか多くの経過年数となっています。
完全に解体されるまでの期間とは若干異なりますが、メンテナンスを行っている車であれば、10年落ちの車でもまだまだ乗り続けられるということです。

参考:自動車検査登録情報協会

日産:キューブ(3代目)

生産時期

2008年~2020年

当時の新車価格

約145万円~約240万円

中古車相場

約40万円~約100万円

日産:キューブ(3代目)

画像引用:キューブ

丸みを帯びたフォルムが特長である日産のキューブ。
キューブのバックドアは横開きの設定であり、個性的なデザインにも注目されています。
コンパクトカーにしては居住性が高く、大人4人乗車しても圧迫感は感じることはなさそうです。

最終モデルとなる3代目キューブの狙い目は、2016年式です。
70万円前後の車両の流通台数が多くなります。
走行距離を考慮しても5万キロ以内の車両が揃います。
比較的新しく、状態の良い車を希望する場合は2016年式に注目してみましょう。

■基本情報

 

駆動方式

2WD/4WD

寸法(全長/全高/全幅)

3,890/1,695/1,680 mm

総排気量

1.498 L

燃費消費率:JC08モード

15.6~18.0 km/L

乗車定員

5名

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100万円~

予算100万円ほどで中古車を購入する場合、安全装備が標準装備しているモデルもあれば、もう少し予算を上げれば安全装備が付くモデルがあるといった「分かれ目」になるケースが多くなります。

全く安全装備が付いていないのかというとそうではありませんが、先進安全システムを搭載しているモデルを選ぶとなれば、その分「相場」は高まります。

100万円前後の中古車を検討してる場合「安全システム」に注目し、予算と相談しながら中古車を選ぶと良いでしょう。

日産:セレナ(4代目)

生産時期

2010年~2016年

当時の新車価格

約210万円~約350万円

中古車相場

約60万円~約120万円

日産:セレナ(4代目)

画像引用:セレナ

4代目となるセレナは、同時期に販売されている競合モデル(ノアやヴォクシー等)より比較的安い価格で取引されています。

セレナのグレード展開は、標準とハイウェイスターモデルに分かれます。
流通量が多い中古車は、ハイウェイスターモデルです。

また、予算を100万円以内に収めたい場合は2010年~2015年までのモデルを。
150万円まで予算を組めるのであれば、2016年モデルを検討しましょう。
2016年モデルには『エマージェンシーブレーキ』が全モデルに標準装備しています。

■基本情報

 

駆動方式

2WD/4WD

寸法(全長/全高/全幅)

4,770/1,735/1,865 mm

総排気量

1.997 L

燃費消費率:JC08モード

13.6~16.0 km/L

乗車定員

8名

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150 万円~

リクルート自動車総研が発表している「2022年度中古車購入実態調査」によると、中古車購入単価は156.6万円。
前年度(2021年)より1.6万円増加しており、年々増加傾向にあると言われています。

ということは、中古車市場において150万円前後の車両のラインナップが多いということがわかります。
購入したい車種が決まっていない場合、150万円前後のモデルから探すことによって幅広い種類の中からお気に入りの1台を選べるでしょう。

参考:リクルート自動車総研

トヨタ:シエンタ(2代目)

生産時期

2015年~2022年

当時の新車価格

約170万円~約260万円

中古車相場

約130万円~約180万円

トヨタ:シエンタ(2代目)

コンパクトサイズでありながら3列シートを採用し、居住空間がしっかりと確保されていることが強みのシエンタ。
このモデルの生産は終了しているため、新車の購入はできません。
新車を検討している場合は、3代目となるフルモデルチェンジされたシエンタとなります。

このモデルは、可愛いデザインが苦手な人にも注目されており、個性が強めのデザインと言えるでしょう。
シエンタは両側にスライドドアを装備しており、「コンパクトミニバン」に分別されます。
ミニバンに初挑戦する人にも向いているスタイルです。

■基本情報

 

駆動方式

2WD/4WD

寸法(全長/全高/全幅)

4,260/1,695/1,675 mm

総排気量

1.496 L

燃費消費率:WLTCモード

14.0~22.8 km/L

乗車定員

5名/6名/7名

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200万円~

予算を200万円以上で考える場合、高級モデルにも手が届く場合も十分あります。
SUVやミニバンといった人気スタイルも、予算の範囲内で購入できることも。
中古車市場での流通台数も増え、多くのラインナップの中からお気に入りの1台を見つけられるでしょう。

また、200万円以上の中古車になると輸入車のラインナップも増えます。
ただ、輸入車の場合はメンテナンス歴の確認は必須です。

トヨタ:ハリアー(3代目)

生産時期

2013年~2020年

当時の新車価格

約270万円~約500万円

中古車相場

約190万円~約300万円

トヨタ:ハリアー(3代目)

「高級SUV」と言われるハリアーも、200万円の予算を組めば購入することができます。
200万円前後に抑えるのであれば、2013年から2016年までのモデルがおすすめです。
パノラミックビューモニター等、今でも「先進」と言われる技術が装備しています。

ハリアーは2017年にマイナーチェンジが入り、ターボエンジンやトヨタセーフティセンスが採用されています。
マイナーチェンジ後のモデルは300万円近くすることもあります。

■基本情報

 

駆動方式

2WD/4WD(E-Four)

寸法(全長/全高/全幅)

4,720/1,835/1,690 mm

総排気量

1.986L / 2.493L

燃費消費率:JC08モード

14.8~21.8 km/L

乗車定員

5名

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中古の普通車の市場価格の特徴

中古の普通車の相場は需要と供給により左右され、様々な要素で変動します。
何も知らないまま欲しい車を購入してしまうと、結果損をしてしまうこともあり得ます。

そこで、ここからは中古の普通車の市場価格の特徴に注目します。
特徴を知ることで、自分の欲しい車を適当な金額で購入できるでしょう。

価格帯の幅が広い

新車のように、中古車に「定価」はありません。
そのため、同じ車種でよく似た状態の車であっても、設定価格はまちまちです。
大手サイトで比較しても一方は総額100万円、一方は総額120万円と表示されることもあります。
そのため、より低価格で質の良い中古車を購入する為にも、車の状態をリサーチしておくことはもちろんですが、ネットで検索する場合は上位3社以上のサイトをチェックすることがおすすめです。

さまざまな要素で価格は変動する

中古車市場は、様々な要素で相場が変動します。
価格変動する主な要素は4つ。

年式・走行距離

自動車の年式は古いほど安くなる傾向があります。
自動車に限らず家電製品等も新しいモデルは高く、古いモデルは安く提供されていますね。

また、車の相場は走行距離にも影響します。
目安となる走行距離は1年に1万km程度。
そのため、5年落ちの車であれば5万km、10年落ちの車であれば10万km程度走行している車が妥当だと言われています。
車の年式と走行距離は一般的に比例するものだと言えます。

車体の色やグレード

人気の色やグレードは高値で取引されやすい傾向があります。
その理由は、金額を高く設定しても売れるからです。

そのため、価格を抑えて中古車の購入を検討している人は、あえて不人気な車種や不人気なカラーを選ぶことがおすすめです。
「不人気」というだけで価格が安く、車自体に何ら問題がなければコスパの良い車だと言えます。

時期

購入するタイミングによっても価格が変動することもあります。
例えば、自動車市場全体に大きな影響を与えた、半導体不足。
半導体不足が原因となり、新車の納期が大幅に遅れたことで中古車の需要が高まり、相場はグンと高くなりました。
中には新車よりも高値で取引されている中古車もあったぐらいです。

このように、相場全体が高くなるケースもあるということを理解しておきましょう。

修復・事故歴の有無

修復歴や事故歴がある車は、相場がガクンと下がります。
高年式の車であっても「え?!こんな価格で購入できるの?!」と思ってしまうこともあるでしょう。

しかし、安い車には安い理由が必ずあります。
フレーム(骨格部分)を修復しているため、耐久性や安全性に不安を持つこともあるでしょう。
修復歴の確認は、点検整備記録簿に記載されています。

一方の事故歴は、販売店側からの告知は義務付けられていないのが現状です。
修理された後になると、素人では到底目視だけではわかりかねます。
そのため、販売店に査定シートを提出してもらうことがおすすめです。
査定シートには車の「総合評価点」がつけられます。
内装・外装をもとに総合評価され「R点」がつくと、修復歴(交通事故車等含む)と判断されることを覚えておきましょう。

質の良い中古の普通車を探すときのポイント

中古車を探している人の多くは、価格を優先する他、「品質」に注目する人も多いのではないでしょうか。
いくら価格が安くても、価格に見合った質が無ければ購入を見送ることもあるでしょう。

そこで、ここからは質の良い普通車を購入する為にも、抑えておくべきポイントを3つご紹介します。

点検整備記録簿の確認

どの中古車を購入する場合も、メンテナンス歴を確認することが重要です。
十数年前に新車登録している車であっても、点検整備記録簿があれば今までの点検作業内容を把握できます。

また、点検整備記録簿には修復した歴も記載されます。
修復歴が有るからと言って、すぐ故障する、すぐ動かなくなるということはありませんが、修復歴のない車に比べるとそのようなリスクが高まる車ということになります。

この点検整備記録簿が無いと、目視で確認せざるを得ません。
車の整備の知識があればまだしも、中古車を見てどこが悪い状態だなんて、素人にはわかるはずがありません。
低年式であればあるほど紛失等、点検整備記録簿が無い状態で販売されていることがあります。
ですが、低年式を購入するのであれば、安心要素の一つとして「点検整備記録簿」がある車を条件に車選びを行うことがおすすめです。

次の車検までの長さの確認

中古車は、車検の有無で費用が変わります。
なぜなら、車検を受けるときには「自賠責保険料」「自動車重量税」「印紙」3つの費用が必要となります。
自賠責保険や印紙は車による違いはあっても数千円程度ですが、自動車重量税は大きく金額が異なります。
車の重量に対し、0.5t刻みに規定があり、13年・18年の経過するタイミングで税率が引き上げられる制度になっています。

そのため、自分の欲しい車が「車検無」の車だった場合は、支払総額に車検費用が含まれているのか、含まれていないのか確認は必須です。
また、車検が残っている車であったとしても2か月、3か月後に満了日を迎えてしまっては「車の購入費用を払ったところなのに、またすぐに車検費用が必要なの?!」と思ってしまうかもしれません。
このような思いをしないためにも、車検ありの中古車を購入する場合は、車検満了日まで目安として半年以上残っている車がおすすめです。

車検費用は、後にも先にも必ず支払わなければならない費用です。
しかし、支払うタイミングを把握しておくことで、計画的に余裕を持って車検を受けられるでしょう。

保証内容の確認

新車の場合、新車保証(メーカー保証)が必然的につきますが、中古車は異なります。
中古車であっても新車保証期間が残っている車であれば問題ありませんが、低年式の車になると、新車保証を受けられる期間が過ぎていることがほとんどです。

その場合、購入店独自の保証プランに加入することを検討しましょう。
中古車ですから、購入時に何も不具合が無くても少し走り出すと調子が悪くなることも十分考えられます。
目安として、最低でも半年程度の保証に加入することがおすすめです。
保証される部品であれば無償で交換・修理を行ってくれるでしょう。

また、「中古車だから何かあったら不安」という人にとっても、安心要素になりますね。

お得に普通車が手に入る登録済未使用車とは?

私たちが車を購入する時は「新車」か「中古車」の2択。
新車では予算が合わず、だからといって中古車では使用感を懸念する人も多いはずです。

そこで、これからご紹介する「登録済未使用車」に注目してみましょう。
登録済未使用車は中古車扱いになりますが、名前の通り未使用の状態の車です。

登録済未使用車の好し悪しを理解し、お得に普通車を購入しましょう!

登録済未使用車のメリット

新品同様なのに低価格

登録済未使用車の最大のメリットとなる「価格」。
価格だけで見ると中古車には勝てませんが、車の状態が未使用という点がポイントです。

登録済未使用車は、ディーラーの目標販売台数達成のために不足台数分を自社名義で新車登録を行い、その後誰にも使用されず販売される車です。
ショールームに並んでいる展示車と呼ばれる新型モデルも、後継モデルが発売されると、この登録済未使用車として中古車市場へ流通するケースが多くあります。

既に名義が付いている車という点は中古車と同じですが、車の状態は新車同様です。
新車登録しているということは、車検満了日までのカウントダウンがすでに始まっている車です。
そのため、新車よりも低価格で提供されていることが特徴です。

早く納車できる!

中古車と同様、登録済未使用車はある在庫の中から選ぶことになります。
そのため、受注生産など新車とは比べ物にならないくらい納期が早いことが特徴です。

新車の場合、モデルによって納期は大きく異なり、1か月で納車できる新車もあれば1年近く待たなければ納車できないモデルもあります。

登録済未使用車を扱う〈車の森〉では、最短1週間で納車が可能です。
契約時に必要書類が揃っていれば、よりスムーズに手続きが行えます。
納期に期限がある人は登録済未使用車を検討してみましょう。

登録済未使用車のデメリット

メーカーオプションは不可

中古車と同様、登録済未使用車はメーカーオプションを選ぶことはできません。
メーカーオプションとは新車のみに対応しており、製造段階で装着するオプションです。
例えば、サンルーフや追加エアバック、内装色の変更等が挙げられます。

メーカーオプションにこだわるのであれば、装着した状態の登録済未使用車を探さなければなりません。
人気のオプションなら登録済未使用車として見つかるかもしれませんが、メーカーオプションを希望する数が多い場合には出会う可能性は低くなります。
期限を決めて登録済未使用車を探すことも大切ですが、あまりに時間がかかるようなら新車に振り替えることがおすすめです。

在庫が無いと購入できない

登録済未使用車は、在庫がある状態で購入します。
そのため、お店に在庫が無い登録済未使用車を購入することはできません。
新車のようにイチから自分のために作られた車でないため、お店に在庫がなければ購入はできません。
つまり、早い者勝ちということになります。

しかし、わざわざお店へ行ったのに、お目当ての車が無くては意味がありません。
2度手間、3度手間にならないためにも、事前のリサーチは必須です。
ネットで欲しい車の在庫検索を行い、在庫があるお店に現車を見に行きたい旨を伝えましょう。
お店によっては来店するまでの間、キープしておいてくれるお店もあります。
購入を検討しているという意思を伝えることがポイントです。

中古の普通車に関するご相談は車の森へ

中古の普通車には価格帯によって大きな幅があることがわかりました。
また、走行距離や年式などの車の状態だけでなく、中古車市場の需要と供給のバランスにも価格は影響します。

新車とは異なり、中古車の状態はバラバラです。
質の良い中古車も市場に多く出回っていますが、「安さ」を重視すると良質な中古車は除外されてしまう可能性もあります。
中古の普通車を購入する場合は「安さだけ」「質だけ」を見るのではなく、両者バランスが取れている車を選ぶことが大切です。
中古車ですから「メンテナンス歴の確認」はどの車にも共通して言える、ということを覚えておきましょう。

この記事をご紹介しました〈車の森〉は、新車・中古車の他、登録済未使用車を扱っています。
在庫確認だけでなく、お困りごとやご相談がございましたらお気軽にお申し付けください!

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出典

パッソ / フィット / キューブ / セレナ / シエンタ / ハリアー

 

この記事を書いた人
営業
森田龍太朗
Ryutaro Morita
ヨシダオートサービスに入社して7年目。整備士を経て現在は営業や仕入れの業務をしています。 ブログ記事を通して自動車販売店独自の目線でお客様にお得でタメになる情報をお届けしていきます。 資格としては自動車整備学校にて二級自動車整備士を取得しております。