電気自動車の導入は、環境意識の高まりやガソリン価格の変動、政府の補助金制度など、さまざまな要因によって年々関心が高まっています。
しかし、車種や価格、充電のインフラ状況などを比較すると、その選択は決して簡単ではありません。
この記事では、そんな複雑な選択をサポートするために、電気自動車の基本から、最新の技術トレンド、人気車種の比較、さらにはEVを選ぶ上で重要な要素を順を追って詳しく解説します。
電気自動車(EV)とは?
電気自動車(EV)とは、電気をエネルギー源としてモーターで駆動する自動車のことです。
従来の内燃機関を搭載したガソリン車とは異なり、EVはガソリンを燃焼させるエンジンを使用せず、バッテリーに蓄えられた電力を使用してモーターを駆動します。
この仕組みにより、ガソリンやディーゼル燃料による排出ガスを発生させないことから、環境への負荷が少ないとされています。
近年、世界的に気候変動への対策が進む中で、EVの開発や導入が急速に進んでいます。
特に2023年から2024年にかけて、多くのメーカーが新たなEVモデルを発表し、市場の選択肢が増えています。
また、電気自動車はただ環境に優しいだけでなく、その加速性能や低燃費性も高く評価されています。
さらに、自動車としての基本的な性能に加えて、最新の運転支援技術や、先進的なコネクテッド機能など、魅力的な要素が多く搭載されているのも特徴です。
EVは、バッテリーの容量や充電インフラの整備が進むにつれ、これまで以上に実用的な選択肢となっています。
特に都市部では、充電インフラの拡充が進んでおり、家庭や職場、さらには商業施設など、さまざまな場所で充電が可能です。
また、車両価格の低下や政府の補助金制度により、電気自動車の購入がますます手頃になりつつあります。
EVの発展の背景
EVの発展には、いくつかの大きな要因があります。
その一つが、環境保護への国際的な関心の高まりです。
多くの国や地域が温室効果ガス削減の目標を設定し、化石燃料車の新規販売を禁止する法律や規制を次々と導入しています。
日本では2035年にはガソリン車を廃止する目標が掲げられていますね。
このような背景から、メーカーは従来のガソリン車からEVへのシフトを急速に進めており、新しい技術の導入も加速しています。
さらに、EVにおける技術革新も大きな進展を遂げています。
かつては、バッテリー容量の不足や充電時間の長さが主な課題とされていましたが、近年では高性能なリチウムイオンバッテリーや、充電時間を大幅に短縮する急速充電技術が開発され、これらの課題が次第に解消されつつあります。
特に、2026年に向けて次世代の全固体電池が実用化される見込みであり、これにより、EVの航続距離やバッテリーの寿命がさらに向上すると予想されています。
【最新情報】日本・世界の電気自動車の動向
2023年から2024年にかけて、電気自動車の市場は世界的に拡大しており、特に欧州や中国、日本などの主要市場での成長が著しいです。
これに伴い、EVの販売台数も大幅に増加しており、主要メーカーが次々と新型モデルを投入しています。
ここからは、日本および世界の電気自動車市場の最新動向を詳しく見ていきます。
日本の電気自動車市場
2023年の段階で、電動車の販売台数の割合は乗用車販売台数合計(軽自動車含)の過半数を超えています。
EVも年間販売台数88,535台という実績を出しています。
FCV(燃料電池車)が減少しているものの、電動車全体で前年比+26.6%という結果になりました。
日本市場においては、今後EVの販売がさらに加速する見込みです。
特に政府による支援策や、エコカー減税、補助金制度などがEVの普及を後押ししています。
日産やホンダ、トヨタなどの国内メーカーは、環境負荷の低減を目指して、電動化技術の開発に注力しており、次々と新型のEVを発表しています。
参考資料:一般社団法人 日本自動車会議所
世界の電気自動車市場
世界的な視点では、特に欧州や中国でのEV市場の成長が顕著です。
欧州では、各国が厳しい環境規制を打ち出しており、2025年以降、内燃機関車の販売を禁止する動きが広がっています。
この影響を受けて、BMWやメルセデス・ベンツ、アウディなどの欧州メーカーが、こぞって高性能なEVを市場に投入しています。
さらに、テスラやリビアンといった新興メーカーも市場を席巻しており、競争はますます激化しています。
また、中国では政府主導のエネルギー政策によって、EVの販売台数が世界一となっています。
中国の地元メーカーであるBYDやNIOなどが強力な製品ラインナップを展開し、低価格ながら高性能なEVを提供していることが、急成長の要因となっています。
2025年以降、さらに多くの新型車両が市場に投入される見込みで、特に航続距離や充電速度において、世界をリードする技術が登場することが期待されています。
世界全体で見ると、EVの市場シェアは年々増加しており、2024年には新車販売の20%以上を占めると予測されています。
バッテリー技術の進化や、充電インフラの整備が進むことで、EVがより身近で実用的な選択肢となるでしょう。
電気自動車のメリット・デメリット
電気自動車(EV)の選択には、多くのメリットがありますが、同時にいくつかのデメリットも存在します。
ここでは、EVの利点と注意すべき点を詳しく解説し、購入時に考慮すべきポイントを整理します。
電気自動車のメリット
ランニングコストの削減
電気自動車の最大の魅力の一つは、ランニングコストの削減です。EVはガソリン車と比較して、燃料として使用する電気が非常に安価です。日本国内の電気料金は地域によって異なりますが、1kWhあたり約30円前後が一般的です。例えば、60kWhのバッテリー容量を持つEVを一回の充電で満充電にした場合、そのコストは1,800円程度に収まります。これは、ガソリン車にかかる燃料費と比較すると、大幅なコスト削減になります。
また、EVはエンジンを搭載していないため、エンジンオイルの交換や冷却水の管理といったメンテナンス項目が不要です。これにより、メンテナンス費用も削減できます。長期的に見ると、初期費用が多少高くても、ランニングコストの削減によって総合的なコストパフォーマンスは高くなる傾向にあります。
先進技術の搭載
電気自動車は、ガソリン車に比べて最新の技術が多く搭載されていることも大きなメリットです。特に、EVの中でも最先端を行くモデルでは、自動運転技術や高度な運転支援システムが標準装備されています。たとえば、テスラの「オートパイロット」機能や、BMWの「iDrive」システムなど、ユーザーにとってより安全で快適な運転体験を提供する技術が実装されています。
加えて、EVはソフトウェアの更新を通じて機能改善が行えるのも特徴です。従来の自動車ではハードウェア的な改修が必要な場合が多かったのに対し、EVではインターネットを通じてソフトウェアがアップデートされ、日常の運転がより便利で効率的になります。こうした開発の進化により、今後ますます多くの革新が期待される分野です。
運転の快適性
EVの運転体験は、非常に滑らかで快適です。これは、電気モーターの特性によるものです。ガソリン車とは異なり、EVはエンジンが不要であり、そのためスタート時の加速が非常にスムーズです。また、モーターのトルクが瞬時に発生するため、高速道路での加速や追い越しの際にもストレスなく行えます。
さらに、EVはエンジン音がないため、非常に静かな走行が可能です。これにより、特に都市部や住宅地での走行時に騒音を抑えることができ、ドライバーだけでなく周囲の環境にも優しい選択肢となります。長距離運転でも疲れにくく、快適なドライブが楽しめるでしょう。
減税の対象
EVは、環境に優しい自動車として政府や自治体からの支援が受けられる場合があります。日本では、エコカー減税や、国・地方自治体による購入補助金が提供されており、これによって初期費用を大幅に抑えることが可能です。たとえば、2024年の補助金制度では、車種によっては数十万円の助成金を受け取ることができます。
また、EVは自動車税や重量税の優遇措置を受けることができ、これにより長期的に維持費が安くなります。特に地方自治体によっては、地域限定の追加補助が提供されることもあり、これを利用することでさらに費用負担を軽減できるでしょう。
災害時の活用
EVのバッテリーは、災害時の非常用電源として活用できる点でも注目されています。特に、日本のように地震や台風といった自然災害が多い地域では、停電時に車両のバッテリーから電力を供給することが可能です。V2H(Vehicle to Home)システムを導入することで、自宅の家電や照明に電力を供給することができ、非常時でも電力の使用を確保できます。
特に、バッテリー容量が大きいEVでは、長時間にわたり家庭用電力を賄うことが可能です。たとえば、日産リーフのバッテリー容量は62kWhであり、一般家庭での使用電力に換算すると数日分の電力を供給できる計算になります。こうした機能は、日常的な移動手段としてだけでなく、災害時の備えとしても非常に有効です。
電気自動車のデメリット
航続距離の制限
一方、EVにはいくつかのデメリットもあります。代表的なものとして、航続距離の制限があります。ガソリン車と比べると、1回の充電で走行できる距離は限られており、特に長距離ドライブをする際には事前に充電計画を立てる必要があります。
たとえば、現在市場に出回っている多くのEVは、1回の充電でおおよそ300kmから500kmの航続距離を持っていますが、これはガソリン車の平均的な航続距離よりも短いです。また、高速道路や寒冷地での運転時には、バッテリー消費が早まるため、実際の走行距離が短くなることもあります。このため、頻繁に長距離移動が必要な場合には、充電インフラの整備状況を確認しておくことが重要です。
初期費用が高い
EVはガソリン車に比べて初期費用が高くなる傾向があります。特に、バッテリー技術のコストが高いため、EVの価格は通常のガソリン車よりも高額です。新しい技術や高性能な機能を搭載していることもあり、購入時の費用は特に気になるポイントです。
ただし、政府からの補助金や長期的なランニングコストの削減を考慮すると、総合的なコストパフォーマンスはEVの方が優れている場合もあります。しかし、初期投資額が大きいため、予算計画はしっかりと立てておく必要があります。
充電時間の長さ
ガソリン車の給油に比べ、EVの充電には時間がかかります。特に、自宅での普通充電では数時間を要することが一般的です。急速充電ステーションを利用すれば、30分程度で80%まで充電できる車種も増えてきていますが、依然として充電時間はガソリン車の給油よりも長いです。
また、充電ステーションが混雑している場合や、急速充電器がない地域では、さらに時間がかかる可能性があります。そのため、日常的に長距離を移動するユーザーや、時間を節約したい場合には、充電計画が重要となります。
充電インフラの整備不足
日本国内では充電インフラの整備が進んでいますが、地方や郊外ではまだまだ十分ではない地域も多いです。都市部では充電ステーションの数が増えつつありますが、急速充電器の設置場所は限られていることが多く、利用する際に待ち時間が発生することもあります。
また、EVが普及するにつれて、充電ステーションの数は増加していますが、ガソリンスタンドと比べるとまだ不足しています。これにより、特に長距離移動の際には充電インフラを事前に確認しておくことが重要です。
バッテリーの劣化
EVに搭載されているバッテリーは、時間の経過や使用状況によって劣化します。バッテリーの劣化が進むと、航続距離が短くなるだけでなく、交換が必要になる場合もあります。バッテリーの交換費用は高額になるため、長期的にEVを所有する際のコストとして注意が必要です。
電気自動車ならではの選び方のポイント
電気自動車(EV)を選ぶ際には、ガソリン車とは異なる観点での選び方が必要です。
ここでは、EVならではの選択基準について詳しく解説します。
EV購入を検討している方が、最適な一台を見つけるためのポイントを押さえましょう。
充電環境の確認
EVの購入時に最も重要なポイントの一つが充電環境です。特に、自宅に充電設備を設置できるかどうか、あるいは日常的に利用するエリアに充電ステーションが十分にあるかを確認することが不可欠です。
自宅での充電環境
多くのEVユーザーは、日常的には自宅で車を充電するケースが多いです。自宅に専用の充電器(V2Hシステムなど)を設置すれば、夜間に車を充電して翌日使用することが可能です。自宅に駐車場があり、充電設備を設置できる環境であれば、非常に便利です。V2Hシステムを導入すれば、停電時にEVのバッテリーから家電製品に電力を供給することもできるため、災害対策としても有効です。
外出先での充電
外出中に充電が必要になることもありますが、この場合は、急速充電ができるステーションが近くにあるかどうかが重要です。特に、高速道路のサービスエリアや主要な観光地には、急速充電器が設置されていることが増えてきましたが、地方の一部地域ではまだ設置数が十分ではありません。日常的に長距離移動が多い場合や、頻繁に出張や旅行をする場合は、行き先の充電ステーションを事前に確認しておくことが推奨されます。
充電時間の管理
EVは、ガソリン車の給油と異なり、充電に時間がかかるため、充電時間の管理も重要です。特に、自宅での充電は数時間を要することが多いので、夜間に充電を行う習慣をつけることで、翌日の運転に備えることができます。急速充電が可能な車種であれば、外出中の短時間の充電でも十分な電力を補充できるため、車種選びの際には急速充電対応の有無を確認しておくと良いでしょう。
バッテリーと航続距離
EVのバッテリー容量や航続距離は、車を選ぶ際の大きなポイントです。ガソリン車と異なり、バッテリーの容量が走行可能距離に直結するため、日常的な使用用途に合ったバッテリー容量の車を選ぶことが重要です。
航続距離の確認
多くの電気自動車は、1回の充電で300km〜500km程度の航続距離を持っていますが、長距離運転が頻繁に必要な場合や、高速道路の使用が多い場合には、バッテリーの容量が大きい車種を選ぶと安心です。また、寒冷地や暑い地域ではエアコン使用によってバッテリーの消耗が早くなるため、実際の航続距離が短くなる可能性があります。このため、バッテリーの容量だけでなく、実際の使用シーンに応じた走行距離を考慮することが大切です。
バッテリーの耐久性と保証
バッテリーの耐久性は、EVの長期的な使用において重要な要素です。EVのバッテリーは時間の経過とともに劣化し、最大容量が減少するため、長期間使用する場合は、バッテリーの交換費用や保証期間を確認する必要があります。多くのメーカーは、バッテリーに8年または160,000kmの保証を提供しているため、この点も購入時に確認しておくと良いでしょう。特に、バッテリー交換は非常に高額な作業となるため、保証期間内にどの程度のサポートが受けられるかをチェックすることが重要です。
保証期間や補助金制度
EVの購入時には、メーカーによる保証期間や、政府の補助金制度も確認しておきましょう。多くの自動車メーカーは、バッテリーの劣化や故障に対して長期保証を提供しており、これによってバッテリー交換のコストをカバーすることが可能です。さらに、日本ではエコカー減税や地方自治体による補助金が提供されており、購入費用を抑えることができます。
補助金の活用
補助金制度は、年度や地域によって変動するため、最新の情報を確認することが重要です。特に新車を購入する場合、数十万円単位の補助金を受け取ることができるため、コスト削減につながります。これにより、初期費用が高いEVでも、トータルコストで見た際には非常にお得な選択となる場合があります。
人気の電気自動車ランキング15選
2024年の最新の電気自動車市場では、さまざまなメーカーから多彩なモデルが登場しています。
それぞれの特徴や性能、価格帯は異なるため、ニーズに合った車を選ぶための比較が重要です。
ここでは、2024年に注目すべき人気の電気自動車をランキング形式で紹介し、各モデルの詳細を詳しく解説します。
メーカー・モデル |
1.日産:アリア |
2.日産:リーフ |
3.日産:サクラ |
4.三菱:ekクロスEV |
5.マツダ:MX-30 EV Model |
6.レクサス:UX300e |
7.トヨタ:bz4X |
8.スバル:ソルテラ |
9.ホンダ:Honda e |
10.テスラ:Model Y |
11.メルセデス・ベンツ:EQB |
12.BMW:i4 |
13.テスラ:Model 3 |
14.フォルクスワーゲン:ID.4 |
15.BYD:ATTO 3 |
1.日産:アリア
画像引用:日産・アリア
日産 アリアは、日産が提供する最新の電気自動車で、スタイリッシュなデザインと高い技術力を誇ります。
特に、日産独自の電動技術がフルに活用され、EVとしての性能が非常に高いです。
長距離ドライブや豪華な装備を求める方に最適です。
メーカー | 日産 |
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車種名 | アリア |
特徴 | ・スタイリッシュなデザイン ・プロパイロットナビリンク付標準装備 ・長距離対応 |
新車参考価格 | 6,590,100円~ |
航続距離 | 460km~640km |
急速充電対応 | 〇 |
V2H対応 | 〇 |
航続距離
最大640km
充電時間
以下は充電量80%までの目安の時間です。
・急速充電50kW:約65分~約90分
・急速充電90kW:約45分~約60分
・3kW普通充電:約25.5時間~約35時間
・6kW普通充電:約12.0時間~16.5時間
特徴
非常に長い航続距離が特徴で、長距離移動が多いユーザーに最適です。
内装も豪華で、最新の運転支援技術も搭載されており、安心して運転ができます。
V2H対応で、非常時の家庭電力供給も可能です。
2.日産:リーフ
画像引用:日産・リーフ
日産 リーフは、日本国内でも非常に人気の高いEVです。
手頃な価格で信頼性が高く、日産の電動技術の結晶とも言える一台です。
特に都市部での使用に適しており、日常的な移動手段として多くの支持を得ています。
メーカー | 日産 |
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車種名 | リーフ |
特徴 | ・電気自動車にしては手頃な価格帯 ・信頼性 ・優れた性能 |
新車参考価格 | 4,081,000円~ |
航続距離 | 322km~450km |
急速充電対応 | 〇 |
V2H対応 | 〇 |
航続距離
最大450km
充電時間
以下は充電量80%までの目安の時間です。
・急速充電60KWH:約60分で450km走行
・急速充電40KWH:約40分で322km走行
特徴
手頃な価格と、都市部での通勤やショッピングに最適なサイズ感が魅力です。
日産独自の「e-POWER」技術を活用し、走行中のエネルギー消費を最適化しています。
V2H機能も搭載し、家庭の電力供給にも活用可能です。
3.日産:サクラ
画像引用:日産・サクラ
日産 サクラは、日本市場向けに設計された軽自動車サイズの電気自動車で、都市部での利用に最適なモデルです。
コンパクトで扱いやすく、ゼロエミッションで環境にも配慮した一台です。
また、日常の短距離移動に適しており、手軽なEVライフを楽しめます。
メーカー | 日産 |
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車種名 | サクラ |
特徴 | ・コンパクト ・都市向け ・環境配慮 |
新車参考価格 | 2,599,300円~ |
航続距離 | 180km |
急速充電対応 | 〇 |
V2H対応 | 〇 |
航続距離
最大180km
充電時間
以下は充電量80%までの目安の時間です。
・普通充電3kW:約8時間
・急速充電6kW:約4時間
特徴
軽自動車ならではのコンパクトなサイズ感で、狭い路地や駐車場でも扱いやすく、都市生活での機動力を発揮します。
さらに、V2H機能も搭載しているため、停電時の電力供給などにも活用できます。
4.三菱:ekクロスEV
画像引用:三菱・ekクロスEV
三菱 ekクロスEVは、軽自動車ならではのコンパクトさと、電気自動車の静粛性を兼ね備えた一台です。
小回りが利く設計で、都市部での日常使用に適しており、扱いやすさと低コストで維持できる点が魅力です。
メーカー | 三菱 |
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車種名 | ekクロスEV |
特徴 | ・コンパクト ・低コスト ・SUVテイスト |
新車参考価格 | 2,568,500円~ |
航続距離 | 180km |
急速充電対応 | 〇 |
V2H対応 | 〇 |
航続距離
最大180km
充電時間
以下は充電量80%までの目安の時間です。
・普通充電AC200V:約8時間
・急速充電30kW:約40分
特徴
- 都市部での利用に特化したサイズ感と、軽自動車ならではの経済性がポイント。
フロントマスクには力強いデザインが施され、SUVテイストのスタイリングが特徴的です。
また、電動パワートレインによりスムーズで静かな走行が可能で、ゼロエミッション走行を実現します。
安全機能も充実しており、快適なドライブをサポートする最新のテクノロジーが搭載されています。
5.マツダ:MX-30 EV Model
画像引用:マツダ・MX-30 EV Model
マツダ MX-30 EV Modelは、スタイリッシュなデザインと環境への配慮を両立したコンパクトSUVです。
日常使いを重視した航続距離と、クーペのようなデザインが特徴です。
メーカー | マツダ |
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車種名 | MX-30 EV Model |
特徴 | ・低重心 ・スタイリッシュなSUVスタイル |
新車参考価格 | 4,669,500円~ |
航続距離 | 256km |
急速充電対応 | 〇 |
V2H対応 | △ ※2022年10月発売モデル以降対応 |
航続距離
最大256km
充電時間
以下は充電量80%までの目安の時間です。
・普通充電A200V(3kWh):約12時間
・普通充電200V(6kWh):約5時間
・急速充電:約40分
特徴
6.レクサス:UX300e
画像引用:レクサス・UX300e
レクサス UX300eは、ラグジュアリーな体験を提供するプレミアムコンパクトSUVです。
上質なインテリアと先進的な電動技術を兼ね備え、快適なドライブが楽しめます。
メーカー | レクサス |
---|---|
車種名 | UX300e |
特徴 | ・プレミアム ・快適性 |
新車参考価格 | 6,500,000円~ |
航続距離 | 512km |
急速充電対応 | 〇 |
V2H対応 | 〇 |
航続距離
最大512km
充電時間
以下は充電量80%までの目安の時間です。
・普通充電AC200V(16A):約21時間
・普通充電AC200V(30A):約12時間
・急速充電50kW(125A):約60分
特徴
レクサスならではの高級感と、スムーズで快適な走行が楽しめる電気自動車。
静粛性も高く、長距離でも快適に移動が可能です。
7.トヨタ:bz4X
画像引用:トヨタ・bz4X
トヨタ bZ4Xは、トヨタ初の専用電動プラットフォームを採用したSUVで、広い室内空間と力強い走行性能を提供します。
エコでありながら、ファミリー向けにも使いやすい設計が特徴です。
メーカー | トヨタ |
---|---|
車種名 | bz4X |
特徴 | ・広い室内 ・ファミリー向け |
新車参考価格 | 5,500,000円~ |
航続距離 | 487km~567km |
急速充電対応 | 〇 |
V2H対応 | 〇 |
航続距離
最大567km
充電時間
以下は充電量80%までの目安の時間です。
・普通充電200V3kW(16A):約21時間
・普通充電200V6kW(30A):約12時間
・急速充電50kW(125A):約60分
・急速充電90kW(200A):約40分
特徴
- 特徴: ファミリーでの利用にも適した広い室内空間と、長距離でも快適な走行が可能。
V2H対応で、電力供給にも利用できる実用性の高い一台です。
8.スバル:ソルテラ
画像引用:スバル・ソルテラ
スバル ソルテラは、スバルとトヨタの共同開発によるSUVで、優れた走破性と耐久性を備えています。
アウトドアや長距離ドライブにも適した設計で、環境への配慮も兼ね備えています。
メーカー | スバル |
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車種名 | ソルテラ |
特徴 | ・プレミアム ・快適性 |
新車参考価格 | 6,500,000円~ |
航続距離 | 512km |
急速充電対応 | 〇 |
V2H対応 | 〇 |
航続距離
最大512km
充電時間
以下は充電量80%までの目安の時間です。
・普通充電200V(30A):約12時間
・急速充電150kW:約40分
特徴
- 悪路でも力強く走行できる高い走破性が特徴。
アウトドアや旅行に適しており、V2H機能も搭載しているため、電力供給としても活用可能です。
9.ホンダ:Honda e
画像引用:ホンダ・Honda e
ホンダ eは、都市向けのコンパクトな電気自動車として人気を集めています。
コンパクトなボディながらも、最新のテクノロジーが詰まっており、特に都市部での運転や駐車が容易です。
デザインもモダンでおしゃれな一台です
メーカー | ホンダ |
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車種名 | Honda e |
特徴 |
・コンパクト |
新車参考価格 | ー円 |
航続距離 |
259km |
急速充電対応 | 〇 |
V2H対応 | 〇 |
航続距離
最大259km
充電時間
以下は充電量80%までの目安の時間です。
・高出力型リチウムイオンバッテリー:約30分
特徴
- コンパクトな設計で、都市部での駐車や狭い道での取り回しが容易。
モダンな内装と先進的なインフォテインメントシステムが搭載されています。
短距離移動に最適で、街中での利用が多い方におすすめです。
10.テスラ:Model Y
画像引用:テスラ:Model Y
テスラ モデルYは、SUVタイプの電気自動車で、特に家族向けに設計されています。
広い車内と高い走行性能が特徴で、長距離移動やファミリーカーとしての利用に最適です。
後にご紹介するモデル3と同様に、テスラの最新技術を搭載しています。
メーカー | テスラ |
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車種名 | モデルY |
特徴 |
・SUV |
新車参考価格 | 5,337,000円~ |
航続距離 |
507km~605km |
急速充電対応 | 〇 |
V2H対応 | ー |
航続距離
最大605km
充電時間
以下は充電量80%までの目安の時間です。
・スーパーチャージャー:約15分
最大261km相当分の充電が可能
特徴
- 広いラゲッジスペースと高い走行性能を誇り、長距離ドライブやファミリーカーとして非常に優れています。
テスラの自動運転機能も搭載されており、快適で安全な運転が可能です。
11.メルセデス・ベンツ:EQB
画像引用:メルセデスベンツ・EQB
メルセデス・ベンツ EQBは、ファミリー向けに設計されたラグジュアリーな電動SUVで、広い車内と高級感を兼ね備えています。
3列シートも設定されており、家族や友人とのドライブに最適です。
メーカー | メルセデス・ベンツ |
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車種名 | EQB |
特徴 |
・ファミリー向け |
新車参考価格 | 8,110,000円~ |
航続距離 |
557km |
急速充電対応 | 〇 |
V2H対応 | 〇 |
航続距離
最大557km
充電時間
以下は充電量80%までの目安の時間です。
・急速充電CHAdeMO充電器(90kW):約51分
・急速充電CHAdeMO充電器(50kW):約78分
・普通充電ウォールユニット(6kW):約11時間
特徴
広い室内空間と高級感のあるデザインが魅力で、ファミリーでの長距離旅行にも適しています。
2024年のマイナーチェンジと共にV2HやV2Lの他、先進の運転支援機能ドライビングアシスタンスパッケージが装備されています。
12.BMW:i4
画像引用:BMW・i4
BMW i4は、高性能セダンのEVで、スポーティな走行性能とエレガントなデザインを兼ね備えています。
長距離移動やスポーツドライビングを楽しむ方に最適なモデルです。
メーカー | BMW |
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車種名 | i4 |
特徴 |
・高性能セダン |
新車参考価格 | 8,942,000円~ |
航続距離 |
418km~546km |
急速充電対応 | 〇 |
V2H対応 | 〇 |
航続距離
最大546km
充電時間
以下は充電量80%までの目安の時間です。
・急速充電CHAdeMO充電器(90kW):約40分
・普通充電ウォールユニット(6kW):約15時間
特徴
セダンタイプでありながらも、スポーツカーのような走行性能を持つモデル。
高級感のある内装と、先進的な運転支援技術が搭載されています。
高性能を追求するドライバーに向けたEVです。
13.テスラ:Model 3
画像引用:テスラ・Model 3
テスラ モデル3は、電気自動車の中でも最も人気の高いモデルの一つです。
シンプルで洗練されたデザイン、優れた航続距離、そしてテスラ独自の先進技術「オートパイロット」機能が搭載されています。
都市部での移動から長距離の旅行まで、幅広い用途に対応する万能な車種です。
メーカー | テスラ |
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車種名 | モデル3 |
特徴 |
・長距離対応 |
新車参考価格 | 5,313,000円~ |
航続距離 |
573km~706km |
急速充電対応 | 〇 |
V2H対応 | ー |
航続距離
最大706km
充電時間
以下は充電量80%までの目安の時間です。
・スーパーチャージャー:約15分
最大282km相当分の充電が可能
特徴
テスラのオートパイロット機能により、自動運転が可能。
長距離ドライブを頻繁に行う方や、自動運転技術を体験したい方におすすめです。
テスラ専用の充電ネットワーク「スーパーチャージャー」も利用可能。
14.フォルクスワーゲン:ID.4
画像引用:フォルクスワーゲン・ID.4
フォルクスワーゲン ID.4は、欧州で高い人気を誇る電気自動車で、SUVタイプの車両です。
フォルクスワーゲン独自の技術で作られており、信頼性とコストパフォーマンスが優れています。
メーカー | フォルクスワーゲン |
---|---|
車種名 | ID.4 |
特徴 |
・髙信頼性 |
新車参考価格 | 5,142,000円~ |
航続距離 |
435km~618km |
急速充電対応 | 〇 |
V2H対応 | ー |
航続距離
最大618km
充電時間
以下は充電量80%までの目安の時間です。
・急速充電(90kW):約40分
・急速充電(50kW):約45分~約65分
・普通充電(6kW):約9時間~13時間
特徴
高い信頼性と安定した性能を誇るモデル。
家族向けのSUVとして、広い車内空間と快適な乗り心地を提供します。
コストパフォーマンスに優れ、日常的な使用にも適しています。
15.BYD:ATTO 3
画像引用:BYD・ATTO 3
BYD ATTO 3は、中国の自動車メーカーBYDが開発したコンパクトな電動SUVで、コストパフォーマンスに優れ、都市生活に適した一台です。
シンプルでモダンなデザインも特徴です。
メーカー | BYD |
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車種名 | ATTO3 |
特徴 |
・コストパフォーマンス◎ |
新車参考価格 | 4,500,000円~ |
航続距離 |
470km |
急速充電対応 | 〇 |
V2H対応 | 〇 |
航続距離
最大470km
充電時間
急速充電(90kW):30分で30~80%チャージ
特徴
都市部での使用に最適なサイズ感と手頃な価格が魅力。
BYD独自のバッテリー技術により、安全性と信頼性も高く、V2H機能も備えていますので、停電時などに電力供給として活用することも可能です。
【QA】電気自動車(EV)に関するよくある質問
電気自動車を中古で買っても大丈夫?
電気自動車の中古車市場は拡大しており、コストを抑えたい方には有力な選択肢です。
しかし、いくつかの注意点があります。
メリット | デメリット |
新車に比べて価格が大幅に安い | バッテリーの劣化が進んでいる可能性有 |
燃料費やメンテナンス費用も削減可能 | 保証期間が終了している場合、 バッテリー交換費用が高額になることがある |
バッテリー技術が成熟しているため、 中古でも高い性能が期待できる |
充電インフラや航続距離が最新モデルに劣ることがある |
バッテリーの状態や走行距離、充電サイクル数を確認し、信頼できる業者から購入することが重要です。
充電にかかる費用は?
EVの充電費用は、充電場所や契約している電力プランによって異なります。自宅での充電では、1kWhあたりの費用が約30円前後となるため、たとえば60kWhのバッテリーを満充電する場合、1,800円程度のコストがかかります。
また、急速充電ステーションでは、より高い料金がかかる場合もありますが、それでもガソリン車の燃料費に比べてコストは低くなります。さらに、太陽光発電システムと組み合わせることで、電力コストを大幅に削減することも可能です。
電気自動車のバッテリー寿命は?
EVに搭載されているバッテリーは、通常8年〜10年、または走行距離で約160,000km程度が寿命とされています。ただし、バッテリーの劣化は少しずつ進行するため、性能が低下しても走行自体は可能です。多くのメーカーがバッテリーの保証を提供しているため、保証期間内であれば無料で交換ができる場合もあります。
電気自動車はメンテナンスが簡単?
EVはエンジンを持たないため、エンジンオイルや冷却液の交換が不要で、定期的なメンテナンスがガソリン車に比べて少ないのが特徴です。しかし、タイヤやブレーキパッドの交換などは必要であり、特にバッテリーの点検は重要です。また、モーターの性能維持や充電システムの点検も含めて、専門的なメンテナンスを定期的に行うことが推奨されます。
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