みなさまは “ 修復歴 ” という言葉を聞いてどのようなイメージをしますか。
ボディの擦り傷やへこみを修理した車かな?
大きな事故を起こして修理した車かな?
などなど、大小さまざまな修復のイメージが思い浮かぶかと思います。
では実際、どのような車が修復歴のある車なのでしょうか。
修復歴とは?
修復歴にはこのような定義があります。
(※日本自動車査定協会ウェブサイトより)
車輌の骨格部分であるフレームやシャーシーなどの車の強度を保つ部分に影響を及ぼし、交換や修正をした経緯があるのものことを指します。
また、修復歴とは別に事故歴と呼ばれるものがあります。
これは事故により骨格部分に影響を及ぼすと事故歴車になります。
つまり例を上げると、
事故により骨格部分に影響を及ぼしその部分を修復した場合
→事故歴車、修復歴車
事故により骨格部分には影響のない損傷があり修復した場合
→事故歴車でも修復歴車でもない
事故車といっても車をガードレールにぶつけた、
出会い頭に衝突したといった単に交通事故を起こした車だけでなく
災害などで水没し冠水した車なども含まれます。
修復歴、事故歴を調べる方法
例えば中古車を購入しようとした場合、自動車公正取引協議会の「自動車公正競争規約」により修復歴のある車を販売する際は、販売店側は表示しなければいけない義務があります。
しかしながら事故歴のみに関しては表示の義務がありません。
あくまでも、車の骨格部分にあたる箇所への損傷・修復をしたかどうかの修復歴の表示のみが義務に当たるのです。
修復歴を隠蔽するような悪徳業者でない限り修復歴は購入時に表示されており知ることができますが事故歴同様に骨格部分にあたるほどではない修理、つまり修理歴にも表示の義務は課せられていません。
修復歴、事故歴を自身で調べる方法は?
自身で調べる場合の方法の1つとして点検記録簿を確認することがあげられます。
ここには整備工場が12ヶ月点検や24ヶ月点検などの法廷点検の際の作業内容、整備内容が記録されています。
しかし残念ながら、旧所有者の紛失などによりすべての中古車に必ず点検記録簿があるという訳ではありません。
また、修復の技術も向上されている昨今において一般の人が目視で修理形跡などを見分けることも非常に難しいと言えるでしょう。
このように中古車購入を考える際には走行距離や年式、内装の使用感だけではなく、修理歴や修復歴、事故歴など気になることが様々です。
出来ることなら少しでもお得に車を購入したい。
けれどもやはり安心・安全は譲れないし修復歴を気にして考えて購入するのも大変!!
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