おすすめ車種 2024年11月25日

寒冷地仕様とは?標準仕様との違いや見分け方は?【人気のおすすめ車種やポイントをご紹介!】

私たちが日常的に使う自動車には、実は使用上最適な気候が設定されています。
その中でも今回注目するタイプは【寒冷地仕様】。

この記事では、雪や雨に左右されることなく役立つ【寒冷地仕様車】について深堀します。
また、標準タイプとの違いも見ていきましょう。

寒冷地仕様とは?

寒冷地とは、冬の寒さが厳しく降雪地帯のことを指します。
北海道、東北や信越地方が主に寒冷地です。
また、北陸や近畿でも日本海側の地域も含まれるようです。
そのような地域に適している装備がある車を【寒冷地仕様車】と言います。
寒冷地でなくても、真冬にフロントガラスが凍ったりバッテリーが上がったりという経験をされたことはありませんか?
寒冷地仕様になると、氷点下10度ほどでもトラブルが起きない工夫がされています。

標準仕様との違い

車の森で販売している車はすべて標準タイプの普通仕様車ですが、寒冷地仕様車とは何が違うのでしょうか?
普段使わなくとも、ウィンタースポーツや極寒地帯への家旅行時に起こってしまったトラブルに、役立つかもしれません。
違いをご紹介しましょう。

空調設備

寒冷地になると外気温は氷点下になることもしばしば..。
そんな気温の中、駐車している車の車内は予想以上に冷えています。
降雪があると尚更エンジンを付けても、普通仕様なら車内はなかなか温まってくれません。

しかし寒冷仕様になると、ヒーターの風をより多く送り出すためモーターが大きくなっています。
2列目シートには足元にヒーターが装備されているタイプもあるので、スピーディに温まり快適な室内空間を提供してくれます。

凍結・曇り止め防止

車も凍ってしまうほどの極寒地域用につくられている寒冷仕様車は、ミラーや窓ガラスにヒーターが搭載されている場合があります。
視界が遮られては話になりません。
ヒーターによって暖められたミラーやガラスは、曇ることなく降雪地域でも視界は良好です。

また、そのほかにもワイパーの凍結も防いでくれます。
雪が多く降る日に駐車している車を見ると、ワイパーを立てている自動車をよく見かけませんか?
これもワイパーの凍結防止策です。
ワイパーが凍ってしまうと、フロントガラスに引っ付いた状態で無理やり動かそうとすると故障の原因にもなります。

バッテリー

外気温が低くなると、バッテリーの性能が低下すると一般的には言われています。
寒冷仕様車は標準仕様より容量の大きなバッテリーを搭載することによって、空調・シートヒーター等快適な空間を保つことができます。
しかし、使い過ぎにはバッテリーの消耗が進みます。
暖房設備をつけっぱなしの走行はあまりお勧めできません。
暖まったら消す→寒くなってきたので付けるといった切り替えが大事です。

冷却水

冷却水(クーラント液)とは、エンジンを冷やすための液体です。
それが寒冷地になると、凍ってしまうことも..。
凍ってしまうと冷やす機能が停止し、エンジンはオーバーヒートします。
凍っても融けるから心配ない!!と思ってると大間違いです。
エンジン載せ替えといった大掛かりな作業・費用が必要となりますが、寒冷仕様になると、ここのポイントは心配不要です。
また、普通仕様の車で降雪地域へ行かれる場合には、寒冷地用の冷却水と交換してもらうようにしましょう。

寒冷地仕様のメリット・デメリット

それでは次に、寒冷地仕様のメリット・デメリットをご紹介します。
寒冷地仕様車は、地方によってはあまり聞きなれない言葉でもあります。
初めて聞く方もいらっしゃると思いますので、いい点・悪い点を詳しくみていきましょう。

メリット

寒冷地仕様車のメリット
  1. 外気温が氷点下でも高い始動性を発揮する
  2. バッテリー容量が大きい
  3. 室内の『暖』に対する装備が豊富
  4. 氷点下での冷却水の維持
  5. 曇り止め防止など、豪雪地帯でも視界を確保
  6. 都市部で走行しても問題なし

1.外気温が氷点下でも高い始動性を発揮する

寒冷地仕様車はエンジン始動性を向上させるため、強力なスターターモーターや特殊なオイルを採用しています。
これにより、氷点下の厳しい環境下でもエンジンをスムーズに始動でき、寒冷地での使用に最適です。

2.バッテリー容量が大きい

  • 寒冷地では電力消費が増えるため、大容量のバッテリーを搭載しています。
    そのため、暖房やシートヒーター、ウィンドウの霜取り装置などを頻繁に使用しても、電力不足になるリスクを軽減できます。

3.室内の『暖』に対する装備が豊富

シートヒーター、ステアリングヒーター、エンジン暖気装置など、寒冷地ならではの装備が充実。
ドライバーや乗客が車内で快適に過ごせます。

4.氷点下での冷却水の維持

特殊な冷却液や強化された冷却システムを採用し、氷点下でも冷却水の凍結を防ぎます。
エンジン性能を保ち、長期間にわたって安定した動作が可能です。

5.曇り止め防止など、豪雪地帯でも視界を確保

曇り止め機能付きのフロントガラスや雪対応ワイパーを搭載しており、厳しい気象条件でも視界を確保。
安全運転をサポートします。

6.都市部で走行しても問題なし

寒冷地仕様は都市部の通常の道路環境にも適しており、冬以外の季節や温暖な地域でも快適に運転できます。

デメリット

寒冷地仕様車のデメリット
  1. 車両価格は普通仕様に比べるとやや高め
  2. 寒冷地仕様装備の後付けは難しい

1.車両価格は普通仕様に比べるとやや高め

 

寒冷地仕様車は専用装備を追加しているため、通常仕様よりも価格が高めに設定されています。
このため、購入時に初期費用が増える点は注意が必要です。

2.寒冷地仕様装備の後付けは難しい

寒冷地仕様の装備は車両の設計段階で組み込まれていることが多く、購入後に後付けするのは技術的にも費用的にも難しいです。
そのため、購入時にニーズに合った仕様を選ぶことが重要です。

車の森厳選車両ランキング
寒冷地仕様 人気Best5

最後に、車の森が厳選した寒冷仕様車としてオススメする、人気ある車を5台ご紹介します。
「こんな車もあったんだ!!」と思われるかもしれません。

冬季に寒冷地へ行くご予定がある方や、乗り換えをご検討中の方はご参考にしてみてください。

1.トヨタ:ランドクルーザー250

トヨタ:ランドクルーザー250

ランドクルーザー250は、トヨタのSUVシリーズの中でも高い信頼性と耐久性を誇るモデルです。
寒冷地仕様は、全車標準装備。
寒冷地仕様車としての対応力も高く、極寒の環境下でもその性能を十分に発揮します。

エンジン性能は、低温時でも優れた始動性を実現し、厳しい寒冷地での使用を想定した設計が施されています。
また、大容量バッテリーと強化された冷却システムを搭載しており、氷点下でも安定した走行が可能です。

室内の快適性にも配慮され、シートヒーターやステアリングヒーター、寒冷地特有の暖気機能を標準装備。
さらに、曇り止めガラスや雪対応ワイパーなど、豪雪地帯での視界確保も万全です。

ランドクルーザー250は、過酷な環境に対応しながらも、快適性や多用途性を兼ね備えたSUVです。
耐久性と信頼性を重視するユーザーに最適な1台と言えるでしょう。

■基本情報           

駆動方式:4WD
全  長:4,925mm
全  幅:1,940mm-1,980mm
全  高:1,925mm-1,935mm
定  員:5名・7名
エンジン:2.7Lガソリン
     2.8Lディーゼル
燃  費:7.5km/L-11.0km/L

2.トヨタ:ハイラックス

トヨタ:ハイラックス

ハイラックスは、優れた耐久性と悪路走破性を兼ね備えたピックアップトラックで、寒冷地仕様車としても高い信頼を得ています。
氷点下でも安定した始動性能を発揮するエンジン、大容量バッテリー、冷却水の凍結防止設計により、厳しい寒冷地での使用を可能にしています。

さらに、室内にはシートヒーターや曇り止め機能付きフロントガラス、雪対応ワイパーを装備し、快適性と安全性を両立。
4WDシステムによる優れたトラクション性能で、雪道や凍結路面でも高い走行安定性を提供します。

ハイラックスは、耐久性と寒冷地対応力を求めるユーザーにとって理想的な1台です。

■基本情報           

駆動方式:2WD・4WD・E-Four
全  長:4,610mm-4,600mm
全  幅:1,855mm-1,865mm
全  高:1,685mm-1,690mm
定  員:5名
エンジン:2.0Lガソリン
     2.5Lハイブリッド
     2.5Lプラグインハイブリッド
燃  費:15.2km/L-22.0km/L

3.スズキ:ジムニーシエラ

スズキ:ジムニーシエラ

アウトドア好きのユーザー様も多くいるジムニーシエラはパートタイム4WDを採用し、雪道・ぬかるみ・舗装道路など路面の状況に応じて駆動力を確保しています。

また、3アングルと言われる、ボディが路面に接触しない角度を維持しています。
・アプローチ≫前方
・ランプブレークオーバー≫乗り越えた障害物がボディに接触しない角度
・デパーチャー≫後方

走破性に特化しているジムニーは、雪国での活躍にも期待できます。

■基本情報           

駆動方式:パートタイム4WD
全  長:3,550mm
全  幅:1,645mm
全  高:1,730mm
定  員:4名
エンジン:1.5Lガソリン
燃  費:14.3km/L-15.4km/L

4.ホンダ:ヴェゼル

ヴェゼルは、スタイリッシュなデザインと実用性を兼ね備えたコンパクトSUVで、寒冷地仕様車としても快適に使用できます。
寒冷地特有の低温下でもエンジンがスムーズに始動する設計や、大容量バッテリーの搭載により、厳しい環境下でも信頼性の高い走行が可能です。

また、シートヒーターやステアリングヒーター、曇り止め機能付きフロントガラスなどの装備を採用し、冬季でも快適な車内環境を提供。優れた燃費性能とハイブリッドシステムにより、寒冷地でも経済的な運用が期待できます。

雪道での安定性を確保する4WDモデルもラインアップしており、日常利用からレジャーまで幅広いシーンで活躍する1台です。

■基本情報           

駆動方式:FF・4WD
全  長:4,340mm
全  幅:1,790mm
全  高:1,580mm-1,590mm
定  員:5名
エンジン:1.5Lガソリン
     1.5Lハイブリッド
燃  費:15.0km/L-26.0km/L

5.トヨタ:RAV4

5.トヨタ:RAV4

RAV4は、高い走行性能と快適性を兼ね備えたSUVで、寒冷地仕様車としても優れた性能を発揮します。
氷点下でもエンジン始動性が高く、大容量バッテリーや冷却水凍結防止設計により、厳しい寒冷地での安定した走行が可能です。

また、シートヒーターやステアリングヒーター、寒冷地対応の暖房装備を充実させ、冬季でも快適な車内環境を提供します。
曇り止めガラスや雪対応ワイパーで視界を確保し、安全性にも配慮しています。

さらに、RAV4のAWDシステムは雪道や凍結路面での走行安定性に優れ、アウトドアやレジャーシーンでも活躍。
燃費性能や多用途性も魅力で、日常利用から寒冷地での使用まで幅広く対応します。

■基本情報           

駆動方式:FF・4WD・E-Four
全  長:4,600mm-4,610mm
全  幅:1,855mm-1,865mm
全  高:1,685mm-1,690mm
定  員:5名
エンジン:2.0Lガソリン
     2.5Lハイブリッド
     2.5Lプラグインハイブリッド
燃  費:15.2km/L-22.2km/L

まとめ

降雪地域や冬の環境が厳しい地方に住んでいないと、あまりピンとこないかもしれませんが、しかし旅行先や、引越し先が豪雪地帯になることがないとは言い切れません。
「こんな車もあるんだ」と、頭の片隅においていただければ幸いです

車の森では、お客様のニーズに合った車両を数多く取り揃えております。
知識豊富なスタッフがお車選びのお手伝いをさせていただきます♪
気になるお車がございましたら、車の森へお気軽にお電話やメールにてお問合せください。

皆様のご来場、お問合せ心よりお待ち致しております。

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出典


https://toyota.jp/landcruiser/
https://www.suzuki.co.jp/car/jimny_sierra/
https://toyota.jp/alphard/
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5/
https://toyota.jp/landcruiserprado/

 

この記事を書いた人
営業
森田龍太朗
Ryutaro Morita
ヨシダオートサービスに入社して7年目。整備士を経て現在は営業や仕入れの業務をしています。 ブログ記事を通して自動車販売店独自の目線でお客様にお得でタメになる情報をお届けしていきます。 資格としては自動車整備学校にて二級自動車整備士を取得しております。