新型エクストレイルが販売されて、これまでのモデルと何が変わったのか知りたい方も多いのではないでしょうか。車選びの際、つい外装に目がいってしまいがちですが、運転するうえでも内装が自分好みであるかどうかはとても重要なポイントです。
この記事では、新型エクストレイルの内装について、グレードによる違いを交えて詳しく紹介します。また、内装をおしゃれにするカスタムアイデアもまとめているので、エクストレイルが気になっている方はぜひ参考にしてみてください。
新型エクストレイルの室内空間の特徴は?

2022年7月に行われたフルモデルチェンジによって、4代目となったエクストレイル。5人乗りだけでなく、7人乗り仕様も用意されており大人数で乗車できる車をお探しの方にも適しています。
室内空間は質感が高く、高級セダンのような乗り心地です。ダッシュパネルの防音材を多く使用していることや、上級モデルに使用するサスペンションを採用していることで、静粛性にも優れています。
グレードによっては12.3インチの大型ディスプレイナビを搭載しており、操作性や視認性も良好です。大人数で乗車したときにも、後部座席から映像を楽しめるでしょう。
このように、新型エクストレイルの室内空間は、アウトドアシーンでも街中でも快適に過ごせる設計となっています。
【比較】エクストレイルのグレードによる内装の違い
エクストレイルには複数のグレードが用意されており、グレードによって内装の装備やデザインが異なります。それぞれの特徴を比較し、購入の参考にしてください。
S

小売価格(税込み) | 3,601,400円 |
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ボディカラー | ・ブリリアントシルバー ・ダイヤモンドブラック ・ブリリアントホワイトパール |
シート地 | ファブリックシート |
標準的な装備を備えたグレードで、価格を抑えつつ必要な機能がそろっています。
インテリアは、ブラックを基調としたシンプルなデザインです。シート素材はファブリックシートで、実用性が重視されています。

エントリーグレードの「S」は、なるべく費用を抑えてエクストレイルに乗りたい!という方におすすめのグレードです。
インパネ部分には、欲しい情報が直ぐにチェックできる「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」が儲けられており、グレードSには7インチのカラーディスプレイが設置されています。

エントリーグレードでも本革巻きステアリングが採用されている点は、エクストレイルがグレード問わずに品質が高いと言えるポイントでしょう。
ボディカラーの選択肢は、ほかのグレードに対して少なくなってしまうため、ブラックやホワイトパールなどの定番色でないカラーをお求めの方は要注意です。
X/エクストリマーX
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(X) | (エクストリーマーX) |
小売価格(税込み) | 3,840,100円 |
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ボディカラー |
・ブリリアントシルバー |
シート地 | ファブリックシート |
エクストレイルのカスタムモデル「エクストリーマーX」のベースにもなっているグレードXは、2列シートの5人乗りと、3列シートの7人乗りから選べます。
エクストリーマーXは、耐水性シートや汚れに強い素材を採用しており、アウトドアシーンでの使いやすさを追求したモデルです。

グレードXになると、インナードアハンドルがメッキ塗装されていたり、アドバンスドドライブアシストディスプレイは12.3インチの大画面になったりします。
シート地はエクストリーマーXは特別装備が適応され、上記の画像とは異なるため気をつけましょう。

グレードXになると、選択できるメーカーオプションも多くなります。
「防水シート」や「ルーフレール」などがこれに当てはまり、オートキャンプのようなアウトドアシーンでの利用を予定している方には、ぜひチェックしてもらいたいオプションです。
G

小売価格(税込み) | 4,451,700円 |
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ボディカラー |
・ブリリアントシルバー |
シート地 | テーラーフィット |
グレードGは、高級感を重視した上位グレードです。装備が充実し、快適性をさらに高めています。
インテリアは本革シートや、木目調の加飾パネルが採用されており、上質な雰囲気をお求めの方におすすめです。
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テーラーフィット |
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ナッパレザー |
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ナッパレザー |
グレードGの標準装備されたシート地はテーラーフィットですが、メーカーオプションでナッパ―レザーのブラックとタンの2種類も選べます。
ナッパ―レザー(タン)を選択した場合、ダッシュボードの一部やドアの内側もシートと同色に変わり、雰囲気がガラリと変化することがポイントです。
どのシート地も高級感があり、これまでのグレードとは印象が大きく異なります。
また、グレードGには先進技術の「NissanConnectナビゲーションシステム」が標準で搭載されていることにも注目です。
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テーラーフィット |
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ナッパレザー |
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ナッパレザー |
座席シートを見ると、テーラーフィットからナッパレザーに変わることで、グッとラグジュアリーな雰囲気が出ています。
シートメインの一部にナッパ―レザーを使用し、その他の部分には人口皮革を使用しています。レザーは抗菌仕様です。
X 90周年記念車(特別仕様車)

小売価格(税込み) | 4,043,600 |
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ボディカラー |
・ステルグレー |
シート地 | 90th Anniversary専用シート |
日産の創立90周年を記念してつくられた限定モデルです。ベースにはグレードXを使用しており、基本的な装備はXと変わりません。
座席シートはグレードXはファブリックシートを用いていますが、90周年記念車はテーラーフィットの90th Anniversary専用シートが使用されています。

足元のデュアルカーペットは、ブラックとカッパー色のステッチが入った90周年記念モデル限定のもの。「90th Anniversary」のタグが入っており、特別感があります。
エクステリアの複数個所に用いられているカッパーカラーは、「明け方の力強く希望に満ちた空」をイメージしています。新しい日産のはじまり(夜明け)を象徴した、上品なデザインが特徴です。
「ほかの人と違った車を乗りたい」「日産車が好き」といった方は、ぜひ90周年記念モデルもチェックしてみてください。
AUTECH(カスタマイズカー)

小売価格(税込み) | 4,579,300円 |
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ボディカラー |
・ブリリアントホワイトパール |
シート地 | ブラックレザーシート |
AUTECHは、スポーティーなデザインを求める方をターゲットにしてつくられた「プレミアムスポーティブランド」です。
オーテック誕生の地である湘南・茅ヶ崎の自然の色をモチーフに、エクステリアやインテリアには鮮やかな青色があしらわれています。

インテリアだけでも、AUTECH特別装備は8カ所にのぼります。
木目調のインストロアや、ブルーステッチの入ったセンターコンソールボックスなど、色々な箇所で特別感を感じられる仕様になっていることが魅力です。

AUTECHには「パーソナルドライビングポジションメモリーシステム」も特別装備されています。
「高級感」だけでなく、スポーティな要素のある車がお好みの方に、おすすめです。
AUTECH Advanced Package

小売価格(税込み) | 5,032,500円 |
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ボディカラー |
・ブリリアントホワイトパール |
シート地 | ブラックレザーシート |
AUTECH Advanced Packageは、「AUTECH」よりもさらにワンランク上のグレードです。
AUTECHには無かった、「ロールサンシェード」や「アンビエントライト」が標準装備されていること。
シートの位置だけだったドライビングポジションメモリーシステムは、ドアミラーも連動しています。

AUTECHではメーカーオプションだったUSB電源ソケットやAC電源も標準装備されています。
先進技術の「NissanConnectナビゲーションシステム」と「ETC2.0ユニット」もこのグレードだと標準装備されています。
AUTECHとAUTECH Advanced Packageの差額は45万円程度ですが、メーカーオプションの選択次第ではそこまで大きな差にはならないかもしれません。
エクストレイルのシートアレンジ
新型エクストレイルのシートアレンジは、用途や人数に応じて柔軟に変更できます。グレードXであれば、2列シート車と3列シート車があるので、より幅広いシートアレンジが可能です。
シートアレンジの幅の広さは、車の使い勝手の良さに直結するポイントだと言えるでしょう。
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セカンド可倒式シート |
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セカンド可倒式シート |
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セカンド可倒式シート |
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サード可倒式シート |
また、シートアレンジの幅が広くても、倒したり引いたりするのに手間がかかってしまうなど不便を感じてしまうようでは、便利だとは言えません。
しかしシートアレンジの作業をどう感じるかは、個人差があるでしょう。
購入に踏み切る前には、実物を見て確認し、実際にシートアレンジを体験させてもらうことをおすすめします。
エクストレイルの収納力

エクストレイルの強みのひとつに、積載能力の高さがあげられます。かさばる荷物もラクに収納できるので、ある程度の大きさの家具なら配送を依頼せずに自分で持ち帰ることもできるでしょう。
ここからは、エクストレイルの荷室の使い勝手や室内収納について紹介します。
荷室の使い勝手
新型エクストレイルの荷室容量は575Lと、同クラスの自動車のなかでもトップクラスの積載能力を誇ります。
575Lがどのくらいかと言うと、9.5インチのゴルフバッグが4つ収納できる程の大きさです。
オートキャンプなど荷物が多い時でも、積み込めるかどうかを気にせずに荷造りが行えます。
また、グレードGには標準装備、Xにはメーカーオプション対応で搭載できる「リモコンオートバックドア」は、インテリジェントキーを身に着けた状態でリアバンパーの下に足先を出し入れすると、バックドアが自動で開閉できるシステムです。
両手が塞がっているときにも、荷物を離さずにそのままドアが開けられます。
室内収納
エクストレイルには、収納が多く設置されており、居住スペースをより広く使えることが強みです。
センターコンソールロアボックスには照明が付いており、夜間でも使いやすいでしょう。
後列でも、カップホルダーが手を伸ばしやすい位置に付いており、快適に過ごせます。
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センターコンソールロアボックス |
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センターコンソールボックス |
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カップホルダー |
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リヤセンターアームレストスルー |
写真のほかにも、前席サンバイザーにはバニティミラーやチケットホルダーが付いていたり、ドアポケットにはドリンクホルダーが備わっていたりします。
十分な収納が備わっているので、ティッシュ箱やお出かけ雑誌など車内に積んでおきたい荷物が多い方にもおすすめです。
エクストレイルの内装をおしゃれにするカスタムアイデア
エクストレイルは、外装品のアクセサリーだけでなく、内装品やラゲッジアイテムも豊富に取り揃えられています。

アクセサリー名 |
イルミキッキングプレート |
価格(取付費・消費税込) |
40,240円 |
適応グレード |
全車 |
ドアを開くとLED照明で車名のロゴが光り、乗車する人をお迎えします。
夜間に目を惹くポイントになり、特別感が感じられるところがポイントです。

アクセサリー名 |
フットウェルランプ |
価格(取付費・消費税込) |
32,880円 |
適応グレード |
全車 |
前席と後列の足元に設置する間接照明です。ドアの開閉とスモールランプに連動しており、室内をよりラグジュアリーな雰囲気に演出します。
【QA】エクストレイルのよくある質問
「エクストレイルが欲しい!」と気持ちが決まっていても、疑問が残っている状態ではなかなか購入に踏み切れないものです。
車は家の次に高い買い物と言えるでしょう。後悔の無いように、疑問が残っている場合はしっかりと解決しておくことが重要です。
ここからは、エクストレイルに関するよくある質問を、回答と併せて紹介します。
本革シートを選べるグレードは?
本革シートが選べるグレードは「G」「X90周年記念モデル」「AUTECH(AUTECH Advanced Package)」です。どのグレードも標準装備で本革シートが採用されています。
なかでも上級グレードの「G」は標準装備がテーラーフィットで、メーカーオプションでナッパレザーが選べます。
ナッパレザーはブラックとタンの2色展開で、どちらもそれぞれ違った高級感が特徴です。背面と座面の部分にはキルティング模様が施されており、品質の高さが感じられます。
「X90周年記念モデル」「AUTECH(AUTECH Advanced Package)」にはそれぞれ専用シートが用いられています。
エクストレイルの新型と旧型の内装の違いは?
先代モデルと比べたときにまず目に留まる点は、新型エクストレイルは全車にe-POWERシステムを搭載したことです。
モーター走行ならではの優れた静粛性となめらかな加速で、乗り心地がさらに良くなりました。
内装の広さは寸法的には旧型よりも新型の方が小さくなっています。
4代目(現行モデル) |
3代目(旧型モデル) |
1,980/1,540/1,255mm |
2,005/1,535/1,270mm |
荷室容量は新型エクストレイルは575L、旧型エクストレイルは550Lです。車内の広さ自体はそこまで大きな差はありません。
新型エクストレイルはラグジュアリーな雰囲気で、重厚感があります。一方で旧型エクストレイルは防水ラゲッジに防水シートと、高い防水性能を誇ることが特徴です。
アウトドアシーンでガンガン使いたい!という方には旧型エクストレイル。品質の高さを重視したい!という方には新型エクストレイルがおすすめです。
エクストレイルがお得に手に入る登録済未使用車とは
「中古車の状態を見極めるのがむずかしくて不安」「新車を購入した場合の納期の長さが気になる」という方には、登録済未使用車がおすすめです。
登録済未使用車は、登録が済まされて車検証が発行されただけの中古車のこと。販売店がオーナーになっており、一般ユーザーが使用した経歴はありません。
中古車であるため、在庫として販売店に既に現物があり、納期は販売店や時期にもよりますが数週間で納車できます。
また、一般ユーザーによる走行歴もないため、過去の使用環境による車の状態の違いも気にする必要がありません。
納期が短く、状態も新車同様のキレイな状態であることが、登録済未使用車の魅力です。
エクストレイルをお探しの方は車の森へご相談ください!
中古車市場全体で見ると、登録済未使用車は数が少なく、エクストレイルの希望するグレードを見つけるには手間や時間がかかってしまうでしょう。
南大阪を拠点に店舗を構える「車の森」は、この登録済未使用車を専門に取り扱う自動車販売店です。
国内オールメーカー全ての自動車を取り扱っており、総在庫は300台と多く用意しています。
「購入希望の車はまだ決まっていない」「とりあえず車を見てみたい」といった方のご来店も大歓迎です。
もし、お車選びにお悩み中でしたら、知識豊富な車の森スタッフが親切・丁寧にお車選びのサポートをさせていただきます。
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画像引用・出典
日産(エクストレイル)