トヨタが誇る人気のクロスカントリー型4WD「ランドクルーザープラド」。
本格SUVであることから、走破性が高いことは周知されていますね。
では、ランドクルーザープラドの燃費は如何ほどか。
気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ランドクルーザープラドの燃費性能について迫ります。
走行性能や乗り心地といった車種の特徴やディーゼルとガソリンの違いも解説しますので、車選びの参考にしてください。
トヨタのランドクルーザー プラドとは?
トヨタを代表するSUVと言っても過言ではない、ランドクルーザーシリーズ。
その中でも特に人気があり、販売台数を伸ばし続けているモデルが「ランドクルーザープラド」です。
ランドクルーザープラドは、2024年に入り後継モデルとなる「ランドクルーザー250」が登場したことにより、生産終了となっています。
ランクルプラドの歴史
ランドクルーザープラドの始まりは1985年に遡ります。
当時のランドクルーザー(70系)の派生車種として「70シリーズワゴン」という名称でデビューしています。
その後、1990年に「プラド」という名前が付き、「70シリーズプラド」が誕生しました。
ここからプラドはシリーズ化され、「70」「90」「120」そして現行モデルの「150」へと進化しています。
グレード
現行モデルのグレードは以下のラインナップです。
- TZ-G
- TX
- TX”Lパッケージ”
- 特別仕様車TX”Lパッケージ”Matt Black Edition
この4つのモデルの中で、車の森がオススメするグレードは「TX”Lパッケージ”」。
どのモデルも本格SUV車であり、走破性や耐久性は高くなりますが、中でも「TX”Lパッケージ”」は快適装備が揃います。
また、リセールバリューが高いグレードとしても、このグレードは大変人気です。
維持費を抑えるにはディーゼル車がおすすめですが、車両価格はガソリン車の方が低くなるため、ガソリン車の販売比率が多いようです。
■メーカー希望小売価格(最終モデル)
・TZ-G(ディーゼル):5,543,300円
・TX(ガソリン)
5人/3,676,000円:7人/3,834,000円
・TX(ディーゼル)
5人/4,330,000円:7人/4,488,000円
・TX”Lパッケージ”(ガソリン)
5人/4,179,000円:7人/4,337,000円
・TX”Lパッケージ”(ディーゼル)
5人/4,997,000円:7人/5,543,000円
・特別仕様車(ガソリン)
5人/4,300,000円:7人/4,458,000円
・特別仕様車(ディーゼル)
5人/4,960,000円:7人/5,118,000円
走行性能や乗り心地
ランドクルーザープラドは、本格SUVであるため高い走行性能の持ち主です。
最低地上高は220mmと、SUVならではの走破力にも大きく期待ができるモデルです。
ランドクルーザーにも採用されている「マルチテレインセレクト」には、走行状況から5つのモードを選択できます。(グレード別設定)
マッドな路面や岩場などのゴツゴツとした路面であっても、プラドには突破する実力を兼ね備えています。
また、本格SUVというと乗り心地があまり良くない印象をお持ちの人もいるようですが、ランドクルーザープラドは違います!
走破性に長けているだけでなく、室内にくつろぎをもたらす快適な空間を提供していることが特徴です。
シートアレンジを電動スイッチで行い、大きくフラットなラゲージスペースも魅力です。
ランドクルーザープラドの燃費性能
ここからは、ランドクルーザープラドの燃費性能のご紹介です。
ランドクルーザープラドに限らず、どの車もカタログには「燃費消費率」が記載されています。
私たちユーザーは、この燃費消費率をもとに、どの程度の燃費性能を持っているかを判断します。
しかし、カタログに記載している燃費(カタログ燃費とも言う)は、燃費性能を最大限発揮できる環境で走行した時の数値です。
そのため、実際に走った時の数値と異なることが多く、カタログ燃費ほど数値が伸びないケースが多いことを理解しておきましょう。
それでは、ディーゼル車・ガソリン車それぞれの燃費性能を詳しく見ていきます。
ランドクルーザープラドの実燃費も合わせてご覧ください。
ディーゼル車の特徴
ランドクルーザープラドのディーゼル車には、2.8Lエンジンが採用されています。
最高出力は150kW、最大トルクは500N・mとなり、圧倒的な力強さの持ち主です。
ディーゼルエンジンの最大の特徴は、力強いトルクを発揮るということ。
発進時・加速時にもパワフルな走行を実現しているため、ランドクルーザープラドのような大型の乗用車に採用されることが多いです。
また、燃料が「ガソリン」ではなく「軽油」になるため、維持費を抑ええることができますね。
ランドクルーザープラドのディーゼル車のカタログ燃費は以下の通りです。
■WLTCモード:11.2km/L
■市街地モード:8.7km/L
■郊外モード:11.3km/L
■高速道路モード:12.7km/L
では、実燃費はどうでしょうか。
ランドクルーザープラドのディーゼル車では、実燃費は10.10km/L~11.19km/L。(2024.3.14現在。e燃費調べ)
カタログ燃費ほど数値は伸びないと先述しましたが、ランドクルーザープラドのディーゼル車では、カタログ燃費とほぼ変わらない燃費数値が実現されていますね。
ガソリン車の特徴
ランドクルーザープラドのガソリン車には、2.7Lエンジンが採用されています。
最高出力は120kW、最大トルクは246N・mとなり、ディーゼル車に比べると性能は低下します。
しかし、ディーゼル車より車両価格は安く設定されている点や、修理費用を抑えられる点は、ガソリン車のメリットです。
走行距離が短い人はガソリン車の購入を検討しましょう。
ランドクルーザープラドのガソリン車のカタログ燃費は以下の通りです。
■WLTCモード:8.3km/L
■市街地モード:6.1km/L
■郊外モード:8.5km/L
■高速道路モード:9.7km/L
では、実燃費はどうでしょうか。
ランドクルーザープラドのガソリン車では、実燃費は6.09km/L~7.40km/L。(2024.3.14現在。e燃費調べ)
燃費消費率が10km/Lを上回っているディーゼル車とは、ほど遠い数値となっています。
また、燃料もガソリンを使うので、市場に出てくる原油が少なくなれば必然的にガソリン価格は高騰します。
走行距離が多い人は、ガソリン車よりも軽油を扱うディーゼル車が向いていると言えるでしょう。
ランドクルーザープラドとライバル車の燃費比較
ランドクルーザープラドとよく比較されるモデルの、燃費性能を調べてみました。
ここでは、人気車種3つのモデルに絞ってご紹介します。
レクサス:NXシリーズ
画像引用:レクサスNX
ミドルクラスSUVのレクサスNXは、ランドクルーザープラドよりも小さなサイズ感です。
NXには、ガソリン車・ハイブリッド車・プラグインハイブリッド車の設定がありますが、今回はガソリン車同士を比較します。
単位:km/L | NXシリーズ | ランドクルーザープラド |
WLTCモード | 11.7-14.4 | 8.3 |
市街地モード | 8.7-10.3 | 6.1 |
郊外モード | 11.6-14.5 | 8.5 |
高速道路モード | 13.7-16.9 | 9.7 |
実燃費 | 9.02-10.37 | 6.09-7.40 |
実燃費を含め、すべての数値がランドクルーザープラドを上回っています。 (2024.3.14現在。e燃費調べ)
ミツビシ:デリカD:5
ランドクルーザープラドとは違った、スライドドアを装着したミニバンスタイルのデリカD5。
しかし、ミニバンでありながらSUVの性能を兼ね備えているモデルとしても注目されています。
走行性能や耐久性の高さから、ランドクルーザープラドと比較されることが多いようです。
デリカ:D5はすべてのモデルがディーゼル車です。
ランドクルーザープラドのディーゼル車と比較してみましょう。
単位:km/L | デリカD:5 | ランドクルーザープラド |
WLTCモード | 13.6 | 11.2 |
市街地モード | 12.6 | 8.7 |
郊外モード | 10.1 | 11.3 |
高速道路モード | 14.1 | 12.7 |
実燃費 | 11.04-11.24 | 10.10-11.19 |
カタログ燃費ではデリカD:5の方が良いという印象を受けますが、実燃費を見ると、そこまで燃費に差が無いように感じられますね。
若干ではありますが、デリカ:D5の燃費性能が勝ります。 (2024.3.14現在。e燃費調べ)
しかし、走行状況によっても数値は前後する為、ほぼ変わらない燃費性能と言っていいのではないでしょうか。
マツダ:CX-8
画像引用:CX-8
2023年12月をもって生産終了となった、マツダのCX-8。
ランドクルーザープラドと同じく、ガソリン車・ディーゼル車の設定があります。
それぞれの性能を比較してみましょう。
■ガソリン車の場合
単位:km/L | CX-8 | ランドクルーザープラド |
WLTCモード | 11.6-12.4 | 8.3 |
市街地モード | 8.4-9.8 | 6.1 |
郊外モード | 11.7-12.6 | 8.5 |
高速道路モード | 13.8-13.9 | 9.7 |
実燃費 | 6.75-10.25 | 6.09-7.40 |
ガソリン車での性能に大きく違いはなさそうですが、実燃費を見てもランドクルーザープラドよりCX-8が高い燃費性能を持っていることがわかりますね。
■ディーゼル車の場合
単位:km/L | CX-8 | ランドクルーザープラド |
WLTCモード | 15.4-15.8 | 11.2 |
市街地モード | 12.5-12.7 | 8.7 |
郊外モード | 15.3-15.7 | 11.3 |
高速道路モード | 17.5-18.0 | 12.7 |
実燃費 | 12.70-13.41 | 10.10-11.19 |
ディーゼル車もガソリン車と同様、CX-8の方が燃費の数値は高く見受けられます。 (2024.3.14現在。e燃費調べ)
ランドクルーザー プラド ディーゼルの購入は新車?中古車?
ここからは、ランドクルーザープラドのディーゼル車を新車で購入した時と中古車で購入した時の「メリット」「デメリット」をそれぞれご紹介します。
新車の場合
新車での特権はメーカーオプションが付けれること。
ランドクルーザープラドには、人気オプションやアクセサリーが豊富に揃います。
カタログのような、カスタムされたランドクルーザープラドに乗りたい人は新車の購入を検討しましょう。
また、ランドクルーザープラドはリセールバリューが高い車です。
新車で購入すると、手放す時には中古車を購入した場合よりもはるかに高い価値がつくこともあるでしょう。
しかし、新車ならではのデメリットがあることも事実。
中古車と比較すると、車両価格が高い他、納車までに長い時間を必要とします。
納期に期限がある人は登録済未使用車で検討することがおすすめです。
中古車の場合
中古車にはデメリットばかりと思われがちですが、そんなことはありません。
中古車最大のメリットとなる、価格の安さ。
車の状態や市場によって金額は左右しますが、それでも一般的には新車よりも安い価格でランドクルーザープラドを手に入れることができるでしょう。
また、ランドクルーザーシリーズの中でトップの販売台数をランドクルーザープラドが実現しています。
ということは、中古車としての流通量も潤っているということになりますね。
数多くのラインナップの中からランドクルーザープラドのディーゼル車を選べることもメリットとなります。
しかしながら中古車としてのデメリットもあり、在庫が無ければ購入できない点や、車の状態にバラつきがある点は否めません。
中古車の特徴を理解した後、購入手続きへと進みましょう。
ランドクルーザー プラド ディーゼルがお得に手に入る登録済未使用車とは?
ランドクルーザープラドを新車で購入したいが予算と合わない人や、中古車に懸念をお持ちの人は、登録済未使用車を検討してみましょう。
登録済未使用車とは、新車登録が完了していますが誰も使用しておらず新品同様の状態の車を指します。
新車ではないため中古車扱いとなりますが、新車よりも低価格で提供されるケースが多いです。
また、在庫がある状態で契約を交わすため、新車と比べて格段に納期が早いです。
登録済未使用車を扱う車の森では、最短1週間で納車が可能です。
一方で、登録済未使用車はメーカーオプションを注文することができません。
人気のあるオプションであれば、装備した状態の登録済未使用車と出会える可能性はまだあるでしょう。
しかし、数多くのメーカーオプションやレアなオプションを希望する場合は、新車の購入がおすすめです。
登録済未使用車は、在庫がないと購入できないということを理解しておきましょう。
このように、登録済未使用車にも良い点・悪い点があります。
ランドクルーザープラドは、登録済未使用車であっても決して安い価格とは言えません。
自分にとって登録済未使用車が適しているかどうか、しっかりと考える必要があります。
ランドクルーザー プラド ディーゼルをお探しの方は車の森へご相談ください!
ランドクルーザープラドには、ガソリン車・ディーゼル車の設定があり、ディーゼル車の方が燃料費を抑えられるということがわかりましたね。
ランドクルーザープラドの車両価格は決して安くありません。
リセールバリュー(手放す時の価値)が高い車ではありますが、その分購入時にも高くなります。
予算や使用用途をきちんと整理し、購入前にはきちんと把握しておきましょう。
この記事をお届けしました車の森では、ランドクルーザープラドの他、ガソリン車やディーゼル車、ハイブリッド車等、様々なモデルをご用意しております。
在庫確認や納期等、お気軽にお問い合わせください!