新車はメーカーで金額が定められており、同じ車種ならどの販売店で購入しても価格が変わりません。
一方、中古車は同じ車種でも販売店や車の状態などにより、価格が異なります。
価格にバラつきがあるとはいえ自分の欲しい中古車の値段がどのくらいなのか、相場が気になる方も多いと思います。
この記事では、中古の普通車の市場価格の特徴や、質の良い中古の普通車を探すためのポイントなどを解説します。
また、予算別でのおすすめ中古普通車もご紹介致しますので、中古車を購入する際にはぜひ参考にしてみてください。
中古の普通車の価格相場はどれくらい?
中古の普通車の価格相場は、車のボディタイプによっても異なります。
コンパクトカーやミニバン、SUVなど、欲しい車のボディタイプは人によってさまざまです。まずは、自分の欲しいと思っているボディタイプの車の相場はどのくらいなのかチェックしてみましょう。
ボディタイプ別の車両価格相場
中古普通車の、ボディタイプ別の車両本体価格相場は下表のとおりです。
車のボディタイプ | 車両本体価格相場 |
コンパクトカー | 約100万円~300万円 |
SUV |
約150万円~500万円 |
ミニバン | 約200万円~700万円 |
どのボディタイプも車両本体価格相場に幅がありますが、これはメーカーや車種による違いだけではありません。同じメーカー、車種であってもグレードやオプションの有無によって金額は変動します。
なるべく安く中古車を手に入れたい方は、グレードを落とし、高価なオプションなどがついていないものを選べば予算内で購入することができるでしょう。
車の購入時には車体価格以外に諸費用が必要!
中古車販売店での中古車の価格表示は車両の本体価格ではなく、2023年10月より「支払総額」で表示されるようになりました。
「支払総額」には車両本体価格以外に、諸費用が含まれています。
諸費用には、「法定費用」と「代行費用」があり、「法定費用」は自動車税や重量税など法律で定められた税金なので値引きしてもらうことはできません。
ですが「代行費用」は、中古車販売店に名義変更や車庫証明の手続きを委任する際に支払う費用なので、販売店に委任せず、自分で手続きをすることでカットすることができます。(販売店によっては購入者が手続きすることを許可していないところもあります)
諸費用を抑えることができれば、車の購入価格も安くあげることができるので節約につながります。
中古の普通車の市場価格の特徴
中古車には新車のように定価が存在しません。
同じ車種だとしても、年式や前オーナーの使い方しだいで車の状態が一台一台違うため、価格も大きく異なります。
また、中古車の市場価格はさまざまな要素によって変動するという特徴もあります。
価格帯の幅が広い
中古車の大きな特徴は、良くも悪くも価格帯の幅が広いということです。
車種やボディタイプに加え、年式や走行距離、ボディカラー、購入するタイミングなど、細かい内容によって価格は大きく変動します。
インターネットで気になる車種を検索し価格を調べても、サイトや販売店によって金額が全然違ったりするのはこのためです。
中古車を購入するときに金額がどのくらいになるかは気になるところですが、細かい内容を見つつ自分の好みに近いものを幅広い価格帯から探し出すしかありません。
ただ、同じ車種でも価格帯の幅が広いということは、内容の見方を変えれば安く手に入る可能性があるということです。例えば、ボディカラーを人気の色から不人気の色に変えるだけで、驚くほど安く手に入ったりもするのです。
さまざまな要素で価格は変動する
前述しましたが、中古車の価格はさまざまな要素、内容で変わります。
そこで、一つ一つの要素について詳しく見てみましょう。
年式・走行距離
中古車の年式は、古くなればなるほど価格が安くなる傾向にあります。
車の走行距離は年式と一般的に比例するので、年式が古い中古車は走行距離も長く、価格は安くなります。特に10万キロを超えた走行距離の中古車は、ガクッと価格が下がり格安で販売されていることも多いようです。
年式が古く、走行距離が長い中古車は車自体に負担がかかっており、部品も消耗され劣化が進んでいるため車の価値が下がり安くなっているのです。
例外として、希少車と呼ばれる「トヨタ 2000GT」や「日産フェアレディ Z432(S30型)」など世界的にも人気の高い車は、中古で年式が古くても目を疑うほどの高値で販売されています。
車体の色やグレード
車体の色やグレードによっても中古車の価格は変動します。
ホワイトやブラックといった人気ボディカラーの中古車は、同じ車種でも価格が高くなります。汚れの目立ちにくいシルバーも人気色です。
グレードは、車種によって人気のグレードが存在し、他のグレードに比べ人気グレードは価格が高い傾向にあります。
そのため、同じ車種でも不人気なボディカラーやグレードのものを選べば安く中古車を手に入れることができます。
時期
中古車の価格は、購入する時期によっても変わります。
というのも、中古車市場は常に流動しており、需要と供給のバランスが価格に大きく左右されるためです。それまで在庫を多く抱え安く販売されていた中古車でも、在庫数が減れば価格は跳ね上がります。逆に、新車発売時にヒットした人気車種は中古でも初めは高値ですが、中古車の流通量が増えれば価格は下落します。
中古車を購入する際は流通のバランスを常にチェックし、安くなる時期を見極め購入すれば、同じ車種でも安く購入することができます。
修復・事故歴の有無
中古車のなかには、「修復歴あり」や「事故歴あり」との記載がある車があります。
「修復歴あり」の車とは、車の骨格部位に損傷や欠陥があり、修復・交換した履歴のある中古車のことです。「事故歴あり」の車とは、事故に遭ったことがある中古車のことです。
修復歴や事故歴のある中古車は、同じ車種・年式のものであっても数万円~数十万円安く販売されていることがほとんどです。一度損傷し修復しているので安全性と耐久性に不安があるというところから価格を下げて販売しているのです。
安全性に関わることなので、安いからといっておすすめはしませんが、あまり深刻なダメージを受けておらず修復も軽微なもので比較的状態が良いのなら購入するのもアリかもしれません。
【予算別】おすすめの中古の普通車を紹介!
価格帯の幅が広い中古車は、予算によっておすすめする車が異なります。
ここでは、予算別でおすすめの中古普通車をご紹介いたします。
予算【30万以下】のおすすめ中古車
デミオ/マツダ
スペック(デミオ3代目) | |
生産年月 | 2007年7月~2014年8月 |
サイズ:全長×全幅×全高 | 3,885×1,695×1,475mm |
乗車定員 | 5名 |
燃費:JC08モード | 16.6~25.0㎞/L |
中古車平均相場 | 29.6万円 |
「MAZDA 2」が後継モデルとなるデミオは、マツダで2019年まで販売されていたコンパクトカーです。
2007年~2014年まで生産されていた3代目は、2007年度のワールド・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するほど世界での評価が高いクルマです。
躍動感のあるエクステリアにコンパクトなハッチバックタイプのボディは小回りが利き、車両重量1,000㎏という軽量さでキビキビとした走りが特徴です。モデル途中でマツダの新技術「スカイアクティブ」を採用した新型エンジン搭載のグレードも加わり、低燃費かつ劇的なドライバビリティの向上を実現しました。
3代目デミオは現在中古車市場で、平均相場30万円くらいで購入することができます。低価格帯は走行距離が10万キロを超えるものが多いですが、30万円以下でも走行距離5万キロ前後の状態の良いものが見つかります。
マーチ/日産
スペック(マーチ3代目) | |
生産年月 | 2002年3月~2010年6月 |
サイズ(全長×全幅×全高)㎜ | 3,700×1,660×1,510 |
乗車定員 | 5名 |
燃費(10.15モード) | 16.6~21.0㎞/L |
中古車平均相場 | 25.1万円 |
40年に渡り販売されていた日産を代表するコンパクトカー・マーチは4代目まで続き、2022年に生産が終了となりました。
そのなかでも3代目マーチは、丸みを帯びた可愛らしいデザインが印象的で、そのデザイン性の高さから歴代マーチのなかでもひと際人気を博したモデルです。
オレンジやイエロー、グリーンなどのポップなボディカラーをラインナップし、特に女性からの支持が厚いモデルです。
コンパクトなボディですが室内には十分な空間が広がり、後席には大人が座っても狭さを感じません。スポーツ仕様モデルやMT車のグレード設定もあり、さまざまなニーズに対応できるのも魅力です。
年式が古いモデルになるので、30万以下で購入しようとなると走行距離が長いものが多いですが、5~6万キロ程度のものも流通しているのでチェックしてみましょう。
予算【50万以下】のおすすめ中古車
ヴィッツ/トヨタ
画像引用:トヨタ自動車75年史
スペック(ヴィッツ2代目) | |
生産年月 | 2005年2月~2010年11月 |
サイズ(全長×全幅×全高)㎜ | 3,750×1,695×1,520 |
乗車定員 | 5名 |
燃費(10.15モード) | 16.0~24.5㎞/L |
中古車平均相場 | 33.4万円 |
トヨタの人気コンパクトカーだったヴィッツは3代目まで続き、2020年ヤリスを後継車とし生産を終了しました。
2代目ヴィッツは、プリっとした丸みのあるヨーロピアン調のエクステリアと広い室内空間を持つコンパクトカーとして、日本カー・オブ・ザ・イヤーも受賞したことのある人気車です。
2代目ヴィッツにハイブリッドモデルはありませんが、ガソリン車でも燃費性能は良好です。搭載エンジンには1.0L/1.3L/1.5Lエンジンのラインナップがあり、これに滑らかな加速感を味わえるSuper CVT-iが組み合わされ、ロングドライブから街乗りまでストレスのない快適な走行性と乗り心地を実現しています。
中古車平均相場は33.4万円と安く、50万円以下で手に入る、走行距離があまり伸びていないものも多数中古車市場に出回っているのでお買い得です。
フィット/ホンダ
画像引用:ホンダ フィット
スペック(フィット2代目) | |
生産年月 | 2007年10月~2013年8月 |
サイズ(全長×全幅×全高)㎜ | 3,900×1,695×1,525 |
乗車定員 | 5名 |
燃費(JC08モード) | 15.2~21.0㎞/L |
中古車平均相場 | 32.2万円 |
コンパクトカーのクラスを超えた質感が安定した人気を誇るホンダ・フィット。
現行型は4代目となり、新車価格で160万~270万円ほどします。センタータンクレイアウトを採用し、室内空間の広さではコンパクトカートップクラスのフィット。大人4人が乗っても余裕の広さで、乗員全員が車内でゆったりと過ごすことができます。ハイブリッド搭載モデルでは、パワフルかつ低燃費な走りを楽しめます。
現行型は中古車でも平均相場が170万円以上しますが、2つ型落ちの2代目フィットを狙えば50万円以下でも購入が可能です。
2代目フィットは10年以上前のモデルになりますが中古車市場に多く出回り、価格も50万円以下のものが多数あります。そのため低価格でも走行距離が2万~3万キロ程度の状態の良い中古車もありお買い得です。
また、2代目フィットのマイナーチェンジ時からハイブリッドモデルが加わったので、燃費性能も良く、購入後のランニングコストも抑えることができます。
予算【100万以下】のおすすめ中古車
セレナ/日産
画像引用:日産 セレナ Webカタログ
スペック(セレナ4代目) | |
生産年月 | 2010年11月~2016年7月 |
サイズ(全長×全幅×全高)㎜ | 4,685×1,695×1,685 |
乗車定員 | 6~8名 |
燃費(JC08モード) | 12.6~15.2㎞/L |
中古車平均相場 | 68.1万円 |
セレナは、広い室内空間や便利な両側スライドドアを装備する、ファミリー層には絶大な人気のミニバンです。
現行型は6代目となり、エンジンで発電してモーターのみで走る「e-POWER」搭載グレードをラインナップし、その低燃費性や力強い走りで高い人気を誇ります。
現行型だとエントリーグレードでも300万円近くするセレナですが、中古車で検討すれば100万円以下でも手に入れることができます。
おすすめなのが4代目セレナ。広々とした車内やシートアレンジの豊富さ、操作しやすいインパネ周りや運転しやすい視界の良さなど、使い勝手の良さは現行型とほぼ変わりません。
この世代には「e-POWER」グレードはありませんでしたが、スピードを落とす時に発生する運動エネルギーを電気に変え加速時やアイドリングストップ時に使用する「S-HYBRID」搭載グレードがあり、燃費性能も良好です。
プリウス/トヨタ
画像引用:プリウス
スペック(プリウス3代目) | |
生産年月 | 2009年5月~2015年11月 |
サイズ(全長×全幅×全高)㎜ | 4,460×1,745×1,490 |
乗車定員 | 5名 |
燃費(JC08モード) | 30.4~32.6㎞/L |
中古車平均相場 | 65.8万円 |
量産ハイブリッド乗用車の先駆者として名高いトヨタ・プリウス。
低燃費な車と言えばプリウス!と誰もが思い浮かべる車で、1997年に初代が発売されてから現行型で6代目となりました。
スタイリッシュでスポーティーなデザイン性と、滑らかで気持ちのいい走りに加え、先進安全性能「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備。もちろん燃費性能も優秀で、現行型の燃料消費率は、WLTCモード26.0~32.6㎞/Lと驚異的な数字です。
ただし、プラグインハイブリッドモデルも有する現行型は、価格帯が320万~460万円とかなりプレミアムです。
100万以下でお探しなら3代目プリウスが狙い目です。歴代プリウスのなかでも最も多くの販売台数を記録し、中古車市場にも数多く流通しています。
10年以上経った今でも十分な燃費と走行性能を持ち、10万キロに満たない走行距離のものが多数出回っており、好条件で購入することができます。
予算【200万以下】のおすすめ中古車
エクストレイル/日産
スペック(エクストレイル3代目) | |
生産年月 | 2013年12月~2022年1月 |
サイズ(全長×全幅×全高)㎜ | 4,640×1,820×1,715 |
乗車定員 | 5~7名 |
燃費(JC08モード) | 15.6~16.4㎞/L |
中古車平均相場 | 168.8万円 |
日産の大人気ミドルサイズSUV・エクストレイル。
力強さを感じるオフロード向けのデザインでありつつ、オンロードでも使えるサイズ感が万人受けするSUVです。
昨今のSUVブームで各メーカーからさまざまなSUVが発売されていますが、エクストレイルはミドルサイズにもかかわらず、3列シート7人乗り仕様もラインナップされておりファミリー層にも人気があります。
現行型のエクストレイルは4代目で、全車ハイブリッド車となりました。そのため3代目までは200万円台から購入できたものの、現在はエントリーグレードでも300万円を軽く超えます。
安くエクストレイルを手に入れたい方は、3代目モデルがおすすめです。2022年まで発売されていた3代目は中古車市場に数も豊富で、ハイブリッドモデルでも低走行距離で200万円を切る価格のものがそこそこ出回っています。
ヴォクシー/トヨタ
スペック(ヴォクシー3代目) | |
生産年月 | 2014年1月~2021年11月 |
サイズ(全長×全幅×全高)㎜ | 4,625×1,695×1,850 |
乗車定員 | 7~8名 |
燃費(JC08モード) | 14.6~23.8㎞/L |
中古車平均相場 | 222.4万円 |
ファミリーカーとして人気の高いミドルサイズのミニバン・ヴォクシー。
大人数乗ることができ、荷物もたくさん積め、スライドドアなどの利便性も良く、普段使いから遠出の旅行までオールマイティーにこなすことのできるクルマです。
現行型は2021年12月に発売開始された4代目となりますが、お得にヴォクシーの中古車を手に入れたいのなら一つ前のモデル・3代目の、2014年~2017年生産モデルがおすすめ。
ヴォクシーは3代目からハイブリッド車が加わり、燃費性能がグンと向上しました。ミニバンは燃費が悪いというイメージがありますが、ハイブリッド車を選べば維持費を抑えることができます。
ガソリン車よりも価格が高くなるハイブリッド車ですが、3代目の前期型である2014年~2017年生産モデルであれば200万円以下で購入できるものも流通しており、お得にヴォクシーが手に入ります。
質の良い中古の普通車を探すときのポイント
中古車でも良質なものを見つけるためには、探すときにポイントがいくつかあります。
それを確認したうえで中古車を探せば、後から後悔することが少なく済みます。
点検整備記録簿の確認
外見では問題ないように見える中古車でも、じつは事故歴や修復歴、水没歴などがある場合があります。他の似たような年式・走行距離の中古車に比べ、極端に価格の安い中古車はしっかりと履歴を確認する必要があります。
過去にどのような整備、修理等が行われたかは、点検整備記録簿を見れば分かります。
事故や故障があり整備した履歴が記録されているので、中古車購入の際には必ず確認するようにしましょう。
ただし、点検整備記録簿が紛失などで無い中古車もあります。そういった中古車にはなるべく手を出さないほうが賢明です。
次の車検までの長さの確認
中古車には、次回の車検まで有効期限が残っている「車検あり」の車と、車検が切れている「車検なし」の車があります。
「車検なし」の中古車は、購入後に車検を通さないと公道を走ることができません。車検を通すには車検費用がかかるので、安く中古車を購入したとしてもすぐに車検費用の出費が待っています。
「車検あり」の中古車でも有効期限があまり残っていないものだと、購入後間もなくして車検を受ける必要があり、結局すぐに費用がかかってしまいます。
中古車購入時には、次の車検までの期間をよく確認してから購入するようにしましょう。
保証内容の確認
使用歴のある中古車は、新車に比べ部品等が劣化しているので故障するリスクが高くなります。購入してすぐに故障してしまった。。なんてケースも珍しくありません。
それゆえ、購入する中古車にきちんと販売店側で保証をつけているかどうかを確認するようにしましょう。
保証がついていなかったり、保証期間が短かったりする中古車は、故障しても自腹で高額な修理費用を支払わなければならなくなります。
最低でも6カ月程度の保証がついた中古車を選ぶようにすると安心です。
中古の普通車の価格相場が高いと感じたら?
お目当ての中古車が自分の予算と合わず高いと感じても、どうしても欲しい!っていう時ありますよね。
そんな時に有効的なのが、頭金を用意することと維持費を抑えることです。
頭金を用意する
希望する中古車が高額な場合、ローンを組むにしても、毎月の支払い額が高く返済期間が長くなると金利も高くなります。
そこで、できるだけたくさんの頭金を用意し、ローンの支払い額を減らすようにしましょう。すこし時間はかかりますが地道に貯金をしてまとまったお金を用意し、毎月の支払い額を抑えるようにしてみましょう。
維持費を抑える
車を購入したら必ずかかる維持費ですが、この維持費を少しでも抑えられたら出費が少なく済みます。
維持費を抑えるには、任意保険の見直しと車検の依頼先を変えることが効果的です。
任意保険を見直すには、代理店などを通さずインターネットや電話で直接契約するネット型自動車保険を利用すれば、中間コストが抑えられ保険料が安くなります。
また、車に乗るのがほぼ自分だけなら運転する人の範囲を自分だけに限定したり、乗り潰すつもりで買う中古車なら、自分の車が損害にあった時保険金が支払われる車両保険を外せば保険料は安くなります。
車検の費用は依頼先によって変わります。一般的にディーラーでの車検は高いので、ガソリンスタンドや整備工場、車検専門店などで車検を行えば維持費抑制になります。
時間に余裕があり手間を惜しまないという方は、自分で車検を行うユーザー車検を行えば費用を安く抑えることもできます。
お得に普通車が手に入る登録済未使用車とは?
中古車を探していると、「登録済未使用車」と表記されている中古車を見ることがあると思います。
この「登録済未使用車」とは、登録だけ済まされナンバープレートが発行されているが、実際には誰も使用したことがない車のことです。見た目は新車とほぼ変わらずキレイで、価格が新車よりも安いことが特徴です。
登録済未使用車のメリット
登録済未使用車のメリットは、下記の通りです。
新品同様なので低価格
登録済未使用車最大のメリットは、新車同様にキレイなのに、価格が新車より安価であることです。
登録済未使用車は、販売店が販売実績をつくる目的で、自社名義で車を登録したために生まれた車です。ほぼ未使用となりますが書類上は中古車となるので、新車よりも安い価格で販売されているのです。
早く納車できる!
注文してから製造にうつる新車は、一般的に納車まで1~3ヶ月かかります。ですが登録済未使用車はすでに出来上がっている車です。そのため購入してから納車までの期間は早く、大体1~2週間ほどです。
購入した車を早く手にしたい人にとってはメリットと言えます。
登録済未使用車のデメリット
登録済未使用車のデメリットは、下記の通りです。
メーカーオプションは不可
車を製造する過程でしかつけることができないメーカーオプションは、すでに在庫のある登録済未使用車にはつけることができません。
本革シートや被害軽減ブレーキ、サンルーフなどがこれに該当しますが、もしこれらを備えた登録済未使用車が欲しい場合は、最初からメーカーオプションとして付いている登録済未使用車を探しだすしかありません。
在庫がないと購入できない
特定の車種・カラー・グレードなどの登録済未使用車が欲しい!と思っても、中古車と同じでその車の在庫がなければ購入することはできません。
自分の欲しい車種やカラー、装備などが自由に選べる受注生産の新車と比べると、デメリットと言えます。
中古の普通車の相場に関するご相談は車の森へ!
中古の普通車を購入する場合は、大体の相場を把握しておくと中古車選びもスムーズに進みます。
質の良い中古車を手に入れるためにも、この記事でご紹介した市場価格の特徴や探すときのポイントなどを参考にしていただけたら幸いです。
【車の森】は、普通車を専門に扱い、オールメーカーさまざまな車種を豊富に取り揃えております。気になるお車がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
どんな車を選べばよいか分からないという方も、知識豊富なスタッフがお車選びのサポートをさせていただきますので、安心してお任せいただけたらと思います!
皆様のご来店・お問い合わせを心よりお待ちしております。