メンテナンス 2024年5月22日

中古の普通車の車検期間は何年?有効期限や費用相場、注意点などを解説

この記事のポイント

◆中古の普通車(自家用乗用)の車検は2年サイクルが基本
◆車検を受けるタイミングを誤ると期限が短縮されることがある
◆車検基本費用はお店によりバラバラなため相場を把握しておく必要がある

中古の普通車をはじめ、購入した車は車検がなければ乗ることができません。

しかし、中古車の車検は何年ごとに受けるのが決まりか分からない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、中古車の車検の間隔や費用相場などをくわしく解説します。

中古の普通車の車検期間は何年ごと?

中古の普通車の車検期間は何年ごと?

新車・中古車にかかわらず、公道を走るすべての自動車は「車検」を受けないと走行してはいけません。

新車(自家用乗用車)であれば、初回車検は3年後と統一されています。
しかし、中古車(自家用乗用車)は「2年後」という決まりはありますが、車によって車検のタイミングは様々です。

余裕を持って車検を受けれるよう、把握しておくべきポイントをご紹介します。

車検の有効期限

車検の有効期限は車により、定められています。
一般ドライバーが購入するタイプ(自家用)の、車検有効期限を一覧にしています。

 

初回

2回目以降

普通・小型

3年

2年

3年

2年

貨物(8トン未満)

2年

1年

軽貨物

2年

2年

新車・中古車共に、自家用乗用の初回車検は3年後となります。
トヨタのハイエースバンや日産のキャラバン等の貨物車を除くと、中古車はすべて2年サイクルで車検を受けなければならないことがわかります。

車検の残期間の確認方法

車検満了日を確認する右方は2通りあります。

車検の残期間の確認方法

まず一つは、車検証を見ること。
車検証は車1台につき、必ず1枚保管しなくてはいけない書類です。
車検証の「有効期限の満了する日」の欄に日付が記載されてます。
現車確認の際には、営業マンに確認してもらうことが可能です。

車検の残期間の確認方法

もう一つの方法は、フロントガラスに貼ってあるステッカーを見ること。
小さな数字は「和暦」を、大きな数字は「月名」を意味します。
上の画像をもとにすると「令和6年8月」に車検満了日になる車ということになります。

展示場など現車確認できる場合は、フロントガラス上部を確認しましょう。
中には車検が無い状態の車もあるので、すべての中古車に貼られているわけではありません。
車検ステッカーが貼られていない車の車検期限を知るためには、営業マンに問い合わせてみましょう。

車検期間を過ぎて公道を走ると法律違反になる

自動車を維持するためには、「車検」を受ける必要があります。

道路運送車両法(昭和26年法律第185号)は、自動車の安全性を確保し、その適正な使用を期するため自動車の登録と検査の制度を設けるとともに、自動車の整備及び整備事業等について規定している。
引用元:自動車検査登録情報協会

このように、車検期間を過ぎている車は、公道を走ってはいけないというルールが定められています。

仮に、この「車検」を受けずに乗り続けるとどうなるのか。
これは、道路運送車両法にて定められているルールです。
無車検、つまり車検切れの状態の車を公道で走らせると、刑事処分として罰金30万円以下、もしくは6か月以下の懲役に科せられます。
また、行政の処分もされるため、違反点数は6点。
1度でも車検が無い状態の車を公道で走ると、免許停止処分を下されることになります。

多くの中古の普通車は2年サイクルで車検期間が設定されているので、2年も期間が開くと忘れてしまうことがあるかもしれません。
しかし、新車であれ中古車であれ、車検は必ず受けなければなりません。
車検を受けないことがどれほど重大か、罰則の重さを知るとよりわかりますね。

中古の普通車の車検表示は3種類に分けられる

中古の普通車の車検表示は3種類に分けられる

中古車販売店のプライスボードの表示方法が、2023年10月から「支払総額表示」に変わっています。
もちろん、車両の車検有無の表示もされています。
3つの車検の表示方法を詳しく見ていきましょう。

車検あり

車検ありの車とは、近々車検満了日を迎えることが無い車であり、車検が付いた状態で購入できる車です。

車検が残っている状態の中古車を購入するのであれば、直近で車検を受ける必要は無いでしょう。
購入してすぐに車検期限を迎えてしまうと「車両代金を支払ったばかりなのに、また車検費用が必要なのか!」と思うことがあるかもしれません。
車検がある状態の車を選ぶときは、次回車検はいつなのか、車検までどれくらい期間があるのか把握しておきましょう。

また、車検までの残期間が1年以上ある車を購入する場合は、法定点検に出すことが推奨されます。
その理由の一つに、部品や消耗品の劣化が進んでいる可能性があるかもしれないことが挙げられます。
また、車検後にほとんど走行せず1年近く経過している車も中にはあるかもしれません。
車の消耗品は動かしていなくても、走っていなくても劣化が進むということを理解しておきましょう。

車検整備付き・車検整備2年付き

車検整備付きもしくは2年の車検整備付きと表示している車は、車検が無い状態で販売している車です。
費用は支払総額に含まれているため、支払い時に車検費用として加算されることはありません。
支払総額に車検費用が含まれているということは、販売店で車検作業を行った後に納車という流れになります。
しかし、法定費用(税金)は含まれていないので注意しましょう。

「車検整備付き」も「車検整備2年付き」、どちらも車検が切れている状態の車であり意味は同じです。
購入者の手元に届くときには、車検を受けた状態の車、つまり車検満了日は登録から2年後の車が納車されます。
先述しました「車検あり」の車は、それぞれ車によって車検期限が異なります。
「車検整備付き」で販売している車はすべて、名義登録してから2年後に車検期限が設定されています。

車検整備なし・車検なし

車検整備なし、車検なしと記載ある車は、先述した車検整備付きの車と同じように、車検は付いていません。
車検が切れている状態で販売している車ですが、異なる点はひとつ。
車検費用が支払総額に含まれていないということです。
購入したお店で車検を受ける必要が無い、もしくは購入したお店で車検を受けられないということになります。

車検が無い車を購入すると、整備工場を探さなくてはなりません。
購入したお店で車検が受けらるのであれば問題ありませんが、車検なしと記載ある場合は、まずお店で車検作業は可能かどうか確認しましょう。
搬入する工場が決まったら、そこまで車を持って行かなければなりません。
搬入手続きが行えるのであれば、購入店に依頼してみましょう。

「車検整備付き」には車検の基本料金が加算されているので、車検費用が加わっていない「車検整備なし」より高くなります。
しかし、車検整備なしの車を購入する時には、車の搬入先や工場を決めるなど自分で決めなければいけないことがあるということを知っておきましょう。

中古の普通車の車検の実施期間

中古の普通車の車検の実施期間

どの中古自動車も、車検満了日は「〇年●月〇日」と日付まで細かく設定されています。

では実際に、車検はどの時期に受けることができるのか。
また、どの時期に車検を受けることがベストであるのか、詳しく見ていきましょう。

実はいつでも受けられる

車検が近づいてこないと、車検を受けられないと思っている人がいるかもしれませんが、実は車検の有効期限内であればいつでも受けることができます。

しかし、車検を受けるタイミングが早すぎると、車検満了日が早まってしまいます。
どういうことなのか、下の表をもとに解説します。

中古の普通車の車検の実施期間

令和5年12月1日が車検満了日の車とします。
本来の次回車検は令和7年12月1日となりますが、車検を受けた日が令和5年9月1日であれば、次回車検の日付が早まります。
3か月早めに車検を受けてしまうと、その車検を受けた日から2年後という計算になるので、3か月分前倒しの日付:令和7年9月1日が次回車検の満了日となります。

あまりに早すぎるタイミングで車検を受けてしまうと、次回車検までの税金を納めているにもかかわらず、2年間乗れないことになるため損をした気分になる人もいるでしょう。

車検を受けるベストなタイミングは次に続きます。

満了日の1か月前がおすすめ

車検満了日よりも早すぎるタイミングで車検を受けてしまうと、次回車検までの期間が短縮されることは先述した通りです。

では、どの時期であれば次回車検満了日に影響されずに車検を受けることができるのか。
目安として車検満了日1か月前を基準にしましょう。
車検満了日から1か月前の期間であれば、車検を受けた日付から2年間計算された日付が次回車検満了日となります。

また、1か月間では時間が取れず、整備工場へ車を持って行けない人もいるかもしれません。
その場合、「指定工場」を利用することも一つの手です。
指定工場であれば、車検満了日から45日前から車検を受けることができます。
しかし、どの整備工場も「指定工場」というわけではありません。
指定工場とは地方運輸局の基準に適合し、車検作業を行うことができる工場です。
この指定工場を選ぶことによって、次回車検満了日に影響されることなく、余裕を持って車検の手続を行うことができるでしょう。

有効期限内であれば車検はいつ受けても問題ありませんが、期限ギリギリの手続きはおすすめしません。
もし、何か不備があり、慌てて手続きすることは誰も求めていないはずです。
車検満了日の1~2か月前には、どのお店で車検を受けるのか、いつ頃に予約するのか決めておくことがポイントです。

中古の普通車の車検費用の相場

中古の普通車購入時には車検の有無を確認するのがおすすめ

ここからは車検費用について注目します。
「車の車検は高い!」と思っている人もいるかもしれませんが、車検費用には固定で必要となる費用と作業店によって異なる費用があります。

車検時に支払う項目は「法定費用」「車検基本費用」「整備費用」の3点。
それぞれの相場を見ていきましょう。

法定費用

法定費用とは、国や保険会社に支払う費用です。
車によって定められており、税金もこの法定費用に含まれます。

法定費用は、基本的に現金払いとなります。
法定費用に含まれる項目は3つ。

📌自賠責保険料
📌自動車重量税
📌検査手数料(印紙代)

これらの項目は、どの整備工場で車検を受けても金額は統一されています。

また、重量税は車両重量により定められている税額が異なります。
エコカーであれば免税や、新車登録から13年・18年経過すると重量税が増額されることを頭に入れておきましょう。

法定費用にどれほどの予算が必要なのか、タイプ別に一覧にしましたので参考にしてみてください。
2年継続車検・自家用乗用(普通車は3t以下までの車)に絞っています。

軽自動車

自賠責保険料

17,540円(24か月)

自動車重量税

0円~8,800円

検査手数料

1,600円~2,200円

法定費用総額

19,140円~28,540円

自家用乗用車

自賠責保険料

17,650円(24か月)

自動車重量税

1.0t以下:0円~25,200円
1.5t以下:0円~37,800円
2.0t以下:0円~50,400円
2.5t以下:0円~63,000円
3.0t以下:0円~75,600円

検査手数料

1,600円~2,300円

法定費用総額

19,250円~95,550円

このように、軽自動車と普通車では、車種によって大きく納税額の差が開きます。

軽自動車の法定費用は3万円見ていればお釣りが返ってくる程度に、考えておくと良いでしょう。
しかし普通車はそうはいきません。
エコカー対象車かどうかによって税額は異なりますが、車両重量が大きくなればなるほど負担も大きくなります。

中古車の購入時には、その車がエコカー減税対象なのか、また、車検証の「車両重量」欄に記載してある数値はどれくらいあるのかを確認しておくと、大体の法定費用の目安はわかります。

車検基本費用

車検基本費用は、車検を受けるお店もしくは工場によって、設定されている金額がバラバラです。
車検基本費用があまりにも高すぎるお店を選んでしまっては、後々後悔してしまうかもしれません。
車検費用の総額を抑えるためには、「車検基本費用」が比較的リーズナブルなお店を選ぶことがポイントとなります。

普通車の車検を依頼する業者ごとに、相場と特徴を一覧にしました。
相場を知っておくことで、「安い」「高い」の判断材料にしましょう。

ディーラー

相場

約4万円~10万円程度

特徴

・純正部品で対応
・整備の質や信頼度が高い

民間整備工場

相場

約2.5万円~6万円程度

特徴

・スピーディに対応
・ディーラーより安い

カー用品店

相場

約1.5万円~5万円程度

特徴

・多くの部品を扱う
・幅広い車種に対応

ガソリンスタンド

相場

約1.5万円~4万円程度

特徴

・給油ついでに予約できる
・長期間車を預けることもある

このように、車検を依頼する場所は大きく分けて5つ挙げられます。

質を重視するのか、または費用やかかる時間を重視するのか。
車検の依頼業者は、自分のライフスタイルに合ったお店を選びましょう。

整備費用(部品交換)

法定費用や車検基本費用は、車検を受ける車すべてが対象となりますが、整備費用は交換部品が必要な分を追加で請求される項目です。
自動車は消耗品の集まりでつくられており、定期的な交換が必要な部品が多く使用されています。

定期的なメンテナンス・部品交換を行っていれば、車検時に交換作業を行うことはありません。
しかし、タイヤやバッテリー等、車検のタイミングに合わせて交換する周期が回ってくるパーツもあります。

「車検代にこんなに支払うの?!」等思う人がいるかもしれませんが、経過年数が長ければ長いほど部品の劣化は進み、交換しなければいけない部品も多くなります。
整備費用は車の状態や経過年数によって部品交換の有無を判断されるため、一概に整備費用の相場を提示することはできませんが、価格重視で考えているのであれば、社外品や中古品を扱うお店に車検を依頼しましょう。
ディーラーは純正品を扱うため、値段が高くなる傾向にあります。

中古の普通車が車検までにやっておくべきこと

中古の普通車が車検までにやっておくべきこと

車検をスムーズに行うためや車検費用を抑えるためにも、車検までにやっておくべきことがあります。
3つにわけてご紹介しましょう。

<ポイント1>普段から定期的にメンテナンスを行う

定期的なメンテナンスを行っている車と、そうでない車では、車検時に車の状態が大きく違います。

車検までの期間は約2年間あるため、2年もの間何も手入れしていないとどうなるか想像はつきますよね。
「あまり乗っていないから」という理由で、メンテナンスをしなくて良いということにはなりません。
車を走らせていなくてもバッテリーやオイルの劣化は、経過年数と共に進みます。

例として、バッテリーが上がってしまいエンジンが付かないことや、オイル交換を行わないことで燃費の悪化。
最悪の場合、エンジンが焼き付いてエンジンを交換しないといけない状態になることもあります。
エンジンの交換となると、工賃も合わせて30万円以上の費用が必要となるケースも珍しくありません。

手間と感じることもあるかもしれませんが、車を維持するということは「車のお手入れ」も含まれています。
もちろん安全な車に乗ることが第一ですが、高額な費用を出さないと車検を受けることができない状態になる前に、定期的にメンテナンスを行いましょう。

<ポイント2>必要書類の場所を確認をする

車検が近づいてくると、多くの人はお店を決めて予約手続きをとります。
その際、お店側から必要書類の案内を聞くことになります。

車検時に必要な書類は以下の通りです。

📌車検証(自動車検査証)
📌自賠責保険証明書
📌自動車税納税証明書

車検証と自賠責保険証明書は、車に載せて保管していることが多いためグローボックス等、車内を確認しましょう。

ここで注意したいポイントは、納税証明書です。
普通車の手続きが電子化されたため、基本的に納税証明書の提示は省略されています。
しかし、車検直前に自動車税を支払った場合、データが反映されておらず「未納」と判断されることがあります。
車検1か月以内に自動車税を納付した場合は、念のため納付書右側の「自動車税納税証明書」を持参しましょう。

<ポイント3>法定点検を受ける

法定点検とは、1年単位で受ける点検です。
「12か月点検」「24か月点検」と言われ、車検と同様ディーラーや民間工場などで受けることができます。
点検費用の相場は、2万円前後必要となります。

法定点検を受けておくことで、車検時に一気に大きな費用は必要となりません。
また、比較的新しい中古車であれば、メーカー保証を受けることができる可能性があります。

さらに、定期的にメンテナンスをしていた車と評価され、査定価値が上がることもありるので、車検前には法定点検を受けておくことがおすすめです。

中古の普通車購入時には車検の有無を確認するのがおすすめ

中古の普通車購入時には車検の有無を確認するのがおすすめ

「車検ありの車」と「車検なしの車」どちらの中古車を選ぶべきか迷う人もいるはずです。
それぞれ、どういった特徴があるのか比較してみます。

車検あり

・すべて済ませた状態で乗り続けられる

・どのくらいの車検費用が必要なのか明確

・車検を受けれないお店で購入しても工場を探す必要が無い

車検なし

・購入価格は車検ありの車より安い

・車検費用を別途準備しなければいけない

・車検を受けるために工場を探さなければいけない

このように、車検が無い車を購入した場合、購入費用は車検ありの車より安くなったとしても、車検を受けなければ公道を走ることができません。
そのため、工場があるお店で購入したならまだしも、工場が無いお店で中古車を購入すると、自分自身で工場を探す必要があります。
また、車検費用はどのくらいかかるのか、車を見てもらわなければ明確にはわかりません。

こういった手間を考えると、購入店で整備された車検が付いている中古車の方が安心感があると言えるでしょう。
中古車選びは購入費用だけを見て決断してはいけません。
中古車を購入する時には、必ず「車検の有無」を確認するよう心がけましょう。

中古の普通車の車検期間に関する相談は車の森へ!

中古の普通車の車検期間に関する相談は車の森へ!

中古の普通車は、車検費用が高くなるイメージを持たれている人がいるかもしれません。
しかし、定期的なメンテナンスを行うことで部品の劣化を防ぎ、日ごろから状態の良い車を維持できるほか、車検時の整備費用を抑えることができます。

また、先述したように車検を受けなければ、その車は公道を走ることができません。
定められたルールで、安全運転を心がけましょう♩

この記事をお届けしました【車の森】には、中古車や登録済未使用車を扱っております。
状態の良い中古車をお探しの方は、車の森へお問い合わせください!
また、今乗っている車の車検が近づいている人も、お気軽にご相談ください。

皆様のご来店・お問合せを心よりお待ちしております!

 

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出典
自動車検査登録情報協会:道路運送車両法の概要
 
この記事を書いた人
営業
森田龍太朗
Ryutaro Morita
ヨシダオートサービスに入社して7年目。整備士を経て現在は営業や仕入れの業務をしています。 ブログ記事を通して自動車販売店独自の目線でお客様にお得でタメになる情報をお届けしていきます。 資格としては自動車整備学校にて二級自動車整備士を取得しております。

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