高級感のあるデザインと、低重心であることから走行安定性も高く、走りにこだわりたい人を中心に人気を集めているセダン。
ミニバンやSUVなどが売れ筋となっている昨今では、セダンの売れ行きは低迷状態が続いていますが、セダンならではの魅力も沢山あります。
今回はトヨタのセダンについて、見ていきましょう。
セダンとは
セダンとは簡単に言うと、トランクルームが孤立した車のこと。エンジンルームと人が乗る空間、荷物を載せる空間がそれぞれバラバラになっている車のことを指しています。
近年人が乗る空間とトランクルームが一緒になったハッチバックタイプなどが主流となっており、セダンタイプの車は少なくなってきたように感じられますね。
セダンタイプはクラシックな外観デザインと、室内空間をしっかりと確立した快適な居住性が特徴です。
また低重心であることなど走行性能に長けている車種が多いこともセダンならではのポイントで、サイズ展開は様々ですがファミリーカーとしてよりも、ビジネスカーや高級車として愛用されることが多いボディタイプとなっております。
トヨタのセダン一覧【2024年版】
2024年1月現在、トヨタから現行モデルとして公式サイトに表示されているのは下記の6台となっています。
中には桁違いの高級車センチュリーや新型クラウン、水素自動車MIRAIがラインナップしていることが分かりますね。
クラウン |
|
画像引用:クラウン |
¥7,300,000~ |
カローラ(ガソリン/ハイブリッド) | |
画像引用:カローラ |
¥2,028,600~ |
カローラアクシオ(ガソリン/ハイブリッド) | |
画像引用:カローラアクシオ |
¥1,639,600~ |
センチュリー(ハイブリッド) | |
画像引用:センチュリー |
¥20,080,000~ |
プリウス(ハイブリッド/PHEV) | |
画像引用:プリウス |
¥2,750,000~ |
MIRAI(FCEV) | |
画像引用:MIRAI |
¥7,261,000~ |
トヨタのセダンの特徴
トヨタは世界でも多くのハイブリッド車を製造していることが特徴で、現行販売されているセダン車は全てハイブリッドモデルもラインナップされています。
他社メーカーを含めたハイブリッド車全体で見ても、低燃費で名高いプリウスもセダンタイプに含まれており、燃費の良さや環境への配慮が魅力となっていますね。
また価格帯が広くデザインも豊富にあることから、より顧客が自分に合ったモデルを選びやすく、取りこぼしが少ない点もトヨタのセダンの特徴だと言えるでしょう。
トヨタのセダン人気ランキング
現行販売されているトヨタのセダンを日本自動車販売協会連合会の新車販売台数を元にランキング形式でご紹介します。
(カローラ・カローラアクシオはシリーズ合計販売台数での算出になります。)
1位:カローラ
画像引用:カローラ
基本スペック | |
寸法 (長/幅/高)㎜ |
4495/1745/1435 |
室内寸法 (長/幅/高)㎜ |
1830/1510/1160 |
車両重量 ㎏ | 1230~ |
総排気量 L | 1.490~ |
燃料消費率 (WLTCモード) |
ガソリン:18.1km/L~ ハイブリッド:27.9km/L~ |
車両本体価格 | ¥2,028,600~ |
小さ過ぎず・大き過ぎずの丁度良いサイズ感で、個人利用はもちろんビジネスカーとしても人気の高い車種です。
流れるような切れ長のヘッドライトは先進的な印象を与え、都会に馴染むスポーティなデザインが特徴。
運転がしにくいイメージが持たれがちなセダンですが、視界を遮るフロントピラーのスリム化や、視線移動の少ない位置に設置されたマルチインフォメーションディスプレイは同時に複数の情報が得られるようになっています。
これまでセダンに乗ったことの無い方にもおすすめのお車ですよ。
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2位:カローラアクシオ
画像引用:カローラアクシオ
基本スペック | |
寸法 (長/幅/高)㎜ |
4400/1695/1460~ |
室内寸法 (長/幅/高)㎜ |
1945/1430/1200 |
車両重量 ㎏ | 1070~ |
総排気量 L | 1.496~ |
燃料消費率 (WLTCモード) |
ガソリン:15.6km/L~ ハイブリッド:27.8km/L~ |
車両本体価格 | ¥1,639,600~ |
ハイブリッドモデル・ガソリン車が2WDと4WD、2WDのミッション車とシンプルなグレード展開になっているカローラアクシオ。
トヨタの現行セダンの中でも1番のコンパクトサイズで、扱いやすさ重視の方にもおすすめの車種です。
新車販売台数のランキングで紹介しており、カローラ・カローラアクシオはシリーズで統計が取られているため、2位となっていますが、カローラアクシオに限ってだとプリウスに劣る台数だと考えられます。(車の森調べ)
コンパクトセダンでありながらも、居住空間やトランクルームは広く、ゴルフバッグが4つ詰めるほどのゆとりがあります。
カローラ同様に、プライベートにも、ビジネスシーンにも活躍するお車でしょう。
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3位:プリウス
画像引用:プリウス
基本スペック | |
寸法 (長/幅/高)㎜ |
4600/1780/1420~ |
室内寸法 (長/幅/高)㎜ |
1840/1500/1130~ |
車両重量 ㎏ | 1360~ |
総排気量 L | 1.797~ |
燃料消費率 (WLTCモード) |
ハイブリッド:28.6km/L~ (PHVハイブリットモード:26.0km/L) |
交流電力量消費率 (WLTCモード) |
134Wh/km |
車両本体価格 | ¥2,750,000~ |
ハイブリッドシステムの先駆者と言っても過言ではないプリウスは、2023年1月にフルモデルチェンジが行われ、未来的なデザインが話題となっていますね。
1.8Lハイブリッドエンジン・2.0Lハイブリッドエンジンの他に、外部充電のできるプラグインハイブリッドモデルもラインナップし、より低燃費に、環境への配慮がなされた車へと進化しています。
特にプラグインハイブリッドモデルは他のメーカーから出ているPHV車と比べても燃費に優れていることが特徴です。
走行中の静粛性や、アクセルを踏んだ瞬間からグッと上がる加速力など、EV走行ならではの滑らかな走りはプリウスでよく体感することができるでしょう。
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4位:MIRAI
画像引用:MIRAI
基本スペック | |
寸法 (長/幅/高)㎜ |
4975/1885/1470~ |
室内寸法 (長/幅/高)㎜ |
1805/1595/1135~ |
車両重量 ㎏ | 1360~ |
燃料消費率 (WLTCモード) |
135km/kg |
車両本体価格 | ¥7,261,000~ |
水素をエネルギーとして車を動かす水素自動車MIRAI。まだメーカー問わずしてみても全体的に数が少なく、MIRAIもその貴重な1台に含まれます。
珍しい水素自動車であるため、エンジン関係にばかり目がいってしまいますが、MIRAIの特徴や魅力は水素で走るだけではありません。
先進的なデザインで、見た目でMIRAIに惚れ込む方も多く、特に内装はとてもゆとりのある快適な空間となっています。
後部座席には空調やオーディオを手元で操作できるタッチ式コントロールパネルなど、特等席に座っているような気分を味わえます。
水素自動車は、まだエネルギーを補給する水素ステーションの数が少ないことが課題で、ご検討されている方の中には航続距離が心配な方もいらっしゃるでしょう。
MIRAIは水素タンクの容量が大きいことや、低燃費であることから航続可能距離もとても長く、安心してお乗りいただける自動車ですよ。
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5位:センチュリー
画像引用:センチュリー
基本スペック | |
寸法 (長/幅/高)㎜ |
5335/1930/1505 |
室内寸法 (長/幅/高)㎜ |
2165/1605/1185 |
車両重量 ㎏ | 2370 |
総排気量 L | 4.968 |
燃料消費率 (WLTCモード) |
12.4km/L |
車両本体価格 | ¥20,080,000 |
車両本体価格が2000万を超える、最高級国産車センチュリーは一般市民にはなかなか手が出せない・走っている姿もなかなか見ることのない車だと言えるでしょう。
公用車としても使用されるセンチュリー。外装・内装どこを見ても高級感にあふれていて、車体の大きさも長さも幅も大きくなっています。
とても広く造られた車内は、移動中とは思えないような空間が広がり、特にVIPを乗せる後部座席には位置を自分好みに設定できる電動オットマンや、車内20カ所に取り付けられたスピーカー・タワーコンソールに設置した11.6インチの大型ディスプレイからなる最上級のオーディオ&ビジュアルシステムなど。
一度は現物を見てみたい、そんな異次元の車と言えるのではないでしょうか。
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中古で買える!歴代のトヨタのセダンおすすめ人気車種3選
現在新車で購入することは出来なくなってしまったものの、今でも人気の高い中古車で購入が可能なトヨタのセダンを厳選してご紹介します。
中古車市場にも目を向けてみるとより選択肢が広がるので、新車にこだわらない方にはとてもおすすめですよ。
・マークX ・カムリ |
220系クラウン
トヨタの高級セダンといえば、誰しもがクラウンと口のするほど認知度の高い自動車です。
「いつかはクラウン」のキャッチコピーで知られるように、ステータス性の高さもうかがえますよね。
そんなクラウンですが、高級感と使いやすさを両立させた快適性の高さが大きな特徴となっており、シートやステアリングの形状が精密に工夫されていることや、静粛性の高い車体構造などが理由として挙げられます。
またクラウン人気の大きなポイントは、高級感溢れるデザインではないでしょうか。
クラシカルなデザインが印象的で、中でもクラウンエンブレムの存在は特別感を演出していますね。
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マークX
画像引用:トヨタ
基本スペック | |
寸法 (長/幅/高)㎜ |
4770/1795/1435~ |
室内寸法 (長/幅/高)㎜ |
1975/1500/1170 |
車両重量 ㎏ | 1510~ |
総排気量 L | 2.499 |
燃料消費率 (JC08モード) |
10.0km/L~ |
中古車相場価格 | ¥250,000~¥8,200,000 |
出典:価格.com
1980年代後半、高級車ブームの中で高い人気を誇っていたマークⅡの後継車として生まれたマークX。
現在は生産はされておらず、2019年12月までの販売となっていました。
低重心でセダンの正統派とも言えるボディラインで、上品さを感じつつも力強さも感じられますよね。
トランクルームも広く造られておるので、大きな荷物を積み込むことも可能です。
振動も少なく、静粛性に優れているので車内でも快適に過ごすことができるでしょう。
またモデルによっては3.5LのV6エンジンを搭載しており最高出力は315馬力。高い走行性能でまるでスポーツカーのような走りを楽しむことができます。
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カムリ
画像引用:カムリ
基本スペック | |
寸法 (長/幅/高)㎜ |
4885~/1840/1445 |
室内寸法 (長/幅/高)㎜ |
2010/1535/1185 |
車両重量 ㎏ | 1825~ |
総排気量 L | 2.487 |
燃料消費率 (WLTCモード) |
24.3km/L~ |
中古車相場 | ¥379,000~¥5,429,000 |
出典:価格.com
2023年12月に惜しまれつつも生産終了を迎えるカムリは、上品かつスポーティなデザインが特徴です。
最新モデルのカムリは安全性能も高く、全車に次世代予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」が標準装備されています。
またカーブでの速度抑制機能が搭載されたレーダークルーズコントロールや、レーントレーシングアシストなどの機能が備わっていることも、カムリが安全面に長けているポイントだと言えますね。
セダンらしい上質な車内空間もカムリの大きな特徴で、シンプルでありながらも品質の高さを感じ取れるインテリアは運転席・助手席はもちろん、後部座席の居住性も優れているのもカムリの魅力でしょう。
一般的なサイズよりも全長や全幅が広いので、車内の広さにこだわりたい方にもおすすめのセダンです。
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トヨタのセダン、選び方のポイントは?
トヨタのセダンを選ぶ時のポイントは、リセールバリューが高い車を選ぶこと。また車体のサイズや維持費などがご自身にとって無理のない・バランスが取れているかどうかも重要なポイントです。
リセールバリューとは車を売る時の価格のことで、例えば数年後にお乗り換えをされる際にリセールバリューの高い車を売ればまとまったお金が入り、次の車の頭金にすることも可能ですね。
トヨタのセダンにはコンパクトサイズからラージサイズまで種類も豊富にあるため、ご自身が運転のしやすい・家計にも無理のない範囲でのお車選びが大切になってくるでしょう。
せっかく新しく車を購入したのに、支払いが厳しくてあまりお出かけに出られないようでは勿体ないですよね。ライフスタイルのバランスが取れる車を選ぶようにすると、よりカーライフも楽しめますよ。
トヨタのセダンは新車を購入?中古車にすべき?
トヨタのセダンは新車で購入するべきか、中古車にするか。
車を購入する時には悩ましいポイントですよね。
新車や中古車、また登録済未使用車にもそれぞれにメリット・デメリットがあります。それぞれのポイントを確認していきましょう。
新車のメリット&デメリット
新車は自分のために造られた特別感がありますよね。
正真正銘の真っ新な状態は新車にしかない気持ち良さがあるでしょう。
一方で自分のために造られるということは、注文をしてから手元に来るまでに時間がかかってしまうということです。
新車についてのメリットとデメリットを紹介します。
◎ピカピカの新しい車
新車は名前の通りの正真正銘、新しい車なので、他の車には味わえない特別感を感じることができるでしょう。
車は道路を走ると石や砂などが原因で目には見えないキズや汚れがついていくものです。走行歴のある中古車には一見キズが無い車に見えてもこうした細かいキズは防ぐことが出来ずついているものです。
しかし新車の場合は走行歴も未だないので、細かいキズひとつ無いのも魅力だと言えるでしょう。
新車ならではの気持ち良さは新車の醍醐味ですね。
◎メーカーオプションがつけられる
もうひとつの新車のメリットに、メーカーオプションが自由につけられることが挙げられます。
これも中古車などには無いポイントで、メーカーオプションとは安全性能やボディカラー、内装カラーなど車の製造過程の中で加えられるオプションのことを指します。
もちろんあれもこれもと付けていくと、ビックリするような総額になってしまうので、予算内での加減が必要になってきますが、メーカーオプションは後付けが出来ないので、後から「つけておけば良かった」と後悔のないようにしたいですね。
このようにメーカーオプションについては、新車で購入する人の特権とも言えるでしょう。
×価格の高さ
新車のデメリットで1番に思い浮かぶのは車両価格の高さではないでしょうか。
近年では大半の方がつけられるETCやナビ、ドライブレコーダーなども車両本体価格には含まれておらず、全て追加で搭載する物になるため、オプション関係を含めた車両価格は、最初の車両本体価格よりも数十万~百万程高くなってくると覚えておきましょう。
新車での購入でも、基本的に多少の値引きを行ってくれる販売店が多いですが、値引き後の価格でも中古車と比べるとやはり高額であることには変わりないでしょう。
×車種により納車までの待ち時間が長い
新車は注文を行ってから製造される受注生産であるため、注文してから実際に手元に車が届くまで数ヵ月の時間が必要になってくることがもうひとつのデメリットです。
近年半導体不足や世界情勢の不安定化などが影響し、車種によっては1年以上の納期がかかってしまう車もあります。
車のお乗り換えを検討される方には、今乗っている車の車検が切れる前など計画を予め立てられている場合が多く、納車時期の読みにくさなどは新車を検討する際の難点になっているでしょう。
中古車のメリット&デメリット
中古車には生産終了してしまった車も購入できるという大きな特徴の他、年式や走行距離によって新車では到底購入できない車種にも手が届く可能性もあることが大きな魅力ですよね。
しかし車の状態をよく見定めないと、寿命の短い車種を選んでしまうリスクがあることも事実。
中古車についてのメリットとデメリットを紹介していきます。
◎車両価格は中古車ならでは!
中古車1番のメリットとも言えるのが、車両価格の安さです。
中古車の価格は、年式と走行距離が大きく関係していて、年式が浅く走行距離も短い車は高値がついており、反対に年式が古く走行距離も長く走っているほど安い値がつけられている傾向があります。
希望する車種が予算的に届かない場合には、年式や走行距離を落としてみる等すると希望する価格帯の車が見つかりやすくなってきます。
また前ユーザーが使用していたからこそ、ETCやナビなどが付いている車両もあり、少しでも安く車を買いたい!とお考えの方には中古車の価格面のメリットは大きいと言えるでしょう。
◎納車までの日数が短い
中古車は新車と違い、在庫として既にお店に並んでいる状態なので、納車までの日数が短く比較的直ぐに納車できることも大きなメリットです。
一般的には書類の手続きや車の点検などメンテナンスが終われば納車が可能で、販売店にもよりますが、早いところだと3日~1週間程度で納車ができるところもあります。
急なライフスタイルの変化や、今乗っているお車の不具合など、直ぐに納車したい方にとっては1か月とかからない納期の短さは魅力的だと言えますね。
◎選択肢が広い
新車を希望していても、生産終了してしまったりモデルチェンジでデザインなどが変わってしまった場合には、その車を新車で購入することは出来なくなってしまいます。
こうしたディーラーでは既に販売されていない車種も中古車市場には多く流通しているモノも多くあり、中にはプレミア価格がついている車種も存在します。
過去モデルのお車を購入することができるという他に、新車では到底手が届かないような高級車でも、年式や走行距離を落とせば予算内で購入できる。という点でも中古車は選択肢が広いと言えますよね。
×メーカーオプションがつけられない
新車のメリットで先述したように、メーカーオプションは車の製造過程でつけられるオプションであるが故に、車が出来上がってお店に並んでいる中古車にはつけることが出来ません。
そのため、もし希望するメーカーオプションがある場合には、元々そのオプションを備えた在庫を探し出す必要があります。
人気の高いオプションであった場合には比較的簡単に見つけることが出来るかもしれませんが、希望条件が多かったり、マイナーなメーカーオプションだった場合にはなかなかご自身の条件にピッタリと当てはまる1台を見つけることは難しいかもしれません。
×車1台1台の状態にバラつきがある
例えば同じ車種、同じ年式であっても前ユーザーの車の乗り方や、車の保管環境によっても車の状態にバラつきが出てきます。
車のメンテナンスを定期的に行っていて、ガレージを車庫としていた車は年式が落ちていても状態は良いものが多いですが、反対にちょい乗りなどエンジンに負担のかかる走行環境での使用が多く、屋根の無い駐車場での保管だと、年式が浅くても不具合を起こしている可能性があったりもします。
「丁寧に扱われていたか」が車を見極めるポイントにもなってくるので、車の外装だけでなく内装もくまなくチェックすることや、可能であれば販売店スタッフに車の詳細を尋ねてみることがおすすめです。
登録済未使用車のメリット&デメリット
登録済未使用車とは登録だけが済まさせた、まだ誰にも使用されたことのない自動車のことを指します。
新車を注文されていた方のやむを得ないキャンセルであったり、新車の販売台数を稼ぐために登録だけが行われた場合に生まれます。
登録済未使用車のメリットとデメリットを紹介します。
◎新車よりも安い
未使用車といえどナンバープレートや車検証は発行されているので、届出済未使用車は中古車扱いになります。
そのため新車よりも安く購入できることが届出済未使用車のメリットだと言えるでしょう。
相場は新車価格よりも20万円ほど安くなっているものが多く、年式が落ちていくほどより安くなっています。
未使用車でありながら新車よりも安く購入できる点は、価格面で新車を悩まれている方にとって大きな魅力ではないでしょうか。
◎使用感はほぼゼロ
届出済未使用車はその名の通り、まだ誰も使用したことのない新品同様のキレイな車です。
一般的に想像される中古車は前ユーザーの使用感が多少なりとも残っている車が大半ですが、未使用なので外装も内装もキレイな状態の車ばかりで、中にはまだビニールがかけられたままの車両もありますよ。
年式が真新しい車はまだ新車の匂いが残っていたりと、お得度の高い車であることが届出済未使用車の特徴であり、大きなメリットでしょう。
◎納車が早い
新車に近いといっても、届出済未使用車も中古車同様に既に在庫としてお店に並んでいる状態です。
新車とは異なり書類などの手続きや車の点検・メンテナンスが終わり次第納車を行うことが可能になります。
また届出済未使用車は新品同様の状態なのでメンテナンスにもそこまで時間がかかりません。
スムーズに手続きが進むと1ヵ月も経たずに納車の準備が整うでしょう。
新車の長期化している納期が難点となっている方にも、届出済未使用車がおすすめだと言えますね。
×メーカーオプションがつけられない
届出済未使用車は既に車が出来上がってしまっているため、メーカーオプションがつけられないことがデメリットとして挙げられますね。
スライドドア搭載車だと、両側電動はメーカーオプションだったり、ボディカラーもカラフルな色味は大体がメーカーオプションです。
中古車市場全体でみると、届出済未使用車はひと握り程度の数ですが、希望するメーカーオプションを搭載している車を探すとなるとさらに数は減り、車探しに時間と労力がかかってしまうことは否めません。
届出済未使用車を含む中古車でお車探しを行う際には、希望する条件を明確にして、優先順位をつけるようにしておくといいですね。
×書類上ワンオーナーで無い
まるで新車のようなピカピカの届出済未使用車ですが、既にナンバープレート・車検証が発行された1度登録が行われた車両であるため、届出済未使用車を購入した場合はツーオーナー目以降ということになります。
一部ネットなどの情報では車を売りに出すときにワンオーナーであるかどうかで査定額が変わってくるという情報もありますが、実際のところはワンオーナーであるかどうかよりも車の状態を見られているため、さほど影響は無いとされています。
しかし中には、「ワンオーナーが気持ちがいいから」とこだわりのある方もいらっしゃるため、書類上ワンオーナーでないことは届出済未使用車のデメリットのひとつであると言えるでしょう。
トヨタのセダンをお探しの方は車の森までご相談ください!
車中泊がブームになりミニバンやSUVなど、荷物が沢山詰めたり、利便性の高いスライドドアを装備した車の需要が高く、低迷状態にあるセダン。
しかし居住性の高さや高級感・走行性能に優れていることなどからトヨタのセダンは根強い人気があり、特に新車にこだわらない場合には沢山の選択肢があることが分かりました。
新車・中古車・登録済未使用車、どれをとっても決して安い買い物ではありません。お車の購入の際には納得のいくまで沢山悩んで、楽しんでお車探しを行いましょう!
今回ご紹介してきましたのは南大阪を拠点とする登録済未使用車専門店「車の森」です。
中古車市場でも数少ない登録済未使用車を専門に取り扱うことで、沢山のお店を行ったり来たりする必要が無いことが特徴です。
また車の森は国内オールメーカー全てのお車を取り扱っているため、メーカーの異なる車を同時に比較できることや、スタッフも中立的な立場で車の特徴などをお伝えできることが強みになります。
お車の購入をご検討中の方、実物をご覧になってみたいという方は是非一度車の森にお越しくださいませ。
お問い合わせ・ご来店心よりお待ちしております。
最後までお読み頂きありがとうございました。
出典
トヨタ
(カローラ/カローラアクシオ/プリウス/カムリ/センチュリー/MIRAI)