車種紹介 2024年7月1日

【2024年】フルモデルチェンジした新型シエンタの魅力を徹底解説!価格や色、装備のほか、グレードの選び方もご紹介!

トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」がフルモデルチェンジして2022年8月23日に発売されました。

3代目となった新型シエンタの価格や色、装備などのスペックを紹介するとともに、グレードの選び方やポイントも解説します。

シエンタが2022年にフルモデルチェンジして登場!

シエンタが2022年にフルモデルチェンジして登場!

シエンタは、ミニバンでありながらも5ナンバーサイズの運転のしやすいサイズ感が魅力のコンパクトミニバンです。

コンパクトでありながらも両側にスライドドアを装備し、利便性と快適性の良さなどからファミリー層を中心に幅広い世代から支持されているトヨタの人気車種です。

ライフスタイルに合わせて3列シート車と2列シート車、ガソリン車とハイブリット車を選ぶことができますので、選択できるグレードの種類が豊富なことも幅広いユーザーから選ばれている理由でしょう。

シエンタ

シエンタは2022年8月23日にフルモデルチェンジを発表しました。

3代目となった新型シエンタは先代のスポーティーなデザインから大きく雰囲気を変え、四角くて丸い愛着のわくシルエットに生まれ変わりました。

どこか癒される愛着の沸くデザインは、乗るたびに家族を幸せな気持ちにしてくれそうです。

初代シエンタからの特徴である運転のしやすさや利便性、快適性、低燃費とお求めやすい価格などの魅力はそのままですのでご安心を。

見た目はコンパクトでかわいいですが、中身は頼もしく、走りの楽しさや燃費性能の良さ、充実した安全性能などがより進化しています。

新型シエンタはこれまで以上に家族に心地よく、暮らしを応援してくれる車となるでしょう。

そんな魅力いっぱの新型シエンタを詳しくご紹介いたします。

新型シエンタのグレード一覧

新型シエンタには「Z」「G」「X」の3つのグレードがあります。

それぞれのグレードに7人乗りの3列シート5人乗り2列シートの選択ができ、ガソリン車の2WD、ハイブリット車の2WD、4WD(EーFour)の設定を選べます。

全18種類もの豊富なラインアップとなりますので、グレード選びに迷われる方も多いのではないでしょうか。

それぞれのグレードの特徴を見ていきましょう。

Z

Z

グレード「Z」は充実した装備が魅力の最上位モデルです。

足先を出し入れするだけでスライドドアが開閉する「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」や、後席用のサンシェードが標準装備されます。

インパネ部分は鮮やかなオプティトロンメーター+7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイで上質な室内空間を感じさせます。

内装色もブラック・カーキ・フロマージュの3色から選択することができ、内装の選択肢が広がります。

予算に余裕があれば選びたいグレードです。

G

G

「G」グレードは価格を抑えながらも装備にこだわったスタンダードモデルです。

指先ひとつでスライドドアを開閉できる「ワンタッチスイッチ付パワースライドドア」が両側に標準装備され、「Z」グレードに標準装備されている「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」はメーカーオプション(33.000円)になります。

また後席用サンシェードは設定できません。

インパネ部分はアナログメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイでシンプルな内装にまとめています。

内装色はブラックとカーキの2色からお選びいただけます。

価格と装備のバランスの取れたグレードです。

X

X

「X」グレードはシンプルなエントリーモデルです。

「ワンタッチスイッチ付パワースライドドア」は助手席側のみに標準装備となります。オプションでも両側に設定はできませんので注意しましょう。

インパネ部分は「G」グレードと共通しており、内装色はブラックのみとなります。

ボディカラーも「Z」「G」グレードの9色設定とはうって変わってモノトーンカラー4色のみの設定です。

価格を抑えた必要最低限の装備で十分という方におすすめのグレードです。

▶詳しい装備の違いはトヨタ シエンタ 主要諸元表からご覧ください。

グレードと価格を以下の表にまとめましたのでグレード選びの参考にしてみて下さい。

グレード 駆動方式 乗車人数 車両本体価格
Z

ハイブリット

2WD

5人 2,996,600円
7人 3,036,600円

ハイブリット

4WD(E-FOUR)

5人 3,194,600円
7人 3,234,600円

ガソリン

2WD

5人 2,646,600円
7人 2,686,600円
G

ハイブリット

2WD

5人 2,687,500円
7人 2,885,500円

ハイブリット

4WD(E-FOUR)

5人 2,925,500円
7人 2,727,500円

ガソリン

2WD

5人 2,337,500円
7人 2,377,500円
X

ハイブリット

2WD

5人 2,390,000円
7人 2,430,000円

ハイブリット

4WD(E-FOUR)

5人 2,588,000円
7人 2,628,000円

ガソリン

2WD

5人 1,995,200円
7人 2,035,200円

新型シエンタの魅力を解説!

新型シエンタは多彩なシートアレンジや7人乗りと5人乗りのシート設定はそのままに、コンパクトミニバントップクラスのゆとりある2列目スペースを実現しました。

さらにトヨタの次世代予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」や新たな先進技術「トヨタチームメイト」を採用し、今まで以上に安心・安全なカーライフをサポートしてくれます。

新型シエンタの進化した魅力を詳しく見ていきましょう。

外観やボディカラー

外装

新型シエンタは四角くて丸いシルエットが特徴です。

ボディサイズは全長4.260㎜、全幅と全高は1.695㎜です。旧型と比べて全高は20㎜高くなっていますが、ボディサイズは旧型とほぼ同じと言って良いでしょう。

運転のしやすさを維持するためにボディサイズはそのままに、最小回転半径は旧型の5.2mから新型は5.0mとなり、小回りの利きは向上しています。

外観は旧型シエンタのスタイリッシュでかっこいいイメージから、愛着の沸くかわいいスタイルへと変化しました。

 

画像:左/ベージュ・右/アーバンカーキ

選べるボディカラーは全9色。
多彩で、ナチュラルなアースカラーを中心としたワントーンカラーが7色、ダークグレーのルーフと組み合わせたツートンカラーが2色の設定です。

グレード「X」に関してはホワイト、ブラック、ベージュ、カーキの5色の設定となりますので注意しましょう。

内装やシートアレンジ

内装も旧型の機能的なデザインとは対照的な「使う楽しさと心地よい空間」をテーマに変化しています。

内装

外観と同様にドアポケットやサイドレジスター、メーター、シフトなどを四角くて丸いフォルムに統一しています。

カップホルダー

カップホルダーなど至るところに「ピクトグラム」が採用されており、遊びゴコロも感じられます。

後席シート

室内空間は、全高が20㎜アップしたことによってコンパクトミニバントップレベルの前後席空間を実現しています。とくに2列目足元空間や側頭部周りの空間は旧型に比べて広さを感じられるでしょう。

小さなお子様なら立ったまま着替えることが可能なゆとりある室内高は1.300㎜です。

さらに多彩なシートアレンジは新型シエンタにも受け継がれています。

7人乗りと5人乗り仕様で異なるシートアレンジを詳しく見ていきましょう。

7人乗り3列シート

7人乗り3列シート

7人乗りでは3列シートならではの多彩な5つのモードのシートアレンジが魅力です。

すべての座席に人が座れるノーマルモードから、ヘッドレストを外して2列目とつなげることで大人2人が足を伸ばして休憩できるフロントシートフラットモード

3列目シートを2列目シートの下に収納するダイブイン格納によって、3列目をラゲージスペースとして活用しながら5人が乗車できるサードシートアレンジモード

2列目シートの片側をたたみ3列目シートを格納すれば、長尺な荷物と3人が乗車可能となるハーフラゲージモード

そして2列目シートを両方たためば荷室最大モードのフラットラゲージモードに。自転車などの大きな荷物も積み込むことが可能です。荷室最大長は1525㎜です。

5人乗り2列シート

5人乗り2列シート

5人乗りでは後席スペースを最大限に活用したシートアレンジが特徴的です。

すべての座席に座れるノーマルモードら、ヘッドレストを外して2列目とつなげることで大人2人が足を伸ばして休憩できるフロントシートフラットモード

2列目シートの片側をたためば長尺な荷物も積み込めるハーフラゲージモードに。

2列目シートを両側たためば自転車はもちろん、大人2人が就寝することができるほどの広い荷室空間が確保できるフラットラゲージモード。その時の荷室最大長はなんと2045㎜です。

7人乗り仕様に比べて広くなりますので、車内泊にも向いています。

装備

新型シエンタには高級車に装備されているような快適装備が追加されています。

旧型シエンタもワンタッチスイッチ付スライドドアの設定はありましたが、新型シエンタはハンズフリーデュアルパワースライドドア機能が追加されました。

「Z」グレードには標準装備、「X」グレードにはメーカーオプションで装備可能です。

サーキュレーター

画像:天井サーキュレーター

また、車内の空気を効率的に循環させてくれる天井サーキュレーターや、寒い日も手のひらと足元から温めてくれるステアリングヒーターシートヒーター、日射しを気にせず快適にドライブが楽しめる後席用サンシェード、室内を快適な空気環境にしてくれるナノイーX、日射しからお肌を守るUVカット機能付ガラスなどがグレードによって標準装備、オプションで装備可能となっています。

画像:ステアリングヒーターとシートヒーターのスイッチ

メーカーオプションでは前後方の走行中の映像を内蔵メモリに録画するドライブレコーダーが装備可能となりました。別のカメラを後付けする必要がないので便利です。

さらに録画した映像はディスプレイオーディオの画面ですぐに再生可能です。録画地点を地図上に表示することもできるので、地図から簡単に再生したい映像を見つけられます。

安全装備

安全装備

新型シエンタにはトヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が標準装備されています。2種類のセンサーで高い認識性能と信頼性を両立し、多くの状況でドライバーをサポートしてくれます。

旧型では限定的だったセーフティシステムが、夜でも歩行者や自転車を検知できるように進化しています。

具体的な機能を見ていきましょう。

・プリクラッシュセーフティー

直進時に歩行者や自転車が現れた時にセンサーで検知し、ブレーキによる衝突回避または被害軽減など、ぶつからないをサポートする機能です。

・レーントレーシングアシスト

車線をはみ出しそうになった時にハンドル操作の補助や振動でドライバーに知らせてくれる、高速道路でのクルージングをサポートする機能です。

・レーダークルーズコントロール

高速道路走行時にレーダーやカメラで先行車を認識し、車の速度に応じて車間距離を設定・追従してくれる機能です。車線変更時の補助やカーブ抑制機能、先々行車検知なども付いているので、長距離運転が楽になるでしょう。

・レーンディパーチャーアラート

車線をはみ出しそうなときにディスプレイ表示やステアリングの振動、警報ブザーにより警告してくれ、ステアリング操作も支援してくれる機能です。

・ロードサインアシスト

単眼カメラで認識した道路標識をディスプレイに表示してくれます。また「最高速度」「赤信号」「車両進入禁止」に関しては、ドライバーが守っていないことを認識すると警報ブザーやディスプレイ表示で知らせてくれます。標識の見逃し防止をサポートしてくれる機能です。

・アダプティブハイビームシステム/

オートマチックハイビーム

夜間の走行時にハイビームとロービームを自動で切り替えながら走行するシステムです。手動で切り替える必要がなく、夜間の見やすさをサポートしてくれます。

・ドライバー異常時対応システム

走行中にドライバーが急病で運転継続が不可能になった場合に自動的に車線内で減速させ停止させるシステムです。ドライバーの救命・救護をサポートします。

・プロアクティブドライビングアシスト

「歩行者の横断」「飛び出してくるかもしれない」などのリスクを先読みして危険に近づきすぎないよう安全運転をさりげなくサポートしてくれる機能です。

▶歩行者、自転車運転者、駐車車両に対する操舵・減速支援

▶先行車に対する減速支援

▶カーブに対する減速支援

・発進遅れ告知機能

交差点で信号が赤から青に変わった時や、先行車発進時の出遅れをブザーとディスプレイ表示でお知らせしてくれる機能です。

以上9つの機能が運転時のドライバーの安心・安全をサポートしてくれます。

 

Zグレードのハイブリッド車にはメーカーオプションで「アドバンストパーク」が設定可能です。

ステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトの全操作をサポートしてくれ、カメラやソナーによって周囲を監視しながら駐車を支援。障害物を検知した場合には警報を鳴らし、ブレーキ制御を行うことで接触回避を支援するなど「トヨタチームメイト」の先進の駐車支援機能です。

走行性能・燃費性能

走行性能・燃費性能

新型シエンタはTNGAプラットフォーム(GA-B)をベースに新設計されました。

これにより「走る・曲がる・止まる」という車の基本性能を飛躍的に向上させています。

結合部の剛性も向上し、軽量・高剛性ボディが上質な乗り心地と優れた操縦安定性を実現しています。

パワートレインは、1.5ℓガソリンエンジンと、それにモーターを加えたハイブリッドの2種の組み合わせは旧型と同様です。

しかしエンジンは「ヤリス」と同じ最新の扱いやすいパワートレインへと変わりました。ガソリン車は1.5ℓダイナミックフォースエンジン+Direct-CVTを組み合わせ、力強い走りを実現しています。

ハイブリット車は走りの良さと優れた燃費性能を両立させた1.5ℓハイブリッドシステムです。止まる・走るの多い市街地では扱いやすく、高速道路では車の流れにスムーズに乗れるストレスのない走りを見せてくれます。

E-Four(電気式4WDシステム)は降雪時や降雨時など滑りやすい路面でスムーズに4WD状態へ切り替えることで、無駄なく、賢く、発進性と走行安定性を実現しています。

燃費性能はガソリン車としてはトップレベルのWLTCモード18.4㎞/ℓ(2WD・5人乗り)を達成しています。

ハイブリッド車では1.5ℓダイナミックフォースエンジンにハイブリッドシステムを搭載し、こちらもWLTCモード28.8㎞/ℓ(2WD・5人乗り・Xグレード)と優れた燃費性能です。

新型シエンタは走行性能と燃費性能どちらも満足できると言えるでしょう。

新型シエンタのグレードの選び方

グレードが豊富に用意されている新型シエンタ。

自分に合ったグレードはどれなのかわからない方も多いでしょう。

ここからはグレード選びのポイントを紹介します。

1つ1つ条件を決めていくことで、自分にピッタリなグレードを選び出すことが出来ますよ!

ノーマルエンジンかハイブリッドかを決める

まずはエンジンのタイプから決めましょう。

新型シエンタにはガソリンエンジン車とハイブリット車が用意されています。

ガソリン車が単体の動力で走行するのに対し、ハイブリット車はガソリンエンジンと電気モーターの2つの動力を使用しています。

近年主流となってきているハイブリッド車ですが、車両価格は高額はガソリン車に比べて高額にはなるが、燃費が良く環境にも優しいという特徴があります。

新型シエンタのハイブリット車もガソリン車に比べて35万円ほど高い価格設定となっていますが、購入時に納める税金は環境に優しいハイブリッド車の方が10万円ほど安く設定されていますので、実質の価格差は25万円程と言えるでしょう。

購入時の車両価格は高くなりますが、燃費に関してはもちろんハイブリッド車が燃費性能が高く、毎月のガソリン代はハイブリッド車の方が安く抑えられるでしょう。

ハイブリット車は静粛性も高く、走りの満足度も高いと言えます。

それぞれのエンジン性能の違いと価格差を加味したうえで、ノーマルエンジンかハイブリッドかを選びましょう。

また、新型シエンタの駆動方式は2WDと4WDが用意されていますが、ガソリンエンジン車は2WDのみの設定となっています。

4WDのシエンタが欲しい場合はハイブリッド車の一択となりますので、この点は注意が必要です。

5人乗りの2列目シートタイプか7人乗りの3列シートタイプかを決める

次にシートタイプを選んでいきましょう。

新型シエンタは、どのグレードでも5人乗りの2列シートタイプと7人乗り3列シートタイプを選択できるというメリットがあります。

それぞれのシートタイプの特徴をご紹介します。

5人乗り2列シート

5人乗り2列シート

画像引用:シエンタ

5人乗り2列シートの新型シエンタの最大の特徴は、最大の荷室スペースが7人乗り3列シートタイプに比べてとても広い事です。
最大の荷室スペースとなるフラットラゲージモードにした場合には、荷室長は2.045㎜となり、7人乗り3列シートタイプの1.525㎜よりも520㎜も長くなります。

さらにシートをフルフラットにした時に、隙間や凸凹のないフラットな荷室スペースとなりますので、使い勝手も良く車中泊にも向いています。

普段から少人数での乗車がメインの方は5人乗りで十分ですが、乗車人数いっぱいの5人で乗車した場合には、セカンドシートが固定式のために荷室スペースを調整することができませんので注意しましょう。

夫婦だけや小さなお子様が1人~2人のご家族で7人乗れないことに問題がない方、後部座席に人を乗せる機会が頻繁でない方には5乗り2列シートタイプを選ぶことをおすすめします。

荷物をたくさん積め、フラットな荷室スペースを作れますので使い勝手も良く満足できるでしょう。

7人乗り3列シート

7人乗り3列シート

画像引用:シエンタ

7人乗り3列シートの新型シエンタは、5人乗り2列シートタイプよりも価格は4万円ほど高くなりますが、この価格差はいざという時に2人多く人を乗せられるメリットを考えると割安かもしれません。

セカンドシートは前後スライド機構を持ち、荷室の荷物の量によって調整が可能です。

5人乗りのノーマルモードよりも150㎜長く、同じように5人乗車した場合には、より多くの荷物を荷室に積むことが出来ます。

しかし最大の荷室スペースが作れるフラットラゲージモードでは、折りたたんだセカンドシートが場所を取ってしまうため、荷室長は1.525㎜となり、5人乗りよりも520㎜短くなってしまいます。

また、大きな隙間や凸凹が出来てしまい、荷物を積む際にちょっとしたストレスになるかもしれません。しかしこのストレスを解消するオプションとして、ラゲージボード(11.000円)が用意されていますので気になる方は購入すると良いでしょう。

セカンドシートは座面と背もたれが柔らかく、2列目の快適性は5人乗りよりも高いです。

中学生ぐらいのお子様が1~2人いるご家族となると、5人乗り2列シートのシエンタだと窮屈感は否めません。

その点7人乗りならセカンドシートの座り心地も良く、サードシートを併用することで窮屈感は緩和されるでしょう。サードシートの座り心地も見た目ほど悪くなく、十分実用的です。

中学生以上のお子様が1~2人いるご家族には7人乗り3列シートをおすすめします。

新型シエンタのおすすめグレードは?

エンジンのタイプとシートタイプが決まれば、あとはグレードを決めるだけです。

新型シエンタには「Z」「G」「X」の3つのグレードが用意されています。

各グレードがどのような方におすすめなのかご紹介します。

「Z」グレードがおすすめの人

最上位モデルの「Z」グレードは充実した装備と高級感ある車内が特徴です。

多少お金がかかっても快適なカーライフをお求めの方、日常的にロングドライブをされる方におすすめです。

標準装備されている足をかざすだけで自動開閉する「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」や後席用サンシェードは「Z」グレードならではのものです。

他のグレードとインテリアデザインも異なり、高級感ある室内空間は快適性を追求しています。

安全にこだわったレーダークルーズコントロールやアダプティブハイビームなども装備され、より快適で安心なカーライフをサポートしてくれます。

選べるボディカラーもモノトーン7色+ツートーン2色、内装色も黒、カーキ、フロマージュの3色から選択することが可能ですので、カラーにこだわりたい方も自分好みの色が見つかるでしょう。

「G」グレードがおすすめの人

スタンダードモデルの「G」グレードは価格と装備のバランスが取れたモデルです。

便利な装備は欲しいが費用はなるべく抑えたい方、コストパフォーマンス重視の方におすすめです。

「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」や「パノラミックビューモニター」、「シートヒーター」や「天井サーキュレーター」など人気の高い便利な装備をオプションとして用意しています。

「Z」グレードほどすべての便利機能は必要ないが、欲しい装備だけを選択したい方にも良いでしょう。

ボディカラーも「Z」と同じく9色から選択でき、内装カラーは黒とカーキの2色から選択可能です。

普段は時買い物や子どもの送迎メイン、週末にはドライブや旅行など時々ロングドライブにも使用される方におすすめできるグレードです。

「X」グレードがおすすめの人

シンプルが魅力の「X」グレードはエントリーモデルです。

最低限の装備で充分な方、価格を抑えて新型シエンタに乗りたい方におすすめです。

新型シエンタの中で一番価格が安く設定されていますので、最低限の装備内容となっています。

しかし助手席にはパワースライドドアが標準装備されており、トヨタの安全性能へのこだわりから予防安全パッケージ「Toyota Safety Sence」も搭載されていますので、装備が格段に劣るという訳ではなさそうです。

近年の主流となっている装備はしっかり付いていますので安心できるでしょう。

ボディカラーはほかのグレードよりも選択肢が少なくなり、モノトーンカラーの白、黒、ベージュ、カーキの4色からの選択。内装カラーは黒1色のみです。

この点も派手なカラーや自分好みのカラーにこだわりがなければ問題ないでしょう。

ロングドライブをする機会がなく、買い物や送迎だけに使用したい方にもおすすめです。

新型シエンタをライバル車種と比較

新型シエンタのライバル車種として挙げられるのが、ホンダのフリードです。

国産の5ナンバーサイズのコンパクトミニバンは、現在このシエンタとフリードの2車種で独占しています。

コンパクトミニバンの購入を検討している方や、気になっている方は必然的にこの2車種で迷われるでしょう。

ここからは新型シエンタとライバル車フリードとの違いを徹底比較します。

フリードの特徴とシエンタとの違い

新型フリード

画像引用:フリード

「“Smile” Just Right Mover(“スマイル” ジャスト ライト ムーバー)」がグランドコンセプトのホンダの新型フリード。
車を使う人にも寄り添い笑顔をもたらすことを目指し、新たに誕生しました。

新型シエンタと同じく使い勝手の良さと運転のしやすさが魅力の5ナンバーサイズのコンパクトミニバンです。
フリードはミニバン販売台数1位に輝いたこともある、ホンダの中でも人気の高い車種のひとつです。

ファミリー層をはじめ、幅広い世代の方から人気を集めています。

2008年に初代フリードが誕生し、現在販売されているフリードは2024年に登場した3代目モデルです。
5人、6人、7人の乗車可能モデルを用意しています。

ここからは新型シエンタとフリードの違いを詳しくご紹介します。

ボディサイズの違い

ハイブリッドモデル シエンタ(7人乗り) フリード(7人乗り)
駆動方式 2WD FF
全長(㎜) 4.260 4,310
全幅(㎜) 1.695 1.695
全高(㎜) 1.695 1.755

ホイールベース(㎜)

2,750 2,740

室内(長×幅×高)㎜

2.545×1.530×1.300 2,645×1,470×1,260

ボディサイズは新型シエンタの方が高さが少し低くなっていますが、コンパクトミニバンのライバル車だけにほぼ同じサイズ感と言えるでしょう。

少し違うのは室内長です。数字だけ見ると50㎝ほどフリードが長くなっていますので、フリードの方が広く感じる方もいるかもしれません。

シートの違い

新型シエンタが5人乗り2列シートと7人乗り3列シートの2パターンに対して、フリードは6人乗り3列シートが存在します。

画像引用:フリード

この6人乗り3列シートモデルは、2列目のシートが左右独立しているキャプテンシートを採用しており、座った時にプライベート感があり、快適性と居住性が高いといえます。

加えて中央がウォークスルーになっていますので、1列目から3列目へスムーズに移動できるというメリットがあります。

一度外に出ることなく後部座席まで移動できますので、雨の日や子供のお世話をする時にストレスなく移動できそうです。

これは新型シエンタにはないフリードの特徴の1つです。

荷室の違い

  シエンタ フリード
荷室フロア高(㎜) 505 335
荷室高(㎜) 1,105 1,355
開口部高さ(㎜) 1,070 1,260
荷室幅(㎜) 1,265 1,080
荷室容量(L) 最大1,818L 最大1,241L

シエンタよりも、新型フリードが荷室フロアの高さは低く、荷室の高さが高いことがわかります。
ただ、荷室幅はシエンタが勝るため大きさは差ほど変わらないように感じられますが、容量で比較してみると、新型フリードに軍配が上がります。

2列目シートが跳ね上げ式で収納できる点は、両車同様です。

フリード

画像引用:フリード

フリードの3列目シートはサイド跳ね上げ方式となっており、3列目シートをたたんだあとに持ち上げて室内横側上部に吊すかたちになります。

それでも荷室の積載容量は十分ありますが、どうしてもデッドスペースが発生してしまいます。

新型シエンタの3列目シートはダイブイン方式です。

シエンタ

画像引用:シエンタの荷室

3列目シートをたたんで2列目シートの下に入れ込み、2列目シートを元に戻します。

3列目シートが2列目シートの下に格納されるので、荷室空間はすっきりと広い空間を創り出せるので、大きな荷物も積みやすいでしょう。

しかし3列目を格納する場合には、必ず2列目シートを一度倒す必要がありますので、作業が多くなり少し面倒かもしれません。

シートの質感では、フリードは3列目シートにもフロントシートやセカンドシートと同じ素材を使用しています。加えてホンダ独自のセンタータンクレイアウトが採用されていることにより、足元の広さが実現しており3列目の快適性も高いと言えそうです。

デザインの違い

フリード

画像引用:フリード

外装のデザインはそれぞれ好みが分かれそうです。

新型シエンタのかわいくて愛着の沸くデザインとは違い、フリードはホンダ車らしいシンプルでスポーティな印象です。

フリードのカラーバリエーションは9色の豊富なラインアップとなっています。

新型シエンタはナチュラルで優しいアースカラーを中心としたカラー展開となっていますが、フリードはシンプルな定番カラーを中心とした、メタリックカラーを用意した展開となっています。

内装も四角くて丸いフォルムにまとめられた新型シエンタに比べて、フリードは運転席まわりもシンプルでオーソドックスなデザインにまとめられています。

かわいいデザインよりも、迫力のあるスポーティな落ち着いたデザインがお好みの方にはフリードがぴったりでしょう。

安全装備の違い

新型シエンタにはトヨタの予防安全装備「Toyota Safety Sense」が標準装備されています。

自動ブレーキ機能は昼間だけでなく、夜の歩行者や自転車にも対応。

右左折時の歩行者、右折時の対向車、昼間の自動二輪にも対応しています。

高速道路でのクルージングをサポートするレーントレーシングアシスト、前を走る車についていくをサポートするレーダークルーズコントロール、標識の見逃し防止をサポートするロードサインアシストなど、最新の機能は世界トップレベルの実力を誇ります。

対するフリードの安全装備は、現在2016年デビューのモデルであるため、やや物足りなさは感じるでしょう。

自動ブレーキ機能は歩行者と車両のみで、左右折時の歩行者などには非対応です。

さらに新型シエンタでは標準装備されている、サイド&カーテンエアバッグが一部グレードでは非装着、オプション設定となっています。

安全装備は新型シエンタの方がフリードに大差をつけていると言えるでしょう。

燃費性能の違い

WLTCモード シエンタ フリード
ガソリン車(㎞/ℓ) 18.3~18.4 14.4~16.4
ハイブリット車(㎞/ℓ) 25.3~28.5 21.1~25.6

どちらもミニバンの中ではトップレベルの燃費性能を誇りますが、カタログ燃費で比較すると新型シエンタがフリードよりも優れた燃費性能です。

とくにハイブリット車では大差をつけています。新型シエンタは最新のハイブリッドエンジンを搭載しているのに対して、フリードは旧型のハイブリッドエンジンを搭載していることが原因でしょう。

ガソリン車の燃費の差に関しては多少の違いはあるものの、許容範囲と言って良いでしょう。

価格の違い

価格の違いは一番気になるところかもしれません。

エントリーモデルと最上級モデルで比較してみましょう。

【ガソリン車・2WD】

 

シエンタ
(7人乗り)

フリード
(6人乗り)

エントリーモデル 2,035,200円

2,508,000円

最上位モデル 2,686,600円

2,856,700円

【ハイブリッド車・2WD】

 

シエンタ
(7人乗り)

フリード
(6人乗り)

エントリーモデル 2,430,000円

2,857,800円

最上位モデル 3,036,600円

3,206,500円

エントリーモデルから最上位モデルまで新型シエンタがフリードを下回る価格設定となっています。

近年の両車の販売台数でいえば、フリードの方が大きく上回っており、シエンタがなかなか勝てない状況がつづいていました。

そのため新型シエンタはフリードを下回る価格設定にして、販売台数の逆転を狙っているようにも感じられます。

燃費や安全性能は新型シエンタが上回っていますので、フリードと比較した場合に限れば新型シエンタの価格はリーズナブルと言えるでしょう。

新型シエンタの納期はどれくらい?

新型シエンタは選択するグレードやオプションによって納期が異なります。

2024年6月28日時点のシエンタの納期は
ガソリン車;3-4か月
ハイブリット車:3か月程度

一般的に人気のあるボディカラーやグレードであれば、数か月で納車されることが多いですが、それも時と場合によります。
今後、半導体がさらに不足の事態に陥るかもしれません。
反対に、半導体不足が解消に向かった場合には納期が早まる可能性もありますので、トヨタ公式ホームページなどで最新情報をこまめにチェックしましょう。

新型シエンタの購入を決めているのであれば、販売店に直接最新の納期情報を確認したうえで早めに注文するのが良いでしょう。

車のご購入の相談は車の森まで!

今回はトヨタのコンパクトミニバン「新型シエンタ」について、グレード別の違いや特徴をご紹介しました。

グレードの選び方も参考にしていただき、装備内容や価格の違い、ライバル車とも比較しながら自分に合った新型シエンタを選んでみて下さいね。

新型シエンタのご購入を検討されている方はぜひ「車の森」までお気軽にお問い合わせ下さい♪

まだ欲しい車が決まっていない方や悩まれている方でも、知識豊富なスタッフがお客様のお車選びのお手伝いをさせて頂きますのでご安心下さい。

「車の森」では今回ご紹介した新型シエンタを始め、お客様のニーズに合ったお車を数多く取り揃えております!

お車をお探しの際はぜひ「車の森」にお問い合わせ、ご来店ください!

 

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【出典】

▶トヨタ

https://toyota.jp/

▶ホンダ

https://www.honda.co.jp/auto-lineup/

この記事を書いた人
営業
森田龍太朗
Ryutaro Morita
ヨシダオートサービスに入社して7年目。整備士を経て現在は営業や仕入れの業務をしています。 ブログ記事を通して自動車販売店独自の目線でお客様にお得でタメになる情報をお届けしていきます。 資格としては自動車整備学校にて二級自動車整備士を取得しております。