今回は≪スタッドレスタイヤの交換方法≫についてご解説いたします!!!
スタッドレスタイヤと聞くと、どんなタイヤを想像しますか?
多くの人は、雪道での走行時に装着する滑りにくいタイヤのことを思い浮かべるのではないでしょうか。
スタッドレスタイヤの特徴や、交換方法をご紹介します。
自身で交換する時やプロに依頼する時に、生じるメリット・デメリットもあわせてご覧ください♪♪
スタッドレスタイヤとは

雪道でも安全に運転する為に、地域によっては雪のふるシーズンはなくてはならない存在のスタッドレスタイヤ。
普段私たちがつかっているタイヤとは何が異なるのでしょうか。
~歴史~
スタッドレスタイヤとは、鋲(びょう)が打ち込まれていないタイヤを指します。
“鋲”とは金属でできた留め具のことです。
画鋲(がびょう)というと、ピンときますよね!(^^)!
また鋲は”スタッド”とも呼ばれています。
このことから「鋲=スタッド」「ない=レス」となり「スタッドレス」と呼ばれるようになりました。
以前は鋲がある「スパイクタイヤ」が日本では主流でした。
サッカーや野球、陸上競技で使うスパイクシューズのように、鋲によって滑りを防止していました。
しかし鋲が付いているため積雪が無い道路を走行すると、路面が削れるなど粉塵公害を引き起こします。
そのことにより平成3年から、スパイクタイヤの使用を原則的に禁止されました。
そして今は雪道に適したゴムを使うなど、スタッドがなくても高い走行安定性を実現するスタッドレスタイヤが主流となりました。
~特徴~
タイヤの表面は、深い溝と大きくブロック状に分けられています。
普通のタイヤにも溝はありますが、スタッドレスタイヤの場合より深くゴツゴツしている表面が特徴的です。
例えば、登山用シューズやスノーブーツを思い浮かべてください。
靴の裏はゴツゴツし、雪の上でも滑らずかき出す様に進めます。
スタッドレスタイヤも、そのような役割を果たしています。
また、低温になるとタイヤは固くなり、路面に密着しにくくなります。
路面とタイヤにの間に水膜が張ってしまうと、車が滑る原因になります。
スタッドレスタイヤは低温に適した柔らかいゴムで、路面に密着することができます!!
これらにより、積雪路面での走行に適しているタイヤと言えます。

プロに依頼OR自分で交換どっちがお得?
スタッドレスタイヤの特徴を理解したところで、次はタイヤ交換をプロに依頼すべきか自分でやるべきか、どちらがお得か見ていきましょう。
夏でもスタッドレスタイヤでの走行はできないこともないですが、タイヤ自身の寿命が縮まることや燃費が悪くなるといった、様々なマイナス面が出てきます。
ですのでスタッドレスタイヤは、年2回交換する必要があります。
「プロに依頼した場合、費用は?」
「自分でやると言っても、準備するものは?」
と、交換時にはわからないことが様々あります。
初心者の方でも自身で交換は可能なのか、ご説明いたします。

プロに依頼する場合
スタッドレスタイヤを交換するために必要な費用を、業者別にみていきましょう!!!
これからご覧いただく料金は、取り換え料金のみの金額です。
どの作業店も、車やタイヤのサイズによって金額が高くなる場合があります。
*大手A社【目安時間 4本30分~】
▽軽自動車・普通乗用車
1本1,100円~(バランス込)
▽ワンボックス・RV車
1本1,650円~(バランス込)
*大手B社【目安時間 4本20分~】
▽交換工賃
4本9,900円~(バランス込)
*ガソリンスタンドC社【目安時間 4本30分~】
▽交換工賃
4本4,400円~(バランス込)
*大阪トヨタ【目安時間 4本30分~60分】
▽交換工賃
4本8,800円
▽組み換え
8,800円
▽付け替え
2,200円
▽バランス調整
2,200円
資料引用:大阪トヨタ
このように、30分から多くみても1時間ほどで取り換えは終了します。
取付工賃代だけでおよそ10,000円ほど必要なのですね(><)
しかし、自身で取り換えができるのであれば、タイヤ交換の工賃費用はゼロ円になります♡
自分で交換する場合
まず、必要な道具の説明をいたします。

1≫十字レンチ
タイヤのホイールナットを緩める作業で使用します。
2≫フロアジャッキ
ボディの下にセットして車を持ち上げる働きをします。
3≫ジャッキスタンド
フロアジャッキで持ち上がった車体を支える役目をします。
4≫トルクレンチ
タイヤ装着後、ホイールナットの取付時に使用します。
5≫軍手
次に取り換え手順をご説明します。
自身で作業をされる場合には、作業場所が平地かどうかの確認は必須です!!
傾斜になっては車止めをしていても、支えきれなく動いてしまっては大きな事故につながります。
必ず頑丈な平地で作業をしましょう(。-`ω-)
1.サイドブレーキをかける
パーキングに入れサイドブレーキをかけて、エンジンを停止させましょう。
車輪止めがあれば尚良いです。
前のタイヤを交換する時は後ろに、後ろのタイヤを交換する時は前に設置します。
2.タイヤのナット(ネジ部分)を緩める
ジャッキを使って車体を持ち上げる前に、十字レンチを使ってナットを緩めます。
ナットが固く、緩まないからといって足で強引に力を入れてはいけません。
反時計回りに手で回しましょう♪♪
3.フロアジャッキ&ジャッキスタンドを使用
フロアジャッキをボディの下にセットし、車体をあげましょう。
フロアジャッキだけでは安定性に欠ける場合もあるため、ジャッキスタンドも併用して使用します。
車体が持ち上がったところで、ジャッキスタンドを地面と車の間に挟みましょう。
4.ナットを取り外した後、スタッドレスタイヤ装着
先ほど緩めたネジ部分を取ると、タイヤが外れます。
同じ位置にスタッドレスタイヤをはめ込みましょう。
5.ナットを手で取り付ける
スタッドレスタイヤがはまったら、ある程度手でネジを締めます。
6.ジャッキを下げる
2つのジャッキを下げて、スタッドレスタイヤが装着された車を設置します。
7.ナットをトルクレンチで締める
手で軽く締めていたネジ部分を、トルクレンチを使って締めます。
最後にホイールカバーを取り付けて終了です!!
いかがでしたでしょうか。
自身での取り換え作業はできそうですか(*´з`)
慣れている方だと1本10~15分ほどで済む作業ですが、車を持ち上げての作業はなかなか大掛かりな印象を持ちます。
結論:毎年2回必ず交換する方はセルフがお得!!
工具をイチから揃えようとなると、それなりの金額になります。
▽十字レンチ
2,000円前後~
▽フロアジャッキ
6,000円前後~
▽ジャッキスタンド
3,000円前後~
▽トルクレンチ
4,000円前後~
安く見積もっても15,000円以上は必要になります。
2~3年に1回スタッドレスタイヤを装着してウィンタースポーツや旅行に行かれる場合はプロに、寒冷地にお住まいの方や毎年帰る帰省先が寒冷地など年2回必ずタイヤ交換をされる方はご自身で交換するのがおすすめです。
スタッドレスタイヤ・夏タイヤと毎年2回の交換費用は安くはありません。
20,000円以内で工具が揃えられるのであれば、消耗品にはなりますがスグつぶれるような工具ではないので、間違いなく工賃代の節約になります♪♪
しかし自分で交換するのに自信がない方や、不安と思われる方は無理をせず、プロに依頼する手段を選択しましょう。

プロに依頼する
メリット・デメリット
次に、プロに依頼した場合のメリット・デメリットをご紹介します。
タイヤ交換のご予定がある方は、ぜひ参考にしてみてください♪
■メリット
・安心安全が保障されている
・気になったところをプロに聞ける
・店舗によってはサービスを受けることができる
・車種別の推奨タイヤを購入できる
■デメリット
・店舗によっては予約必須
・作業店に出向かないといけない
・複数店の料金調べをしないと損をする場合がある

自分で交換する
メリット・デメリット
続いてご自身で交換する時に生じる、メリット・デメリットのご紹介です。
プロに依頼する場合と、どのようなポイントに違いがあるのか見ていきましょう。
■メリット
・工具さえ揃っていれば工賃代はタダ♪
・交換したいときに交換できる
■デメリット
・交換中の事故に注意が必要
・ネジ部分の緩みがあると脱輪の危険も..
・安全性に欠ける場合もある
これらを考えると、安全性か確保されているプロに依頼される方が多いように見受けられます。
しかし自動車関係にお勤めの方や、知識が豊富な方はご自身で作業されてはいかがでしょう♪♪

コスパが高い
スタッドレスタイヤ2選
最後に車の森が厳選した、コスパが良いスタッドレスタイヤを2つご紹介します!!!
この冬スタッドレスタイヤを新たに購入されるご予定の方、必見です★
ブリヂストン:BLIZZAK VRX2

雪国での装着率がNo.1のスタッドレスタイヤを販売するブリヂストンからは『ブリザック・ブイアールエックス2』がオススメです!!
12インチから20インチまでの設定で、SUVタイプもありますがこちらは乗用車タイプになります。
雪道走行での安定性や「しっかり止まる」安心感を提供してくれます。
料金は安い設定ではありませんが、価格以上にパフォーマンスを体感することができます♪
30年もの長い歴史を持つブリザックは、冬場の積雪地帯での走行時には欠かせないタイヤと言えるでしょう♪
▽出典
https://tire.bridgestone.co.jp/blizzak/vrx2/index.html
ヨコハマタイヤ:iceGUARD6

ヨコハマタイヤからは”アイスガード6″のご紹介です!!
こちらはブリヂストンとは違い、軽自動車からミニバン・SUVといった様々なボディタイプに適したサイズが用意されています。
従来のアイスガードの製品より、氷上性能は15%アップしたと言われており、凍結した路面の制動距離の短縮を実現しています。
また、吸水率も6%アップしているのでゴムが路面にしっかり密着することにより、滑りやすい道路でも安定した走りを体感することができます★
▽出典
https://www.y-yokohama.com/product/tire/iceguard_6/

まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はスタッドレスタイヤについてのお話でした。
工具を持っていたり自身で作業できる方は自分で、交換できそうになければ、ディーラーやカー用品店に任せましょう♪♪
プロに頼むのであれば、信頼しているお店で作業をしてもらうのが一番です★
初めて依頼する作業店になると不安要素も出てきてしまいます。
まずは見積もりを依頼するのも一つです。
値段重視で作業をしてもらうなら、いくつかのお店で見積もりをとってもらうことをおすすめします(*^^)v
また、国産タイヤになると少し値段は高くなってしまいますが、値段以上に安定した走りができるため、スタッドレスタイヤにはできれば国産タイヤのご購入を勧めます。
外国産では値段は国産よりはるかに安いため、人気もありますがやはり国産を選ばれるユーザー様も多くいらっしゃるようです。
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皆様のご来場、お問合せ心よりお待ち致しております。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。